レトロモダンは意外と簡単?リノベなら「おうちカフェ」も実現できる
どこか懐かしいけど新しいのがレトロモダンの魅力
レトロモダンとは、どこか懐かしい雰囲気を感じながらも、古さを感じさせないモダンなインテリアスタイルをいいます。インテリアにはファッションと同様に流行がありますが、流行りに左右されない普遍的なデザインであることが特徴です。
レトロモダンのインテリアスタイルは、おしゃれでくつろげる空間のため、カフェに取り入れられることが多いという点も人気の要因になっています。住まいをカフェのようなインテリアスタイルにする「おうちカフェ」を目指して、レトロモダンのスタイルにする人もいます。
日本や海外のレトロモダンと代表的な家具
日本でいうレトロモダンは、昭和の初期から中頃にかけてのインテリアスタイルです。ダークブラウンの木製フレームに、くすんだ色のファブリック、あるいはレザーなどが用いられます。昨今のレトロモダンといえば、1960年代に販売されて以降、ロングセラー商品となっている「カリモク60」のKチェアを使ったコーディネートがされることが多くあります。
欧米のインテリアを取り入れたレトロモダンでは、ミッドセンチュリーモダンの家具が取り入れられています。中でも、イームズのシェルチェアのヴィンテージは価格が高いですが、ポップなカラーでも鮮やか過ぎず、レトロモダンの雰囲気を醸し出します。
リノベーションならレトロモダンを実現できる
レトロモダンのぬくもりのある独特の雰囲気は、新築の物件で出すのは難しく、中古マンションを購入してリノベーションをすることでできるよさともいえます。
古いマンションでは、今の建具よりも高さが低く1.8m程度ですが、交換せずに建具や枠は塗りなおしてそのまま使うなど、元のつくりを活かしたリノベーションをすることがポイントです。また、和室の柱や鴨居を残して洋室とするアイディアもあります。
ただし、間取りをそのままとしてしまうと、古いマンションは一室の大きさが細かく区切られ、窓の高さも低いため圧迫感があります。梁と柱で支えるラーメン構造の場合は、間仕切り壁を撤去することができるため、最低限だけ残して開放感のある空間とするとよいでしょう。
レトロモダンのインテリアスタイルの住まいは、リノベーションならではともいえます。中古マンションのリノベーションなら、築年数の経過したマンション独特の趣を活かして、新築の建物にはない、味わい深いレトロモダンの空間を実現できるのです。
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