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作成日: 2018.07.13

リノベで家ができるまで[2]:配線位置が変わって柱が立ち始めていた

リノベで家ができるまで[2]:配線位置が変わって柱が立ち始めていた

Renosyのリノベーションでは、主に区分マンションのリノベーションを手がけています。元あった中古マンションがリノベーションでどのように変わるのか、「リノベで家ができるまで」シリーズとして、ゼロから完成までを追いかけます。第2回は、配線が新しくなった様子をレポートします(第1回はこちら)。

この物件は、天井を剥き出しのまま使用するデザインです。そのため、水道、ガス、電気の配線を床の下に配置します。Renosyリノベーションの設計担当山口(以下山口さん)に「配線・配管の位置が変わるのをみたい 」とリクエストし、変わった頃に現場へ向かいました。

柱がすでにニョキニョキと!

先日みたスッキリした光景に、新たな配管・配線が敷かれているだけのシンプルな景色を想像して扉を開けたところ、床だけでなく、垂直方向にスチール製の柱が大量に建てられていました!

アートギャラリーの面影はなく、家をつくる現場になった!

こちらの物件で使われていたのは、木の柱ではなく、軽天材(けいてんざい)と呼ばれる鋼材でできた壁の下地材。工業製品なので、どの下地でも狂いが少なく扱いやすいのが特徴だそうです。

過去に見学した別の物件では、壁の下地材が設置される前に、床の下地が先に敷かれていました。この物件は壁先行で施工していました。いろんなパターンがあるようです。

軽天材が、天井の上までニョキニョキと

さて今回は、配管・配線の位置が変わった様子をチェックしようと思ったのですが……

絶賛作業中です

コンクリートに材料や工具類が置かれ、配管をじっくり鑑賞できる状態ではないです。でも近づいて下地材の林に分け入り、柱の間から床を覗いてみました。

矢印の先は、まだつながっていない管の端っこ! 

配管は、グレー、赤、オレンジ、ブルー、白、2本くっついた白と6色ありました。山口さんに聞いてみたところ、

  • グレー:排水用の配管(キッチン、洗面など、家の中で使った水を流す管)
  • 赤(写真左の3本):電気の配線やインターネット(光)の配線などを通すための配管
  • オレンジ:給湯用の配管(お湯)
  • ブルー:給水用の配管(お水)
  • 白:ガスの配管
  • 2本セットの白:追い焚き用の配管

でした。

前回スケルトン時に見た、前のおうちの配管は、水回り部分が集中していました。山口さんに聞いたところ、通常のマンションプランニングでは、水回りをまとめることが多いそうで、なので下の写真のような状態になるそうです。

リノベーションでは、構造上の制約がありながらも自由な間取りを実現できるので、キッチンの場所などを動かすことができます。

通常のプランニングではよくある配管の光景

今回のリノベーションは、天井はコンクリートのままにするデザイン。そのため床下に、水回りの配管、電気の配線の一部を設置します。結果として、部屋中に配管・配線が張り巡らされることになりました。電気やインターネットなどの線を通すオレンジ色の管は、それぞれの部屋に張り巡らされますが、元はまとまってユニットバスの天井部で集合するそうです! (作業をしやすくするため、配線は1箇所にまとめるそうです)

リノベーションで部屋中に伸びた配管

まだ軽天材がない空間で、間近で見ることができた管がこちら。

直径にも違いがありました。電気の配線やインターネットの配線等に使用するオレンジの管より、追い焚き用の束になった白い管の方が直径が小さかったです。

次は、柱の間を縫って、床の下地が敷かれる様子を見に行きます

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この記事を書いた人

清水まゆみ 宅地建物取引士

RENOSY マガジンスタッフです。 2017年から区分の不動産投資を始めました。現在は1物件の管理組合理事長を経験中。体験談を語っています。 【不動産投資をやってみた】体験レポート

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