わたしのリノベーションストーリー:たくさんのアートとこだわりのカウンター。遊び心溢れる大人の趣味を楽しむ部屋
今回おじゃましたのは、購入したマンションを1LDKにリノベーションした男性一人暮らしのお部屋。遊び心溢れる仕掛けがたくさんあるお部屋は、驚きの連続でした。
玄関が2つある部屋
「ちょっと不思議なお部屋なんです」とRENOSYの設計担当・間宮さんに聞いて伺ったのは、中目黒にある玄関の一室。「まず、玄関が2つあるんですよ」。玄関が2つ……?一体どういうことなんでしょう。
このお部屋の主は、この秋に広告代理店から独立されたばかりという江口さん。
大きなアート作品に、左右それぞれに設けられたガラスの飾り棚に置かれた様々なオブジェ。大人の余裕を感じさせる空間です。
「服や靴をたくさん持っているので、玄関は、それを常に生活の一部に感じられるような、自分の好きなものに囲まれた空間にしたくて。気分と天気によって置き方を変えたり。入る時は、その時のコンディションでどちらを使うか決めますね。右のほうが多いかな」
投資用のマンションもお持ちの江口さんですが、元々は賃貸で物件探しをしていました。ただ、やはり間取りや内装で納得のいくものが見つからず、だったら購入してリノベーションするのが良いのではと方針転換。60m 2 ほどとサイズ的にちょうどよく、立地も気に入ったこの物件に巡り会いました。
無垢一枚板のカウンター
こちらは、一枚板テーブルを中心にした家具を扱うATELIER MOKUBAで、気に入った木を選び、サイズを合わせて加工してもらったもの。たまたま、お風呂やトイレを選ぶために見に行ったショールームで、ATELIER MOKUBAの期間限定の展示販売に遭遇、一枚板の魅力に惚れ込み、これをカウンターテーブルにすることを決めました。
「これは取り入れないと大変なことになると思って。運命でしたね」
見学した時の動画を嬉しそうに見せてくれた江口さん。本気で気に入ったものを、リビングのメインに据える。これが本当の贅沢だなぁと感じます。
「本気を出してもらったな、ととても満足してます。ビジネスライクの関係というよりも、昔から知ってる友達のように、言いたいことを言い合える関係だったのがよかったです。一緒に楽しんで作っていけました」
との江口さんの言葉に、間宮さんも感無量でした。
アートを楽しむリビング
後日、今度は昼の雰囲気を見せていただくため再び訪問させていただきました。
飾られている全てが、ポスターやポストカードではなく全て本物であることに脱帽。どこにいても、自然とアート作品が目に入ってくることで、暮らしがぐっと豊かになるように感じられました。
取っ手のついていない、大きな額縁のように見える部分は仕事スペースへと通じるドア。アートが好きな江口さんが、「絵の中にこもる」感じを表現したアイディアです。
手を抜かずに楽しむ、本気の大人の部屋
こだわりを持って、あえて攻めた間取りにしたという江口さんのお部屋。
「いろんな不動産を見てきたけど、今まで見た中で一番かっこいい部屋になったと思ってます」と自信満々の言葉どおり、どの部分にも手を抜かず、一番気に入ったものだけで作り上げられた空間は、まさに「一点モノ」。無垢の一枚板テーブル、版築の壁、そしてたくさんのアートと、どこにもニセモノがない大人の部屋でした。
リノベってこんなこともできるんだ、と、たくさんの可能性を見せていただいたような気分です。
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