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公開日: 2018.05.11

住みたい街の常連「恵比寿」。人気のヒミツを総点検

住みたい街の常連「恵比寿」。人気のヒミツを総点検

「関東 住みたい街ランキング2018」(SUUMO)で横浜に続き、2位にランクインした恵比寿。シングルやDINKSに限定すると、住みたい街の1位になっています(※)。「恵比寿のマンションを購入したい」という方のために、住み心地や物件探しのポイントを解説します。(※住みたい街ランキング2017分析)

実は庶民的なお店も多い、住み心地の良い街

恵比寿という街を一言で表現すると「高級感と日常が共存している場所」です。デートに使えるすてきなお店や、雰囲気の良いバー、レストランなどがあちこちに点在している恵比寿。「大人のラグジュアリーな街」の印象が強いですが、実際には、カジュアルなお店、庶民的な店も数多くあります。

例えば、恵比寿駅近くには『えびすストア』とよばれる、昔ながらの魚屋・焼鳥屋・そば屋などが集まった商店街があります。また、メディアの常連『恵比寿横町』には、牛タン屋、京風おでん屋、ホルモン屋などが盛りだくさんです。元気な個人商店も散在し、大正時代から続く酒屋『JOLLYS(旧:阿波屋酒店)』は、アメリカン・サーフスタイルの店内に世界中のお酒を集めています。

駅周辺には、スーパーマーケットも何店舗かあり、仕事帰りなど気軽に晩ご飯の食材の購入が可能です。ふだんはこういった庶民的なお店を使い、週末や特別な日には高級店を使う。恵比寿という街で暮らせば、そんなメリハリのある充実した暮らしが楽しめるのが魅力です。もし、恵比寿にウィークポイントがあるとしたら、駅近くに、代々木公園や井の頭公園のような自然豊かな広い公園がないことでしょうか。

渋谷駅周辺で働く方にもおすすめの立地

次に、アクセスの視点から、恵比寿をチェックしていきます。電車や地下鉄だけでなく、車での移動もスムーズなのが強みです。JR山手線・埼京線・湘南新宿ラインに加えて、地下鉄日比谷線の計4路線が乗り入れています。山手線の他の駅と比較すると、渋谷や新宿のターミナル駅には劣るものの、原宿・高田馬場・有楽町などの3路線を上回ります。

明治通りと駒沢通りが交差している立地なので、都内各エリアに車で移動しやすいです。渋谷駅と近いのもポイントで、残業や飲み会で終電を逃しても気軽にタクシーを利用できます。時間帯や混み具合にもよりますが、渋谷駅のハチ公口から恵比寿ガーデンプレイスまでのタクシー料金は1,000円前後(日中)~1,500円程度(夜間)です。

DINKSやシングル向けが中心だがファミリータイプも

「ブランド力がある」「住み心地がよい」「アクセスが良い」と3拍子がそろっているだけに、恵比寿駅周辺のマンションは、価格も競争率も高い傾向です。適正な条件・価格設定の物件であれば比較的、短い期間で成約にいたることが多いといえます。そのため、恵比寿駅周辺の物件を購入されたいのなら、常に物件情報をウォッチしておきましょう。

希望の条件が合うものが出たら「即内覧」「即申し込み」くらいの意識でないと、他の方に押えられる確率が高くなります。特に駅から近い中古マンションは人気で、徒歩3~4分圏内は稀少です。徒歩7~8分の立地になると、物件数が増えますが、やはり数は限られます。

ちなみに、近いエリアとの中古マンション相場の比較でいうと、渋谷駅近の物件よりもやや安く、目黒駅近の物件よりもやや高いというポジションです。また、一般的には、「恵比寿=DINKSのマンションが多い街」というのが定説ですが、ファミリーが住めるタイプのマンションもあります。

最後に「恵比寿という街が今後どうなっていくか」です。2016年3月に渋谷区が発表した「渋谷区まち・ひと・しごと創生総合戦略」によると1995年の渋谷区の人口は18万8,472人に対し、2015年は21万8,091人と増加しています。加えて世代構成では、国の平均と比べて高齢化率が低く、30~44歳の年代が多い傾向です。人口動態で見る限り、長期的に見ても街の活気が失われる可能性は低く、ブランド力のある街としてのポジションはキープされることが予測されます。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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