リノベで家ができるまで[3]:床の下地が敷かれました
主に区分マンションのリノベーションを手がけるRenosyのリノベーション。一つの物件の出来上がりまでを観察中で、これまで
を見に行きました。今回は3度目の現場訪問です。
コンクリートの床(スラブ)一面に、「パーティクルボード」と呼ばれる接着剤で圧縮して固めた木の板と、その上に敷く「捨て張り用の構造用合板(コンパネ)」が敷き詰められつつありました。パーティクルボードと構造用合板(コンパネ)は、毎日の生活で直接触れる面となるフローリング(仕上げ材)の下に敷かれる床の下地です。こちらの物件は、仕上げ材のフローリングに無垢のアカシヤ材を使用するため、捨て張りの構造用合板も敷くとのことでした。
パーティクルボード(と合板)を先に敷き詰める「床先行工法」と、間仕切りがたったあとにパーティクルボードを敷き詰める「壁先行工法」の2通りあるようですが、こちらの物件では壁先行型です。
配線と軽天材でできた柱が立ち並ぶ場所↓
に、床の下地、パーティクルボード(&捨て張りの合板)が敷き詰められていました。
パーティクルボードはほとんど見えなかったのですが、下の写真にパーティクルボードがチラっと見えています。
パーティクルボードと構造用合板(コンパネ)の下はどうなっているかというと、
コンクリートスラブの上に、音を吸収するゴム(防振ゴム)を一定の間隔でしいていきます。ゴムは床面と接着します。ゴムに高さ調整ができるボルトがセットでくっついていて、その上にパーティクルボードを支える「システム根太(ねだ)」を置きます。そこに根太の上にパーティクルボード、構造用合板、そしてフローリング材が敷かれる、という仕組みです。
少々わかりづらいかもしれませんが、高さの調整がされているボルトの写真がこちらです↓
こちらも少々わかりづらいですが、部屋全体にパーティクルボード&構造用合板が敷き詰められつつある様子がこちら↓
現場監督はじめ、大工さんたちは忙しそうなので、「防振ゴムを手に取ってさわってみたい」というリクエストは言い出せずに、作業の邪魔にならないよう静かに観察しました。
丸ノコで材料をカットしたり天井での作業など、いろんな作業が同時進行していました。
今度は、ユニットバスが入った後に現場にいきましたので、その様子をお伝えします!
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