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更新日: 2021.05.21

アパートのベランダに日よけをつけるメリット。効果と使用方法を紹介

アパートのベランダに日よけをつけるメリット。効果と使用方法を紹介

「日よけ」は暑さを防ぎ、紫外線をカットするだけでなく、さまざまな点からアパートのベランダでも大活躍してくれるアイテムです。日よけの種類や用途、日よけがもたらす紫外線カット以外の効果や使用方法についても詳しく解説します。

アパートのベランダに日よけをつけるメリット

サンシェードやオーニングともよばれる「日よけ」は、一戸建ての家だけでなく、賃貸アパートのベランダや軒先に取り付けることも可能です。日よけがもたらすメリットについて考えてみましょう。

紫外線をブロック

UVカット効果のない窓ガラスやカーテンは紫外線を簡単に通すので、ベランダの日よけで直射日光を遮断し、しっかりと日陰をつくることが大切です。

特に波長の長い「紫外線A波」は、窓ガラスを通り抜け、肌の真皮層にまで到達します。完全に日焼けをカットできるわけではありませんが、直射日光の当たる日なたと比べればその差は大きいといえるでしょう。

さらに人体への影響だけでなく、日光で床や家具が色褪せしてしまうのを防ぐことにもつながります。

電気代節約

昔は夏になると、簾(すだれ)や葦簀(よしず)を軒先に吊るすのが一般的でした。日陰をつくり、夏の暑さを軽減するためです。日よけも同様、暑さを和らげ涼しく快適な空間をつくります。

真夏にエアコンをかけていてもなかなか室内温度が下がらないという経験はありませんか?これはベランダのコンクリートや窓ガラス、窓枠などが熱くなって発生する「日射熱」が原因なことも多くあります。

窓の外に日よけをつけるだけで日射熱が室内に侵入しにくくなります。エアコンも効きやすくなるため、電気代の節約にもつながります。

雨よけにも

日よけは、雨よけとしても活用することができます。屋根が短いベランダの場合は、急な横なぐりの雨風で洗濯物が濡れてしまいますが、日よけがあると慌てる心配がありません。防水機能を備えた日よけであれば、なおよいでしょう。

またちょっとした目隠しにもなり、プライバシーが守られるといったメリットもあります。

アパートのベランダ用日よけの選び方

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一軒家と違い、アパートのベランダはスペースが限られています。賃貸の場合、取り付けのために壁や屋根に改造を加えるのは好ましくありません。アパートのベランダに適した日よけを紹介します。

カーテンタイプ

「カーテンタイプ」の日よけは、ベランダの柵や物干し竿を活用します。カーテンのループを棒に通すだけなので、女性1人でも簡単に取り付けられるのがポイントです。

使わないときは端に寄せておけるので、ベランダがすっきりと見えます。すりガラスのような半透明のものや、風通しのよいメッシュタイプなどがあり、ニーズに合わせて選ぶことが可能です。

賃貸アパートで大きなシェードの取り付けが禁じられている場合は、カーテンタイプが役に立つでしょう。

シェードタイプ

「シェードタイプ」は、窓枠の上に直接取り付けるものと、穴を開けずにつっぱり棒を使うものがあります。

直接取り付けるものは、窓枠のサッシにフック状の取り付け金具をはめ込み、シェードを重りで固定するのが一般的です。つっぱり棒の場合は、上下に伸びる棒でアームを支えます。

どちらの場合も、窓枠やベランダのサイズをきっちりと測ってから購入しましょう。

日よけをつける際に注意すること

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アパートのベランダは「専用が認められた共有部」という位置づけのため、日よけをつける際は色々な注意点があります。

また、アパートごとに設置の決まりがある場合もあるので、ルール違反にならないように、事前確認は怠らないようにしましょう。

落下しないための安全対策が必要

階が上がるにつれて、ベランダに吹きこむ風も強くなります。強い風で日よけが飛んでいってしまわないように、しっかりと固定することが大切です。

日よけが外れて落下したり、ベランダにあったプランターを直撃したりすると、下にいる人がケガをしたり、物が壊れたりと被害が出る恐れがあります。

防水機能を備えたマルチな日よけもありますが、豪雨の際は水の重みで破れたり、支えているポールが曲がったりすることも考えられます。

台風や豪雨時には、日よけを畳む、外すなど、何らかの安全対策を考えましょう。

事前に大家や管理会社へ確認する

日よけに限らず、柵やシェルター、物置などをベランダに設置するときは、事前に大家や管理会社に確認し、許可をもらうようにしましょう。

賃貸アパートには共同生活の秩序を守るための管理規約があり、ベランダの使い方や物の置き方などが細かく定められているのです。

中には、シェードの設置を禁止しているところもあります。落下の危険があるため、景観を保つため、避難経路を確保するためなど、物件ごとに理由が異なりますので、こちらも確認しておいた方がよいでしょう。

まとめ

紫外線カットやプライバシー保護などの観点から日よけをつけるメリットは大きいといえますが、賃貸のアパートの場合は、管理会社や大家の確認が必要です。

落下の危険性なども考慮しながら、安全で快適に使えるアイテムを探しましょう。物干し竿に吊るす簡単なカーテンタイプでも、効果は十分感じられるはずです。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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