1. TOP
  2. RENOSY マガジン
  3. 特集
  4. バスルームを素敵に!浴室の在来工法とユニットバスって?

作成日: 2018.05.24

バスルームを素敵に!浴室の在来工法とユニットバスって?

バスルームを素敵に!浴室の在来工法とユニットバスって?

中古マンションをリノベーションするときには、キッチン、リビングに加えて、バスルームも関心の高い空間です。在来工法とユニットバスの違いにも触れながら、浴室の機能や設備、空間作りについて紹介します。

ユニットバスという単語で誤解していませんか?

浴室に関してまぎらわしい言葉が「ユニットバス」です。この用語を聞いて「トイレとバスが一緒になったビジネスホテルや学生向け賃貸マンションの設備」と勘違いしてしまう人も少なくありません。分譲マンションでいう「ユニットバス」は、「ユニット工法」で組み立てられた浴室をいいます。近年の新築マンションでは大半が、このユニット工法を採用している傾向です。

「ユニット工法」と対比されるもので「在来工法」というものがあります。在来工法で施工されたかつての浴室は、床や壁にタイルを1枚ずつ貼るものでした。そのため、丁寧で精巧というメリットの反面、職人さんの手間と時間がかかってしまう点はデメリットだったのです。その手間を解消するために開発されたのが「ユニット工法」といっても過言ではありません。ユニット工法は、事前に防水性の高い素材で浴槽・天井・床・壁などのパーツを工場で生産し、マンション内で組み立てる効率の良い工法です。

「それでは、ユニットバスのサイズは決まっているの?」という疑問が生じるかもしれません。しかし、ユニットバスには縦・横とも豊富なサイズが用意されています。そのため、マンションの浴室スペースに入るサイズであれば多くの選択肢から「足を伸ばしたい」「横幅ゆったりが好み」など、浴槽サイズをセレクト可能です。

こだわるなら在来工法の浴室も

浴室にこだわりがある場合は、ユニットバスよりも在来工法のバスルームがおすすめです。在来工法なら、浴槽の素材・形・デザインなど、すべてを自由に設計することができます。例えば、ヒノキのお風呂や、猫足のバスタブ、陶器の浴槽など憧れのバスルームも実現可能です。しかし、ユニットバスよりも早めのメンテナンスが必要になります。

シニアに配慮したバリアフリー

近年の浴室事情はシニア世代に配慮したバリアフリー機能も豊富な傾向です。安全性に配慮した浅めの浴槽や浴室内の手すり、さらに浴室内での転倒事故を防ぐために水はけがよく乾きやすい床タイルが施されています。また、浴室内と外の温度差でヒートショックなどの健康被害を防ぐために、浴室内の温度をコントロールする機能も設置されるようになっていることも一般的です。

バスルームのうれしい機能を紹介

現代のユニットバスは、オプションも豊富で高機能になっているのも特徴です。共働きの夫婦も増え、子どもたちも塾で遅くなる現代のファミリーは入浴時間もバラバラになることが多いですよね。お湯がさめないように「魔法瓶」の原理が応用された断熱構造の浴槽は、「帰宅が遅くなってもお湯が温かいまま」という省エネにもつながる機能です。

「水はけがよい」「温かい」「衝撃にも優しい」と三拍子そろった床もそのひとつといえます。ほかにもシャワーの水に空気を含ませることで、節水しながら高級スパのようなソフトな感触が味わえるシャワーや、安全性に配慮しながら節水できる浴槽など種類もさまざまです。タイルやデザインも多彩なバリエーションからセレクトできるため、ユニットバスで満足度の高いバスルームが実現するでしょう。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

Facebook Twitter Instagram LINE Mail magazine LINE