人気リノベーション!カリフォルニア(西海岸)テイストを研究する
カリフォルニア文化を心から愛しているか?が大事
はじめに、基本の考え方からお話ししていきたいと思います。これはカリフォルニア・テイストに限らず、すべてのリノベーションについて言えることですが、空間の雰囲気の良さは「部屋のデザイン+インテリア」をミックスした時の相乗効果で生み出されます。この部分をきちんと理解しておかないと、室内デザインを「〇〇テイスト」にリノベーションしても、それに合わないインテリアをコーディネートしてしまい、ちぐはぐな印象になりがちです。
もう1つ根本部分で考えたいことは、そこに暮らす人がそのテイストを心から愛しているかです。
例えば、休日にサーフィンを楽しんでいるような方なら、「カリフォルニアっぽいインテリアにしよう」と意識しなくても、自然にカリフォルニアっぽい空間になります。部屋の片隅にサーフボードが立て掛けてあったり、サーフィンの時に着ていく使い古しのTシャツが並べてあったりするだけで、西海岸の雰囲気になります。
ビーチクルーザーやMacもカリフォルニアのアイコン
カリフォルニアを象徴するアイコンは、サーフィンだけではありません。老若男女がビーチ沿いを自転車で走る光景もカリフォルニアの風物詩です。ビーチクルーザーを部屋の入口に置くだけでも西海岸の雰囲気を演出できます。ビーチクルーザーやサーフボードは、オリジナルラックを作って室内に飾ると、存在感が強調されてアクセントになります。
また、カリフォルニアと言えば、Macを世界中に供給するApple社のホームでもあります。サーフボードの立て掛けてある部屋にさりげなくMacを置くという演出も良いでしょう。
カリフォルニアテイストの室内デザインの3ポイント
冒頭でもお話しした通り、リノベーションした空間の雰囲気は、「部屋のデザイン+インテリア」で作られます。逆に言えば、インテリアにいくらこだわっても、部屋のデザインが異なれば、本格的な雰囲気をつくることはできません。
カリフォルニアテイストの室内デザインでは、一般的に「洗練しすぎない適度な粗さ」にこだわっていることが多いです。具体的には次のような部分です。
- ポイント1:木材へのこだわり
木を積極的に使うのがカリフォルニアテイストの特徴です。ただし、きれいな木目のものは使わず、あえて節が目立つものを使ったり、古材を採用したりします。これらの木材をキッチンカウンターのフロント面に貼ったり、作り付けの棚に利用したりといった活用法があります。 - ポイント2:太陽光を強調する壁
開放的で明るいカリフォルニア空間を作るには、外光をいかに上手く利用するかがポイントになります。しかし、中古マンションは、窓の面積を広げたり、窓を交換したりすることを管理規約で禁止していることが多いです。これを解消するため、壁のベースには太陽光が強調されるホワイト色がよく使われます。これは好みが分かれるところですが、DIY好きが多いカリフォルニアらしく、塗りムラのある壁にする方もいます。 - ポイント3:開放的な間取り
開放的な雰囲気がカリフォルニアテイストでは重要です。いくつか部屋がある中古マンションなら、2室を広い1室にまとめてゆったりとした間取りにするのも一案です。
この他、自然との一体感を大切にするカリフォルニアらしくグリーンを豊富にレイアウトするのも手です。ここではカリフォルニアにフォーカスしましたが、他にもさまざまな魅力的なテイストがあります。比較した上でライフスタイルに一番なじむスタイルを採用してください。
※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。