不動産やお金の疑問をわかりやすく解決 RENOSY マガジン
  1. RENOSY マガジン
  2. 投資する
  3. 不動産投資に宅建は必要? そのメリットを徹底解説
投資する

不動産投資に宅建は必要? そのメリットを徹底解説

2020.09.11

不動産投資に宅建は必要? そのメリットを徹底解説

この記事を書いた人 RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。
もっと読む

安定した収入を得られることから人気のある「不動産投資」。不動産投資に興味があるものの、不動産についての知識に自信がなく、なかなか始められないという人も多いのではないでしょうか。

また、不動産の勉強をしようと思ったときに、最も耳にするのが「宅建」という資格。宅建資格は、果たして不動産投資をするうえで必要なのでしょうか?  今回は、不動産投資における宅建資格の必要性と、資格を保有したときのメリットを解説します。

そもそも宅建資格とは?

「宅建」とは、不動産取引の専門家「宅地建物取引士(宅建士)」および、その資格や試験について言及する際の略称です。

宅建士の主な業務内容は、住宅の売買や賃貸契約など不動産取引をしようとする契約者に対して、その契約者が知っておくべき事項(重要事項)を説明することです。不動産の専門家として契約者に説明することができるのは、宅建士だけに認められています。

宅建士は、土地や建物についての専門知識や、民法や宅建業法・法令制限などの法律に関する幅広い知識を持っている必要があります。

宅建士になるための資格試験を「宅建試験」と呼びます。宅建は、これから不動産関係の仕事にチャレンジしたい人が、不動産の知識を得たいと思ったときに必ず耳にする定番の国家資格です。

宅建士になるための「宅建試験」は、毎年20万人前後の受験者数で、2019年は約22万人が受験しました。ほかの国家資格と比べても群を抜いて人気です。その理由のひとつとして、受験資格に学歴が問われないために幅広い人が受けられる点もあるでしょう。

不動産投資に宅建資格は必要か?

不動産投資は大きなお金が動くこともあり、しっかりと知識を身につけたうえで投資を始めたいと思うのは当然です。不動産の知識を得るために、「宅建資格」の受験を考えたことがある人もいるのではないでしょうか。実際のところ、不動産投資に宅建資格は必要なのでしょうか?

取る必要はないが、法律を知ることでメリットはある

結論からいうと、不動産投資をするために宅建資格の保有は必須ではありません。しかし、宅建資格を得るまでには「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税金」など、不動産の取引における知識を幅広く網羅するので、資格を持っていると不動産投資家においてもメリットになることは多くあります。

次からは、不動産投資家が宅建資格を持つメリットを、ポイントに分けてご紹介します。

不動産投資家が宅建資格を持つ意義

取引相手からの信頼度が高くなる

不動産投資をする上で、物件の売買するにあたっては、物件の売主や仲介業者、融資を受ける金融機関など、さまざまな取引相手が登場します。また物件購入後の賃貸管理においても関わる相手は不動産会社です。

宅建士の資格を持っていることが不動産会社に伝われば、資格を持っていない人よりも法律など専門性の高い知識に長けていることのアピールになり、また不動産投資のために宅建を取得したのであれば、より相手に真剣さが伝わります。

いくら知識があってもそれを証明するのはなかなか難しいですが、資格を持っていれば、それがスムーズに証明できることになります。取引相手の「信頼」を得ることによって、スムーズに投資を進められるでしょう。

投資先の物件選定においても、法令上の制限を知っていることが不動産会社に伝われば、物件がどんな場所に建てられているのかなどの専門的なやりとりもできるかもしれません。

重要事項説明書の内容を理解できる

「重要事項説明書」とは、物件に関して知っておくべき重要な事項や契約の条件が記載されたもの。賃貸契約や売買契約の締結を行う前に、必要となる書類のひとつです。

重要事項説明書の記載内容は専門的な知識を有する事項が多く、量も膨大にあるため、知識がなければ理解するのは至難の業。しかし宅建資格取得のため学ぶ知識には、重要事項説明書が含まれます。

あらかじめどのような事柄が取り上げられるか知っていると、記載内容も十分に理解できます。気になる物件を購入する前に、知識に則ってチェックをしていくことで、買い付けに失敗するリスクをあらかじめ軽減することにもつながります。

将来に役立てることもできる

宅建資格は、一度取得すると一生涯有効となる資格であるのも魅力のひとつです。保有しておくことで、将来におけるキャリアの選択肢の幅も広がるでしょう。

宅建資格を取る方法

宅建士の資格を取得するには、年に1度実施される「宅建試験」にまず合格をする必要があります。宅建試験の合格率は、司法書士や行政書士といったほかの国家資格と比べると取得しやすいといわれているものの、15~17%前後と決して高いものではありません。

人によっては、合格までに数年かかってしまうこともあります。合格するための学習時間の目安は150〜300時間程度とされているため、宅建士に合格するには、普段の仕事と平行して行うとなると試験の半年程前から勉強しておくことを心がけましょう。独学で合格する人もいますが、宅建資格の知識を学べるスクールや通信講座などを利用するのも手です。

注意しておきたいポイントは、試験を合格しただけですぐに宅建士として活躍できるわけではないということ。合格後は試験開催地の都道府県に登録手続きを行い、「宅地建物取引士証」の交付を受ける必要があります。

登録には、宅地建物取引の実務経験が2年以上なくてはなりません。実務経験が2年未満の人は、「登録実務講習」を受講し修了しなければ、登録することができません。おそらく不動産投資のために試験を受講したい人の中には実務経験がない人も多いはずなので、試験のあとに講習を受けるということを覚えておいてください。

また、もう一点気をつけておきたいのが、「宅地建物取引士証」に有効期限があることです。登録後、宅地建物取引士証の交付を受けた場合、5年の有効期限が過ぎたあとに宅建士だけが行うことのできる業務を行うのであれば、更新手続きをするようにしましょう。

まとめ

今回は、不動産投資における宅建資格のメリットをご紹介しました。不動産投資を成功させるにあたって、専門的な知識があるのはとても大切なこと。そんなとき、不動産の幅広い知識をつけることができる宅建士の資格を保有するのは、投資家にとって心強い武器となります。投資に失敗するリスクを減らせるほか、思いがけず将来の道を開くことにもつながるかもしれません。

これから不動産投資にチャレンジしてみたい人は、メリットがたくさんある宅建資格を取ってみることも検討してみてはいかがでしょうか。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

facebook twitter