アパートのリビングを広く見せるコーディネート。コツを知って快適に
アパートのリビングを広く見せるには
収納棚などの家具の設置を減らせば空間を広く使うことができますが、逆に不便になってしまうため、荷物の量を減らすことなく空間を広く見せることが重要です。
そこで、アパートのリビングを広く見せるためのポイントとして挙げられるのが以下の2つです。
- 開放感を作る
- カラーコーディネートによる視覚効果
それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。
開放感を作る
背の高い収納棚などは横方向に場所をとるよりも縦方向に場所をとる方が空きスペースの有効活用につながるため、必須アイテムの1つといえます。しかし、背の高い収納棚などは圧迫感を増幅させてしまうため注意が必要です。
そこで、背の高い収納棚などの圧迫感を少しでも減らす方法として、視線のぬけを意識したレイアウトが挙げられます。
例えば、部屋の入り口から窓に向かって背の高い家具から低い家具の順に配置することで、遠近法によって奥行きを感じられるため狭い部屋が広く見えるようになります。
また、家具の置かれていないスペースをバラバラにするのではなく、まとめることによって床の面積を広く見せることできるのです。こうすることで、開放感のある空間に見えるようになるでしょう。
カラーコーディネートで視覚効果を
部屋を広く見せるコツは家具の配置だけではありません。部屋のカラーコーディネートも重要なポイントになります。
例えば、黒やこげ茶などの壁紙や家具を選択すると、空間が狭く見えやすいといわれています。逆に白やベージュなどの明るい色は空間を広く見せることができるのです。
また、赤などの暖色系は膨張色、青などの寒色系は後退色といわれていて、後退色を遠くに見せたい壁に持ってくると奥行きを感じやすくなります。このように、色の使い方も工夫してみるとよいでしょう。
すっきり見せるインテリアコーディネート
圧迫感を減らし部屋を広く見せるポイントは分かりましたが、部屋をすっきり見せるにはどうすればよいのでしょうか?
部屋をすっきり見せるにはインテリアの工夫がポイントになります。具体的なポイントは以下の3つです。
- 窓とテレビの位置関係
- ソファの配置
- おしゃれな収納を活用
それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。
窓とテレビの位置関係
テレビを配置する場合は、壁にくっつけるように配置するのが部屋のスペースを有効活用できる一番の方法だと思っている人が多いのではないでしょうか?
例えば、テレビを窓側に配置した場合は逆光でまぶしくなり、窓と反対側または窓に対して直角に配置した場合は明かりが入り込んで見づらくなります。
そこで、コーナーにテレビを配置すると、部屋に広がりを持たせることができます。窓側のコーナーに配置すれば逆光や明かりが入り込むことを防ぐことができるほか、どの角度にソファを配置してもテレビが見えやすくなるでしょう。
ソファをどこに置くか
ソファは場所をとるものであるため、部屋の壁際でコーナーにくっつけるのが一般的です。しかし、コンセントの関係上、コーナーに配置できない場合もあります。
そのような場合には、コンセントの邪魔にならないような小さなソファをコーナーに配置するか、コーナーを残して壁の中央に配置するなど、全体のバランスを考えながらまとめることがすっきり見せるポイントといえるでしょう。
おしゃれな収納を活用
おしゃれに収納できるアイテムとしてチェストやシェルフなどがあります。チェストとは、扉が付いている収納家具のことで、デザイン性の高いものも多く移動も可能で使い勝手が良いのが特徴です。
シェルフとは、扉が付いていないことが多く、隠す収納というよりも見せる収納といえます。壁に取り付けて使うウォールシェルフは、デザイン性も高く縦の空間を上手に使うことができるのが特徴です。
ただ収納するのではなくおしゃれな収納を活用することで、部屋をすっきり見せることができるでしょう。
リビングの照明のコーディネートも重要
部屋を広くすっきり見せるための家具のレイアウトやカラーコーディネートなどについてみてきましたが、照明のコーディネートも重要なポイントです。
最後に照明の種類や特徴、リビングを広く見せるための照明選びのポイントについて確認していきましょう。
照明の種類や特徴を知ろう
照明は主に以下の5種類に分けられます。
- シーリングライト
- シャンデリア
- ペンダントライト
- ダウンライト
- スポットライト
シーリングライトは、天井付の照明のことで、全体に光を行き渡らせることができるため、狭い部屋も問題なく使用できます。シャンデリアは、吊り下げ型照明のことで、華やかさを演出できます。
ペンダントライトは、吊り下げ型照明のことで、デザイン性の優れたものが多くダイニングなどで多用されますが、使い方によっては狭い部屋にあまり向いていません。
ダウンライトは、天井埋め込み型照明のことでスポット対象を照らすため、狭い部屋にも向いています。スポットライトは、特定の場所を照らす照明で、インテリアを演出するために使用するのが一般的ですが、こちらも狭い部屋でも十分に使用できます。
リビングを広く見せる照明はどう選ぶ?
5種類の照明をみてみると、天井から吊り下げるものと天井に埋め込むものに分けられます。
天井から吊り下げる照明の場合には、デザイン性を高めることができますが、視線に照明が入るため、圧迫感が強くなる可能性があります。
そのような場合は、シーリングライトなどの天井取り付け型を選ぶと視界がすっきりするため、圧迫感をなくせるでしょう。
また、吊り下げるタイプでも、上手に設置すれば部屋を広く見せることが可能です。「おしゃれな照明だな」と視線を下ではなく上に向ける縦方向の空間を意識させることで、広く見せる視覚効果が期待できます。
まとめ
アパートは空間が限られているため、少しでも圧迫感をなくせるようにコーディネートを行うことが快適性を高めるポイントです。
家具のレイアウトのほか、カラーコーディネート、照明の選択など広く見せるためのさまざまなコツがあります。色々なアプローチを行ってより快適な毎日を過ごすことができる環境に近づけていきましょう。
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