リノベで家ができるまで[2]:配線位置が変わって柱が立ち始めていた
この物件は、天井を剥き出しのまま使用するデザインです。そのため、水道、ガス、電気の配線を床の下に配置します。Renosyリノベーションの設計担当山口(以下山口さん)に「配線・配管の位置が変わるのをみたい 」とリクエストし、変わった頃に現場へ向かいました。
柱がすでにニョキニョキと!
先日みたスッキリした光景に、新たな配管・配線が敷かれているだけのシンプルな景色を想像して扉を開けたところ、床だけでなく、垂直方向にスチール製の柱が大量に建てられていました!
こちらの物件で使われていたのは、木の柱ではなく、軽天材(けいてんざい)と呼ばれる鋼材でできた壁の下地材。工業製品なので、どの下地でも狂いが少なく扱いやすいのが特徴だそうです。
過去に見学した別の物件では、壁の下地材が設置される前に、床の下地が先に敷かれていました。この物件は壁先行で施工していました。いろんなパターンがあるようです。
さて今回は、配管・配線の位置が変わった様子をチェックしようと思ったのですが……
コンクリートに材料や工具類が置かれ、配管をじっくり鑑賞できる状態ではないです。でも近づいて下地材の林に分け入り、柱の間から床を覗いてみました。
配管は、グレー、赤、オレンジ、ブルー、白、2本くっついた白と6色ありました。山口さんに聞いてみたところ、
- グレー:排水用の配管(キッチン、洗面など、家の中で使った水を流す管)
- 赤(写真左の3本):電気の配線やインターネット(光)の配線などを通すための配管
- オレンジ:給湯用の配管(お湯)
- ブルー:給水用の配管(お水)
- 白:ガスの配管
- 2本セットの白:追い焚き用の配管
でした。
前回スケルトン時に見た、前のおうちの配管は、水回り部分が集中していました。山口さんに聞いたところ、通常のマンションプランニングでは、水回りをまとめることが多いそうで、なので下の写真のような状態になるそうです。
リノベーションでは、構造上の制約がありながらも自由な間取りを実現できるので、キッチンの場所などを動かすことができます。
今回のリノベーションは、天井はコンクリートのままにするデザイン。そのため床下に、水回りの配管、電気の配線の一部を設置します。結果として、部屋中に配管・配線が張り巡らされることになりました。電気やインターネットなどの線を通すオレンジ色の管は、それぞれの部屋に張り巡らされますが、元はまとまってユニットバスの天井部で集合するそうです! (作業をしやすくするため、配線は1箇所にまとめるそうです)
まだ軽天材がない空間で、間近で見ることができた管がこちら。
次は、柱の間を縫って、床の下地が敷かれる様子を見に行きます 。
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