ひとり暮らしの人が賃貸を卒業した方が良い5つの理由
賃貸生活は「いつでも好きなところに住める」という気楽さと自由さがあります。しかし、将来の資産形成やリスク回避といった視点では、賃貸生活を続けることは大きなマイナスになっているという面もあります。普段は気づかない賃貸生活の問題点と、マンションを購入したときのメリットを解説します。
1. 家賃は資産にならないが、購入したマンションは資産になる
最近のビジネスパーソンには「通勤時間があまりかからない会社の近くに住む」という職住近接のライフスタイルを選択する方もいます。ただし、東京都心の賃貸物件は郊外と比較して家賃が割高です。一歩間違えると「家賃を払うために働いている」状況になりかねません。こういった生活を脱却するため、ひとり暮らしでマンションを購入する方もいます。
家賃をいくら払い続けても資産になりませんが、購入したマンションなら資産になります。マンションの中でも新築ではなく、中古を選ぶことで購入価格を大幅に抑えることができます。また、うまく探せば、同じエリアの同じような間取りの部屋でも、家賃より購入物件のローン返済額のほうが安い場合もあります。
2. 結婚後は賃貸に転用も、売却もできる
ひとり暮らし向きの1Rや1LDKのマンションを購入しても結婚したら使えない……といった理由から「購入しない」という意見もあるかもしれません。しかし、結婚後は購入したマンションを賃貸物件として貸し出したり、売却したりという選択があります。
そして、賃貸物件として使った場合は、節税効果や年金対策、生命保険代わりになるなどのメリットを享受することができます。そのためには、人気駅の駅近など入居者が決まりやすい立地の物件を購入することがポイントです。
3. 大病をしたときはローン返済のないマンションが残る
ローンを組んでマンションを購入することに不安を感じる方もいるかもしれません。不安の原因は「病気で働けなくなったら、ローンの返済ができない」といったことでしょう。しかし、現実は逆なのです。賃貸のままでは病気で働けなくなったとき、収入がないのに家賃を払い続けなくてはならないリスクがあります。
もし、マンションを購入していれば「収入がないのに毎月の支払いがある」というリスクを回避できます。購入時には、ローンの名義人が万が一の際でも残額の返済を肩代わりしてくれる団信(団体信用生命保険)に加入するのが一般的です。団信には亡くなったときだけでなく、がん、心筋梗塞、脳卒中などの病気で一定の状態になったときにも残債を支払ってくれる特約付きのものもあります。
こういった疾病型の団信に入れば、大病をしたときにローンの支払いが免除されます。家賃なしでそこに住み続けてもいいですし、売却して現金化してもいいでしょう。
4. 意識が高まり、将来設計をリアルに考えられるようになる
マンションを購入することは、将来設計を考えることでもあります。「現在勤めている会社での仕事をずっと続けるのか」「ゆくゆくは結婚するのか」「どんな老後を送りたいのか」などをイメージしながら、築年数や立地などの条件を選んでいきます。こういった将来設計は、機会がないとなかなかできないものです。マンション購入はその大きなきっかけになります。
5. 趣味、将来のための勉強、副業をする時間が生まれる
職住近接を実現することで、通勤の負担が減るだけでなく、趣味や勉強の時間を生み出すこともできます。たとえば、フィットネスやランニングをはじめたり、料理教室に通ったり、将来のための資格を取得したりする時間を捻出することが可能になります。さらに、早く帰宅できる分、空いた時間を利用して「副業で稼ぐこと」も実現しやすくなるでしょう。「副業をしたいけど本業が忙しくなかなかできない」という方は、駅近マンションと副業時間に関する下記の記事をご参照ください。
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