ノスタルジックな街に住みたい方へおすすめの厳選エリア(首都圏)
東京オリンピック前後の大規模開発によって、機能的な都市空間に進化する街が増えています。一方で、懐かしい風景や人情を感じる街が好きという人もいるでしょう。ここでは、そんな方向けの「ノスタルジックな雰囲気×中古マンション立地としておすすめ」な街を紹介します。
大塚駅周辺:これまでの街の価値を大切にした開発が進む
メガターミナル「池袋」の隣駅のJR大塚駅。この街にレトロの要素をプラスしているのが「都電荒川線」(東京さくらトラム)の存在です。走行区間は三ノ輪橋~早稲田間の約十数キロメートル。その途中の停車場がJR大塚駅の脇にあり、地域住民の足として利用されています。加えて、大塚駅周辺では昔から続く街の価値を大切にした開発が行われています。
駅北口に2018年5月オープンした星野リゾートの「OMO5東京大塚」は、この街の魅力を発信することをテーマにした観光客向けホテル。地元に長年愛される飲食店などをPRしています。このホテルの近くには、空き家を再利用した複合飲食店「東京大塚のれん街」がオープンするなど、昔の価値と今の感性をミックスさせた試みがエリア内に広がっています。
大塚駅周辺の中古マンション市場を見てみましょう。物件数は、山手線沿線駅だけあってかなり多いです。それだけにエリアを絞り込むのが大変だと思いますが、魅力が特に高まっているエリアという視点なら「OMO5東京大塚」のある北大塚2丁目あたりが面白いでしょう。
ちなみに、山手線の近隣駅と駅周辺の中古マンションの2017年売買価格の中央値を比較すると次のようになっています。
- 大塚:4,480万円
- 巣鴨:4,480万円
- 駒込:3,998万円
出所:RENOSY調べ(2017年売買価格の中央値)
浅草駅周辺:隅田川でお散歩、路地裏の茶屋でひと休みの休日
首都圏でノスタルジックな面影を残す街といえば、外せないのが浅草です。1,400年の歴史を持つ「浅草寺」や日本で最も歴史のある遊園地「浅草花やしき」をはじめ、歴史を感じさせるスポットの宝庫です。浅草は、観光スポットのイメージが強いですが、のんびりとお散歩できる墨田川があったり、庶民的なグルメの名店がたくさんあったり、暮らす街としての魅力もあります。
浅草には古い建物が多いので、中古マンションも築古が中心かと思いきや、 築数年~の築浅のマンションも数多くあります。選択肢が多いので、好みに合った物件が選びやすいでしょう。浅草周辺の売買価格の中央値(RENOSY調べ・2017年実績)は4,990万円になっています。
浅草は日本を代表する観光地であり、東京スカイツリーと組み合わせて、国内外の旅行客を強力に誘引するエリアなので、不動産の資産価値がキープしやすいといえます。また、東京メトロ・銀座線で渋谷駅にダイレクトで行ける利便性も魅力です。
鎌倉駅:都心から離れているのに住みたい街
古民家を改装したカフェや雑貨店が建ち並び、有名なお寺が集まる鎌倉。都心から移住する人も多く、地元に住む人たちでコミュニティを形成していることも魅力の一つのようです。由比ガ浜に代表される湘南特有の空気と古都の魅力が共存し、街を散策するだけで心穏やかな雰囲気に包まれる街、鎌倉は都心から離れた立地にも関わらず、根強い人気を誇ります。
都心から離れているといっても、湘南新宿ラインを利用すれば、「1時間圏内+乗り換えなし」で渋谷駅まで行くことが可能です。駅前の中古マンションの数は、東京都内の主要駅ほどではありませんが、ポツポツと駅近マンションがあります。街並みを大切にしているエリアだけに、3~5階の低層マンションが中心。築年数では築9~18年あたりが多い傾向です。
この他、首都圏でノスタルジックな風景が広がる街としては、川越、柴又、青梅などが有名です。
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