「花粉対策」のためのお部屋の掃除術
「お掃除の時間帯」は起きてすぐ?夕方以降?
花粉シーズンに推奨したい「お掃除の時間帯」ついてです。理想は「起きてすぐ」または「夕方以降(日中、室内に誰もいないお宅のみ)」のどちらかです。「起きてすぐ」の場合、室内に舞った花粉は就寝中、床に積もります。そのため、掃除をしないで行動してしまうと、花粉が再び空中に舞ってしまうのです。しかし、起床直後にお掃除をすれば、効率的に花粉を除去することができます。一方、「夕方以降」の場合は、日中に花粉が床に積もります。そのため、帰宅してすぐにお掃除をすれば効率的です。
花粉が舞いにくいアイテムを使う
次に見直してみたいことは、掃除アイテムについてです。「花粉をしっかりとりたい」という考えから、掃除機を勢いよくかけるのは逆効果です。いくら吸引力が強い掃除機でも、空中に舞った花粉はうまく吸い取ることができません。そのため、掃除機をかける場合は「とにかく静かに」動かすのがコツです。
花粉が舞いにくい掃除アイテムとしては「モップ」も良いでしょう。モップの中でも、しっかりホコリをとってくれる「マイクロファイバー素材」が人気です。気になる方は「マイクロファイバー モップ」で検索してみてください。
窓際の花粉をブロックするカーテン
花粉シーズンは、窓をなるべく開けないことも大切です。とはいえ、洗濯を干したり、換気をしたりするために「一瞬だけ開ける」こともあるでしょう。この「一瞬」でもたくさんの花粉が入ってきます。そうすれば、せっかくのお掃除が台無しです。
窓際の花粉をブロックするアイテムが「花粉キャッチ(花粉対策)カーテン」です。特殊な織りになっていて、花粉を効率的に絡め取ります。最近では、様々なデザインや風合いの花粉キャッチカーテンが出ているのでお部屋のインテリア性を損ねることもありません。
冬が終わっても引き続き加湿器が大活躍
乾燥シーズンが終わり「加湿器はあまり使わなくなった」という方も多いでしょう。しかし、花粉シーズンも引き続き加湿器は大活躍します。室内の湿度を上げると空中の花粉やホコリも湿り、その分、重みが出て床にたまりやすくなるのです。ただし、床に積もっても、そのままにしておけば乾燥して再び舞ってしまいます。
そうならないよう加湿してしばらくたったら、花粉をしっかり取り除くことが重要です。加湿器にはデメリットもあり、湿度が高すぎると結露(窓の水滴)が出てカビ発生の原因になります。大量の水滴が出ない湿度に調整しましょう。
「要注意スポット」見逃しがちな玄関もしっかりお掃除
帰宅したときに「花粉を室内に入れたくない!」との思いから、玄関で衣服や髪についた花粉を落とす方も多いでしょう。玄関は、もともと屋外と接するところなので、花粉がたまりやすい場所です。この花粉を落とす行為で、さらに花粉がたまりやすい場所になりやすいといえます。特に花粉量の多い玄関は、ホウキとチリトリを使わないのがベターです。
水気を含ませてから雑巾で拭き取ったり、水で洗い流したりすると花粉が空中に舞うことを防げます。雑巾で拭き取る場合は、100均などで売っている「お掃除用ボトルスプレー」などを利用すると、手軽にまんべんなく水を吹き付けることができるでしょう。
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