本物のパンを使ったインテリア?「パンプシェード」の "おいしい光" でお部屋にアクセントを!
本物のパンを使った「パンプシェード」とは?
パンプシェードはモリタ製パン所こと、アーティストの森田優希子さんが本物のパンを加工して創ったインテリア照明です。
「パン」+「ランプシェード」から、「Pampshade(パンプシェード)」と名付けられました。
本物のパンを使用していることから「腐るんじゃないか」と心配してしまいますが、そこはご安心を。パンプシェードは防カビ・防腐処理などの加工を行い、LEDや電池、スイッチを埋め込んだ後に、樹脂コーティングやマット加工を施しているそうです。
つまりインテリアとして長く使用することができるということですね!
本物のパンを使っていることから、一つとして全く同じものがないというのも面白いところ。同じ形に成型して焼いていても形や焼き色は微妙に異なり、膨らみ方も異なります。
「パンにはほっこりするような魅力がある」と森田さん。パンプシェードは、パンと明かりの持つ、温かさと優しさが融合した商品です。
「フードロス」を減らしエコロジーを考えるきっかけに
森田さんがパンプシェードをつくろうと思ったきっかけは、「フードロスを減らしたい」という想いからだったそう。学生時代にパン屋でアルバイトをしたときには、大好きなパンが廃棄されることに耐えられず、パンを乾燥させて部屋に飾っていたこともあるそうです。
そのような経験から、森田さんはパン屋と協力して、廃棄後のパンをパンプシェードにする流れができればパンが無駄にならないのではないかと考えたのです。
森田さんのそんな想いは、パンプシェードの製作過程でも垣間見えます。
製作の過程でどうしても発生するパンのかけらは取っておいて最後に貼り付け、サクサクするパンの感じを再現。
また、中身をくり抜いたパンも無駄にはせず、クルトンやラスクにするなど加工して消費しているそう。(イベントで配ることもあるとか!)
うがった見方をすれば、「廃棄のパンを使えば、原料代が浮く」と思いがちです。
しかし、「パンの廃棄はどこのパン屋であるかわからない」、「パンの廃棄量が日によって違い予測できない」という状況は、安定的な供給が難しいという側面も考えられます。
パンプシェードを通して、パン業界がエコロジーになる環境づくりのきっかけをつくりたいという森田さん。パンプシェードはまさに究極のフードロス解消インテリアなのです。
クラウドファンディングで資金を集めて改良
森田さんは、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を通じて資金の調達を行い、パンプシェードの電池タイプの大幅なリニューアルを図っています。
改良点は次の4つ。
1つ目はスライド式のスイッチから、置くだけでon/off の切り替えができるタイプへの変更。
2つ目はボタン電池3個から、単三電池1本へ電池を替えることで、充電式の電池の使用も可能にすること。
3つ目は点灯時間を1.5倍にしたこと。
4つ目は照明の色やロゴの印字などデザイン面のリニューアルです。
今回のクラウドファンディングでは、131人の出資者から120万円を超える資金が集まり、目標金額を達成しています。
「パンプシェード」はどこで購入できるの?
クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」ではすでに公募が終了しているため、クラウドファンディングでパンプシェードを手に入れることはできません。
現在パンプシェードはセレクトショップやインテリアショップで取り扱いがあるほか、森田製パン所のWEBショップから購入することもできます。
WEBショップでは、電池タイプのほかに、バタールやバゲットなどがコンセントタイプとして販売されています。コンセントタイプの「プチブール」や「クッペ」は税別で4,500円です。
またパン以外にも、「今ナン時?」という本物のナンを使った時計もあります。ついにナンが時間を教えてくれる時代に!!
一口にパンと言ってもさまざまな形のものが販売されているので、シリーズとして揃えるのもインテリアのコーディネートとして楽しそうですね。
パンを愛するがゆえの気持ちが、パンをほぼ永遠にそばに置いておけるインテリア性の高いパンプシェードを生み出しました。ほっこりするような温かみを感じるパンプシェードを通じて、「おいしい明かり」を楽しんでみませんか?
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