4大ターミナル駅へ乗り換えなし! 有楽町線・副都心線エリア(小竹向原・氷川台・平和台・地下鉄赤塚)が今後も安定需要の理由|まちの住みやすさ発見
見知らぬ土地に不動産を購入する際は、物件だけでなく周辺の環境を知っておきたいもの。現在の様子はもちろん、未来のまちを事前に把握できると、購入物件の将来の資産価値も予想しやすくなります。「まちの住みやすさ発見!」では、さまざまな角度からまちのよさに迫ります。
今回は、東京メトロ有楽町線・副都心線の2路線が通り、実は都心の多くのターミナル駅に1本で行くことができる、要町駅〜和光市駅間(小竹向原・氷川台・平和台・地下鉄赤塚)をご紹介します。
ターミナル4駅に乗り換えなし! 隠れ好アクセス路線とは?
「隠れ好アクセス路線」とは東京メトロの有楽町線と副都心線のこと。この2つの路線では4つのターミナル駅(池袋・新宿・渋谷・東京)のエリアに乗り換えなしで行くことができるため、両方を利用できる要町駅〜和光市駅間は「隠れ好立地エリア」ともいえます。
池袋まで約4分、新宿エリアまで約11分
アクセスのしやすさはもちろん、各駅への所要時間も見逃せません。「隠れ好立地エリア」の小竹向原(こたけむかいはら)を基準に見ると、池袋まで約4分、新宿三丁目まで約11分、渋谷・飯田橋まで約17分、有楽町まで約25分と、所要時間は比較的短く、通勤・通学の負担を抑えられます。
また、このエリアは山手線の西側(新宿駅側)にも東側(東京駅側)にも行きやすいのも魅力。進学や就職・転職などでライフステージに変化があっても、そのまま住み続けられるエリアといえるでしょう。
再開発が進む池袋・新宿・渋谷・東京
現在、各ターミナル駅では再開発が進んでいます。そのため今後も需要が高まることが予想され、沿線の物件は引き続き人気となると考えられます。
池袋駅(有楽町線・副都心線)の再開発状況
池袋駅は1日の平均乗降者数がおよそ170万人(2022年時点)で、世界最多の乗降客数を誇る駅としてギネスにも認定された新宿駅に迫る巨大ターミナル駅です。8路線と接続する利便性の高さが魅力です。
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接続路線(8路線)
JR(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ(丸の内線、有楽町線、副都心線)
南池袋二丁目C地区再開発
JR池袋駅の南東約700mに位置するエリア、約1.7ヘクタールの再開発です。としまエコミューゼタウン(豊島区役所)に隣り合う形で2つのタワーマンションが建設されます。北棟「グランドシティタワー池袋」は地上52階、地下2階、高さ190m、南棟は地上47階、地下2階、高さ182mとなり、2026〜2027年にかけて完成する予定です。
主な用途は集合住宅(2棟あわせて1,498戸)で、ほかに店舗とオフィス・子育て支援施設などを設けることで、生活支援機能の強化が見込まれています。
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新宿三丁目駅(副都心線)の再開発状況
新宿三丁目駅と新宿駅は地下通路で繋がっており、その距離は徒歩約5分。新宿三丁目駅周辺には、伊勢丹 新宿店、新宿マルイ本館、ビックカメラ新宿東口店など大型商業施設が多くあります。
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接続路線(3路線)
東京メトロ(副都心線、丸の内線)、都営新宿線
「新宿グランドターミナル」構想による新宿エリアの再編
「新宿グランドターミナル」とは、2040年を見据えた新宿の街づくりとして、東京都と新宿区が中心に進めている構想です。
グランドターミナルと街を「東西骨格軸」でつなぐ
この再開発は新宿駅の東西の行き来をよりしやすくするもの。2020年に開通済みの地下の東西自由通路に加え、線路上空に東西デッキを設置し、よりスムーズな移動ができるようになる予定です。
新宿グランドターミナルは本開発以外にもさまざまな構成があり、今後も長期的な発展が見込まれます。
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渋谷駅(副都心線)の再開発状況
渋谷は駅周辺の開発プロジェクトが進行中。東急グループが中心となり、大きな変貌を遂げてきました。
