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作成日: 2017.12.21

中古マンションをリノベーションしたい!予算内におさめたいけど相場はいくら?

中古マンションをリノベーションしたい!予算内におさめたいけど相場はいくら?

「立地が良く、内装も理想的な物件を予算内で購入したい」と考えた時に、まず考えたいのは「中古マンション+リノベーション」です。 ただし、これを叶えるためには、リノベーションにかかる費用を知っておかなければなりません。ここでは、リノベーション時に必要な費用感について見ていきます。

フルリノベーションの相場

マンションのリノベーション費用感を調べてみると、一概には言えないことが見えてきます。実際に、500万円以下でできるようなものもあれば、1,000万円以上かかるケースもあるのです。

▼リノベーション費用を決める要素
マンション一室をフルリノベーションする場合、1m2あたり15万円程度、つまり60m2で900万円程度からと言われていますが、上には限りがなく、こだわれば費用はどこまでも増えていきます。

リノベーション費用は、物件の広さ、築年数、構造、そしてリノベーションのプラン(デザインや材質など)によって変わります。

基本的に、面積が広くなれば値段は高くなりますし、間取りを変更して壁を増やしたり、良い材料を使ったり、水回りの設備を入れかえたり、配管を工事したりすれば、高額になっていきます。

▼細かい部分にも差が出る
他にも、地域によって材料費や人件費に差があります。

また、デザイン作成や工事もどこまで業者に依頼するかによって、当然費用は変わってきます。

マンションでは、エレベーターの有無、部屋の階数などによっても工事費が違う場合があるので、そうした細かい部分は実際にリノベーションを請け負ってくれる業者に問い合わせてみる必要があります。

写真:PIXTA

何にいくらかける?予算の使い方

では、リノベーション費用をもう少し細かく分けて見ていくと、一体何にどのくらいかかるものなのでしょうか。内容によって金額の幅が大きいものを中心にご紹介します。

▼リノベーション費用に影響するおもな項目

●間取り・扉
間取りは、部屋数を増やして空間を細かく分けるほど、壁を立てなければならなくなるので、割高になります。扉を設置する位置や、使用する扉の種類によっても値段が異なります。

また、水道や電気、ガスが必要になる箇所を大きく変えれば、配管工事も必要になるため、費用がかさみます。

●床・壁・天井
床や壁紙は、どんな素材を使用するかで費用が大きく異なります。フローリングは色や木の種類だけでなく、クッション性や表面加工など機能面でも種類があります。畳も質により値段がさまざまです。壁紙も、最近はデザイン性と機能性をあわせ持った、さまざまな商品があり、良いものを選べばそれだけ費用がかかります。

●収納・棚
部屋の大きさや高さに合わせた、作りつけの棚や収納は便利ですが、設置する場合はその数や機能、使用する材質に合わせて、その分費用がかかります。

●キッチン・風呂・トイレ
水回りの設備は、どんなものを選ぶかで大きく費用が異なる部分です。既成の規格で手軽なものから、デザインや材質にこだわったオーダーメイド品まで、価格の幅は大変広いです。

キッチンは、壁付けタイプだと比較的安価で、アイランドタイプになると高額になります。お風呂は広さに加え、追い炊き機能や浴室乾燥を付けるかなどがポイントになります。トイレも、温水洗浄便座やタンクレスなど、種類がいくつかあります。

▼リーズナブルなパッケージプランもあり
フルリノベーションは、細かい希望を反映させられますが、こだわり始めればきりがありません。

「理想の内装を予算内で」を叶えるためには、「予算」について、固く最初に決めておくことが必要です。そして、費用がかかってもこだわる部分と、妥協する部分とをリストアップしておきましょう。

最近は、セミオーダー型のパッケージプランを提供している業者もあります。予算内でやりくりする自信がない方や、ある程度の枠組みはプロにお任せしたいという方は、そうしたプランのある業者も検討するもの良いでしょう。

リノベーション費用で考えるべきは、全体の予算と、内容に対しての相場です。まずは、自分のこだわりを実現するには実際にいくらかかるのか、メーカーの価格を調べたり、複数のリノベーション業者から見積もりをとったりして、計算してみましょう。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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