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作成日: 2016.10.19

キッチン・お風呂を大胆に変えたい!水回りの移動もリノベでできるの?

キッチン・お風呂を大胆に変えたい!水回りの移動もリノベでできるの?

キッチンやバスルーム、トイレなどの水回りはマンションの中でもリノベーションを行うことが多い場所です。古い間取りの場合、水回りの位置もリノベーションで移動させたいと感じることも多くあると思います。今回は水回りの移動を中心に、マンションにおける水回りのリノベーションの注意点などをまとめました。

水回りを移動できるケースとできないケース

マンションのリノベーションで水回りの位置が移動できるかどうかは、主に床下の状況によります。一部の古いマンションでみられる、排水管が床スラブを貫通して階下の天井裏に配管されているケースでは、配管の位置を変えることは難しいため、水回りの位置の変更はできません。

排水管が床スラブ(上階と下階の仕切り)の上を通っているケースであれば床下のスペースにゆとりがあり、十分な勾配を確保して排水管を設置することができるので水回りの位置の移動は可能です。

また、キッチンの移動をするリノベーションでは、ガスコンロやIHクッキングヒーターなど加熱調理機器の位置が変わると排気ダクトの配管工事も生じます。を貫通して排気ダクトを配管することはできませんので、の位置によっては移動が難しいこともあります。

難しくても水回りを変更したい……

どうしても水回りの位置を変更したいという場合には、床を底上げしてスペースを作るという方法もあります。その分天井は低くなりますが、配管が通るところだけ段差をつけるなど全体の間取り配管に合わせるようにすれば、天井の低さもそれほど気にならなくなります。

図面と実際の配管や構造が異なる場合もあるため、現地調査をしてようやく水回りの自由度が分かってきます。内覧でわかることも多いので、物件選びの段階から不動産会社やリノベーション会社と一緒に確認するようにしましょう。

水回りを自由に変更できるという点を強みにしているリノベーション会社もありますが、無理やり床を底上げして配管を伸ばすのは、後々のトラブルの元にもなるので注意しましょう。水回りの変更は無理のない範囲で行うのがベターです。

水回りの位置を移動すると工事費用は変わる?

水回りの設備のリノベーションでは、位置の変更を伴う場合、その分工事費用が嵩んでしまいます。

例えばキッチンのリノベーションでは、位置を変更しない設置工事費用は20~35万円(本体費用除く)ほどですが、キッチンの位置を移動すると、給排水管や排気ダクトの配管費用、フローリングや壁紙の補修または張り替え費用、キッチンの照明の交換費用などが生じます。そのため、30万円~70万円ほど工事費用が追加となります。

水回りのリノベーションの注意点

マンションのリノベーションでは、キッチンやユニットバスだけでも、それぞれ100万円程度かかります。リノベーション費用の中でも、水回りの設備の交換に伴うリノベーション費用は大きな割合を占めるのです。設備メーカーの多くは、ショールームを設けています。毎日使う設備でもあるのでできるだけ足を運んで商品を目にして選びましょう。

水回りのリノベーションではまとめて交換工事を行った方が、工事費用を抑えられます。老朽化が気になるなど、数年以内にリノベーションを行う可能性があるのであれば、まとめてリノベーションをしておくことがおすすめです。

マンションの水回りのリノベーションでは、床下の状況などから位置の移動ができるかどうかが決まります。ただし、水回りの位置を移動するとリノベーション費用がアップしますので、予算との兼ね合いも考えてみましょう。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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