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作成日: 2018.04.19

川崎は「武蔵小杉」だけじゃない!人口急上昇エリアは他にも!

川崎は「武蔵小杉」だけじゃない!人口急上昇エリアは他にも!

武蔵小杉の再開発で街のブランド力が高まった川崎市。2017年4月に人口150万人を突破するなどその勢いは止まりません。武蔵小杉が注目されることの多い川崎市ですが、人気エリアは他にも多数あります。それら人口増加エリアの特徴を解説します。川崎に住みたいという方は必読の内容です。

東京・横浜からも人々を吸引する川崎

川崎市の人口動向をより詳しくみた時、特筆すべきことが2つあります。それは「市民の平均年齢の若さ」と「東京・横浜からの転入超過」です。

市民の平均年齢が若いということは、現役世代が多い分、今後の税収が安定しやすいといえます。住む街として考えた場合、公共サービスが充実しやすいと考えられます。ちなみに国勢調査(平成27年)によると、川崎市民の平均年齢は42.8歳。全国平均の46.4歳よりも3.6歳若くなっています。

次に、東京・横浜からの転入超過についてですが、転入超過とは「転入した人が転出した人」を上回っているということです。東京と横浜といえば、日本でも有数の広域から人が集まるエリアです。この東京・横浜から、人を吸引しているのが川崎なのです。

川崎市の統計では、2017年は東京都23区からの転入超過が1,106人、横浜からの転入超過が408人となっています。

川崎市内で人口増加の高いエリアを紹介

写真:PIXTA

では、なぜ川崎市がここまで人々を引き寄せているのかというと、理由はシンプルで開発が盛んに行われているからです。川崎市の分析でも、「マンションや戸建てが多く建てられたエリアが高い増加率」となっています。

川崎で開発された場所といえば、中原区の「武蔵小杉」です。駅周辺のタワーマンションの整備や大型商業施設の設置などにより、小杉町3丁目の2012年から2017年の人口は2倍と倍増しています。

武蔵小杉の存在感があまりに強いので、「勢いのある川崎=武蔵小杉」の印象がありますが、川崎市のデータを細かくみていくと、人口増加の多いエリアは他にも数多くあります。その中のいくつかをご紹介します。

川崎区港町(4倍)
川崎駅に近く交通の便が良いエリアです。2012年までの人口が1,105人だった同エリアは、2017年には4,579人と大幅増加。増加数は3,474人で、町丁単位でみてみると武蔵小杉のある中原区を抑え、最も多い数字です。人口は4.14倍。港町駅北側のタワーマンションの建築が増加理由の1つでしょう。

はるひ野駅周辺(5丁目:1.93倍)
麻生区のはるひ野5丁目・4丁目も人口増加の高い地域。2012年と2017年を比較すると、5丁目は1.93倍、4丁目は1.7倍となっています。そこまで広いエリアではありませんが、宅地造成による駅周辺のマンション・戸建ての新築が主な理由で、再開発の進む新百合ヶ丘に近いエリアながら、自然も残っているため、子育て世代が多く転入しています。

幸区都町周辺(1.76倍)
幸区にある都町と塚越は、南武線の矢向駅近辺のエリア。都町の2012年の人口は398人、17年では703人と増加数は305人で1.76倍に。幸区は東京都にもほど近く、工場の誘致などビジネス面の発展でも注目のエリアです。川崎駅にも、比較的近いため、アクセスの良さを重視する方々にも人気があるのではないでしょうか。

この他、川崎大師周辺も人口増加が多いエリアです。

今後、川崎駅西口では大規模な開発も

ここまでお話ししてきた通り、川崎市で勢いのある街は武蔵小杉だけではありません。川崎市に住みたい、あるいは、川崎市で不動産投資をしたいとお考えの方は、市内全域を視野に入れてみてはいかがでしょう。

最後に今後の川崎市の開発について触れておきます。大型開発としては、川崎駅西口側の周辺エリアに延べ床面積で約140,000平方メートルのオフィス棟、ホテル棟の建設が進行中です(2022年竣工予定)。

ビジネス面でのさらなる発展にともない、働き盛りの世代の市内への転入も期待でき、川崎市の人口増加のプラス材料です。

参照:平成29年度版 川崎市統計データブック

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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