2018年9月に「渋谷ストリーム」、2019年11月に「渋谷スクランブルスクエア東棟」が開業。さらに2020年7月には、宮下公園が「ミヤシタパーク」にリニューアルするなど、ここ数年で多くの商業施設が誕生しました。
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接続路線(9路線)
JR(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)、京王井の頭線、東急電鉄(東横線、田園都市線)、東京メトロ(副都心線、銀座線、半蔵門線)
渋谷駅桜丘口地区(Shibuya Sakura Stage)
渋谷駅桜丘口地区再開発は、渋谷駅周辺の都市基盤を構築するための重要な再開発です。
高低差が大きく、東西と南北のエリアも分断されている渋谷の課題を、立体的な「縦軸」の動線で周辺地区とつなぐ「アーバンコア」の整備や、新たな改札口からの自由通路や歩道橋デッキで解消し、渋谷駅周辺エリアの利便性・回遊性の向上を目指します。
2023年11月に大型複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」として竣工し、2024年夏に“まちびらき”が行われる予定です。
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有楽町駅(有楽町線)の再開発状況
有楽町駅や東京駅周辺には多くの企業がオフィスを構える日本有数のビジネスエリア。このエリアを通称「大丸有(だいまるゆう)」とよびます。「大丸有」とは大手町、丸の内、有楽町の頭文字をとった略称です。
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接続路線(3路線)
JR(山手線、京浜東北線)、東京メトロ有楽町線
大丸有
大丸有エリアには約4,300もの事業所があります。また、アメリカの経済誌「フォーチュン」が発表する世界中の会社を対象とした総収益ランキング「フォーチュン・グローバル500」に選ばれた大丸有エリアの会社は約20社あり、東京のビジネスの中心地といえるでしょう。
丸の内NEXTステージ
常盤橋・有楽町周辺では、2030年に向けて三菱地所が大規模な再開発を実施しています。「丸の内NEXTステージ」と称されるこの再開発事業では、「丸の内Reデザイン」というテーマのもと6,000億〜7,000億円を投じ、総延床面積で東京ドーム約24個分(110万〜130万m2)を再開発する計画。これにより、さらに有楽町駅周辺の魅力アップが期待されます。
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小竹向原・氷川台・平和台・地下鉄赤塚の基本情報
人口推移
2006年から2020年までにかけて各駅とも人口が微増傾向にあります。今後は新宿や渋谷の再開発により利便性が高まることから、引き続き安定した賃貸需要が見込めるでしょう。
沿線の企業
池袋(有楽町線・副都心線)
会社名 | 従業員数 |
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株式会社良品計画 | 10,074人(連結、2023年8月期) |
株式会社ビックカメラ | 10,200人(連結、2023年8月31日現在) |
株式会社クレディセゾン | 3,957人(2023年9月30日現在) |
RENOSY調べ 2024年
新宿三丁目(副都心線)
会社名 | 従業員数 |
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セイコーエプソン株式会社 | 79,906人(連結、2023年3月31日現在) |
京王電鉄株式会社 | 12,692人(連結、2023年3月時点) |
株式会社三越伊勢丹ホールディングス | 17,500人(連結、2023年3月期時点) |
株式会社リログループ | 2,955人(連結、2023年3月末時点) |
RENOSY調べ 2024年
渋谷(副都心線)
会社名 | 従業員数 |
---|---|
キユーピー株式会社 | 10,642人(連結、2023年11月末現在) |
株式会社サイバーエージェント | 7,251人(連結、2023年9月時点) |
GMOインターネット株式会社 | 6,249人(連結、2023年6月末日時点) |
東急建設株式会社 | 3,041人(連結、2023年3月31日現在) |
