部屋づくりのコツをインテリアスタイリストに教えてもらった
グリーンを置こう
「植物は絶対入れた方がいいですね。家具は『モノ』です。植物を置くことによって、生きているものの空気が加わるので、空間が変わります。ドライフラワーでもいいですし、エアプランツでもいいですよ」
土を必要としないエアプランツは、水やりも少なく丈夫とのことなので、忙しい人にも向いていますね。
照明は吊るすタイプがオススメ
「照明は絶対つけるじゃないですか。なかなか他の物で吊るすタイプのものはハードルが高かったりするので、吊るす照明で空間にアクセントがつくんです」
上の写真では、窪田さんはカーテンレールにドライフラワーと羽のオブジェを吊り下げている。これが難しくても、照明なら吊るすタイプを選べばおのずとアクセントになりますね。
また、吊るすタイプの照明は影が生まれやすく、天井に張り付いた照明だと影が生まれにくい。「陰影っていうのはくつろぎの空間を演出する効果があるので、夜しか帰らない方だったら、明るい照明は必要なく、黄色っぽい暖色系の光を使うことで、オフィスの白い光との差が出やすく、リラックスできると思います」
部屋の用途によって色を使い分ける
部屋がいくつかあったら、照明を使い分けると、部屋の使い勝手がよくなります。
仕事や勉強をする部屋には、集中力を高める白っぽい光を選ぶ。そして部屋全体を照らして、影が生まれないようにする。一方でリビングは暖色系の色を選んで、部屋全体を照らそうとせず、陰影を作るように工夫する。
ちなみに窪田さんは通年でどの部屋も暖色系の色にしているそうです。
部屋にも季節感は必要です
ファッションと同じように、部屋にも季節感が必要です、と窪田さん。
「寒い時期に青いものばかりに囲まれてしまうと、寒々しい雰囲気になってしまうので、暖かい色を取り入れるとか、毛足の長いものを取り入れるとか、季節によって変えるのはとても大事ですね」
小物は部屋の雰囲気を左右するので(詳しくは 基本編の記事へ )、季節感も小物で調整ができそうです。
ラグは重ねる
「一枚だけだと、はっきりと仕切られちゃうので、どんどん重ねましょう」
一瞬で誕生するコーヒーコーナー
何もない場所が意味を持った場所になる瞬間です。実演していただきました。
「木の板を挟んであげると、そこに違う空間ができます」
デコレーションする際のヒントは、
「小物を置くときは似た素材を隣に置くのではなく、あえて別の素材、ガラスと鉄とか、本物のサボテンと陶器のサボテンとか、別モノの素材を並べるとアクセントになります」
ポイントは「三角形を意識すること。高さや奥行きを変える。ギザギザやジグザグにすると表情が出やすいです」
とのことです!
流木を使ってコートハンガーを作る
収納スペースがない。そんなときは、「フック・紐・流木」でハンガー掛けができます!
有孔ボード&木の突っ張り棒が人気
木の突っ張り棒とボードの組み合わせは、既存の壁紙はそのまま部屋の雰囲気を自在に変えるので、とても流行っているそうです。
「木の突っ張り棒を天井から床にかけて突っ張らせ、そこに板を打ち付けると、新しい壁になります。最近流行ってますね。どこでも手に入りますし金額も安いですし。賃貸のおうちには使いやすいですね」
自分の部屋にあてはめてみる
マストアイテムから最近の傾向まで、色々教えていただきありがとうございました!
窪田さんの部屋づくりの基本&コツ、お読みいただいた方のお部屋にも、取り入れやすい部分から当てはめていただければと思います!
撮影:田中夏子、清水まゆみ(※)
取材協力
インテリアスタイリスト
窪田 俊さん
窪田さんの最新動向はInstagramでチェックできます! Instagram : https://www.instagram.com/kubota.shun/
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