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作成日: 2016.11.24

地震・津波・火山、災害リスクが低い土地は2つのマップで網羅できる【地盤マップ・ハザードマップのススメ】

地震・津波・火山、災害リスクが低い土地は2つのマップで網羅できる【地盤マップ・ハザードマップのススメ】

日頃から地震の多い日本。先日にも東北地方で大きな地震がありました。住まいを襲う自然災害は地震だけではなく、台風や大雨による洪水や土砂災害、火山の噴火、地震発生直後には津波の発生も考えられます。住む場所がほんの少し違うだけで、被害の大きさが変わることもあります。今回は、地盤マップやハザードマップから災害に強い土地の調べ方と備え方をまとめました。

災害に強い土地はどこで見られるの?

住まいを襲う自然災害には、次のようなものがあります。

  • 地震
  • 液状化
  • 津波
  • 洪水
  • 土砂崩れ
  • 火山噴火

これらのリスクを想定するには、国や各自治体が公開している地盤マップやハザードマップから災害リスクを一つ一つ見ていく必要があります。

しかし、それぞれの災害リスクを地点ごとに調べるのは非常に骨が折れる作業です。災害リスクを一度に見ることができる次の2サイトを活用しましょう。

1. 地盤サポートマップ:地震、液状化、浸水、土砂災害に対するリスク

出所:ジャパンホームシールド, 地盤サポートマップ

地震が起きた時、その土地の地盤の強度によって揺れ方が変わり、地盤が弱い場合建物が倒壊するリスクが高まります。

地盤の強度を調べるには、ジャパンホームシールドが提供している「地盤サポートマップ」が分かりやすくておすすめです。

マップ上で地盤の強度が簡易的に分かり、地点を指定することで標高や避難所までの距離も分かります。

地盤サポートマップでは地盤の強度の他にも、以下の情報を一つの地図上で見ることができます。

  • 地震時の揺れやすさ
  • 震度5以上の地震発生確率
  • 震度6以上の地震発生確率
  • 液状化の可能性
  • 浸水想定区域
  • 土砂災害危険箇所

2. 重ねるハザードマップ(国土交通省):津波、洪水、土砂、火山に対するリスク

出所:国土交通省ハザードマップポータルサイト, 重ねるハザードマップ

国土交通省が公開している「ハザードマップポータルサイト」では、「重ねるハザードマップ」というサービスを提供しています。

重ねるハザードマップはその名の通り、以下の情報を一つの地図上に重ねて表示することができます。

  • 洪水による浸水想定区域
  • 津波による浸水想定区域
  • 土砂災害危険箇所(雪崩も含む)
  • 土砂災害警戒区域
  • 火山のある場所

地盤サポートマップと、重ねるハザードマップの2つを駆使することで、ほとんどの自然災害をカバーして自然災害に強い土地を探すことができます。

J-ALERTで危険回避

災害に強い土地を選んで住んでいたとしても、安心はできません。

最後には災害時の行動が鍵を握ります。

日本にはJ-ALERT(全国瞬時警報システム)というものがあるのを知っていますか?

緊急地震速報もJ-ALERTで流される警報の一つです。J-ALERTは災害発生前後にテレビやラジオ、地方自治体の防災無線などで流される、国民を保護するための警報システムです。

自然災害には様々なものがありますが、テロやミサイル発射など人的災害もあります。

災害ごとの警報を事前に確認しておき、いざという時素早く適切な行動が取れるようにしておきましょう。

※J-ALERTを公共の場などでむやみに流すと罰せられる場合がございますので、再生にはご注意ください。

詳細は、内閣官房「国民保護ポータルサイト」をご覧ください。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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