株式会社ディー・エヌ・エー | 2,951人(連結、2023年3月末時点) |
株式会社ミクシィ | 1,556人(連結、2023年3月末現在) |
RENOSY調べ 2024年
飯田橋(有楽町線)
会社名 | 従業員数 |
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株式会社ミスミグループ本社 | 11,804人(連結、2023年3月31日時点) |
前田建設工業株式会社 | 6,929人(連結、2021年3月時点) |
株式会社KADOKAWA | 5,786人(連結、2023年3月31日時点) |
五洋建設株式会社 | 3,906人(連結、2023年9月30日現在) |
RENOSY調べ 2024年
有楽町(有楽町線)
会社名 | 従業員数 |
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第一生命ホールディングス株式会社 | 60,997人(連結、2023年3月時点) |
旭化成株式会社 | 48,897人(連結、2023年3月31日現在) |
三菱マテリアル株式会社 | 18,576人(連結、2023年3月末現在) |
出光興産株式会社 | 14,363人(連結、2023年3月31日時点) |
セイコーグループ株式会社 | 11,843人(連結、2023年3月31日現在) |
RENOSY調べ 2024年
各駅に名だたる企業が本社を構えています。この企業に加え、再開発によるオフィスの増床が進めばビジネス街としての魅力がアップし、オフィスの増加が予想されます。
現在のまちの様子※2021年4月時点
小竹向原(池袋まで普通で約6分)
小竹向原駅は練馬区と板橋区にまたがっている駅です。練馬区小竹と板橋区向原の小竹と向原を組み合わせて「小竹向原」と命名されたとのこと。
駅周辺は閑静な住宅街が広がっています。駅前にはスーパーやドラッグストア、近くの環七沿いにはファミレスや「ドン・キホーテ」もあり、食事や日用品の買い物には申し分ない環境といえるでしょう。
また、駅から徒歩約15分で西武池袋線の江古田駅に行けるのも嬉しいポイント。日本大学板橋病院も駅から徒歩圏内にあるので、いざというときの安心感もあります。
氷川台(池袋まで普通で約8分)
氷川台は静かな住宅街で公園も豊富な街。駅からすぐの場所にある石神井川の桜並木は、隠れたお花見スポットとして地元の方はもちろん沿線に住んでいる方からも愛されています。
駅前にはコンビニや「やよい軒」「マクドナルド」などの飲食店があり、大型スーパーは「ライフ」「サミットストア」「コモディイイダ」があります。
練馬区立高稲荷公園
練馬区立高稲荷公園にも桜が植えられています。春には桜の開花に合わせて出店も軒を連ね、賑わいをみせています。
平和台(池袋まで普通で約11分)
ほどよく開発が進み、今ではマンションや戸建てが増えた平和台。都心部と比較すると、密集しているわけではないので混雑している印象はありません。のどかな雰囲気が漂っています。
周辺にはスーパーや飲食店だけにとどまらず、「ヤマダデンキ」や「ドン・キホーテ」もあり、生活必需品のほぼすべては平和台だけで揃えられます。そのため、有楽町線、副都心線の中でも一人暮らししやすいエリアといえ、今後も需要は増え続けるでしょう。
地下鉄赤塚(池袋まで普通で約13分)
地下鉄赤塚駅の魅力はなんといっても複数路線が利用できる点です。駅のほど近くには東武東上線下赤塚駅が、住む場所によっては都営三田線、都営大江戸線が利用できます。
駅の北側には60店舗以上が軒を連ねる「赤塚一番通り商店街」があります。周辺には「まいばすけっと」や大型スーパーが多数。食料品の買い物に困ることはないでしょう。
駅の南側には広大な面積を誇る「東京都立光が丘公園」があります。その広さは都内で4番目で、代々木公園を超える広さ。普段の散歩はもちろんキャンプやバーベキューができるスペースがあるので、休日のレジャーに最適なスポットです。
今後も有楽町線・副都心線は人気路線
各ターミナル駅の再開発が進行することから、今後も有楽町線・副都心線は人気路線の一つとして安定的な賃貸需要が見込めることでしょう。
沿線の各駅は、スーパーや飲食店、公園など住環境が充実。都心へも比較的短い時間で移動可能。そのため、ライフステージが変わっても住み続けられるエリアといえるでしょう。
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