マンションのリフォーム期間の目安は?部分や規模による違いについて
壁や床を張り替えたり、設備を交換したりすることで、年月の経ったマンションを快適な空間に生まれ変わらせるのがリフォームです。リフォームにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。規模やリフォーム場所による違いをまとめました。
マンションのリフォーム期間の目安
一口にリフォームといっても、その規模や工事する場所によってかかる期間は異なります。場所別の目安をみていきましょう。
壁紙張り替えは1日で終わることも
リフォームで行う工事内容として多いのが壁紙の張り替えです。古い壁紙を剥がし、下地を補修したうえで新しい壁紙を張る作業ですが、広さにかかわらず1部屋1日あればほぼ完了すると言われています。
一方、フローリングの張り替えは、場所の広さによってかかる期間が変わるリフォームです。玄関周りなどの狭い範囲であれば、1日半~2日程度ですが、6畳の部屋では2~3日かかる場合もあります。
水回りの設備交換は数日
水回りの交換では、その規模によってかかる日数が大きく異なります。まず、トイレの便器やお風呂の浴槽を交換するのみであれば、1日で完了するケースがほとんどです。
しかし、配管工事が必要なリフォームや、和式トイレから洋式トイレへの変更、ユニットバスを浴室ごと全体交換する場合のリフォームには数日を要します。
また、水回りの中でも比較的時間がかかるのがキッチンのリフォームです。間取りを変更せずキッチン単体を取り換える場合でも1週間~10日前後かかることもあります。
工期は余裕を持って考えよう
リフォームの工期に影響を与えるのは、工事の内容だけではありません。古い設備を解体する作業なども含まれるため、現在どのような状況になっているかも関係してきます。そのため、下見や事前の打ち合わせなども綿密に行わなければいけません。
また、資材が希望の時期に調達できるかなどの流通状況も工期に影響してくるでしょう。その他、工事を始めてから不測の事態によって工期が延びるかもしれません。リフォームの発注はスケジュールに余裕を持っておくことが必要です。
マンションのリフォーム期間の疑問
マンションのリフォームを行う時、工事内容によっては生活に支障が出る場合があります。何部屋かあるうちの1室のリフォームの場合には、その部屋が使用できないだけで済みますが、特に影響が大きいのが水回りのリフォームです。
トイレやお風呂、キッチンのリフォーム中にはどのように生活すればよいのでしょうか。
水回りリフォーム中の風呂やトイレ
簡単なリフォームで1日程度であれば、近くの公衆トイレを使うことで対処できます。しかし、数日にわたる工事の場合、夜間のトイレの問題も出てくるため、仮設トイレの設置が必要です。
お風呂も同様で、工事中は使用できないため、近くの銭湯などを利用しなければいけません。工事がかなり長期にわたる場合などは、スペースがあれば仮設シャワーなどを設置することもできるので、リフォーム会社に相談してみましょう。
キッチンリフォーム中の食生活
キッチンのリフォーム中は料理をすることができません。数日であれば外食やコンビニなどで済ませることもできますが、長くなると飽きてくることもあるでしょう。
自炊をしたい場合には、ホットプレートやガスコンロを活用することで、簡単な料理であれば作ることも可能です。また、あらかじめおかずを作って冷凍しておいてもよいですし、レンジでできるレシピを活用する方法もあります。
ただし、キッチンの水道は使えないので洗面所のお水を使用するか、ミネラルウォーターを使用するなど工夫が必要です。
マンションリフォームをお得に行う方法
リフォームを行う場合には、ある程度まとまった費用がかかります。しかし、なるべくなら出費は抑えたいものです。
マンションをリフォームする際に利用できる制度が複数存在しています。1つは自治体が施工している補助制度を利用する方法です。もう1つは増税対策の次世代住宅ポイント制度です。
詳細は下記記事で解説していますので、参考にしてください。
参考:
マンションをリフォームする際に気をつける点は?費用相場やお得な制度も紹介
まとめ
リフォームはその内容にもよりますが、それほど長い期間がかからないケースも多々あります。多くは1日~数日で終わる工事に関しては、日常生活にさほど大きな影響はありません。
ただし、水回りのリフォームには使用できない期間の確認も含めて、計画・準備が必要です。また、リフォーム工事を始めてから、思わぬトラブルで工期が延びることもあります。
工期の延長はそのまま予算アップにつながってしまうので、信頼できる業者を探し、コストと期間を管理してリフォームを進めましょう。
※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。