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作成日: 2018.11.27

リノベーション価格の相場は?理想の住まいは工夫次第で手に入る

リノベーション価格の相場は?理想の住まいは工夫次第で手に入る

リノベーションをして、自分たちの理想の住まいを実現したいという人も多いのではないでしょうか?リノベーションは内容や規模によって、予算や期間もまったく変わってきます。リノベーション価格の相場やポイントについて解説していきます。

リノベーションの種類

リノベーションは大きく2種類に分けることができます。「フルオーダーリノベーション」と「セミオーダーリノベーション」です。それぞれについて確認していきましょう。

フルオーダーリノベーション

フルオーダーリノベーションはその名の通り、すべてを施主の意向通りの仕様にできるリノベーションです。マンションや戸建て住宅を、骨組み以外すべてなくした、フルスケルトンの状態から生まれ変わらせます。

リフォームが原状回復であるのに対し、こういった大がかりな間取り変更ができるのがリノベーションの特徴と言えます。床材・壁・天井のクロス・間取りの取り方など、細かい部分にいたるまで好みで選べるのです。

場合によっては建具や家具までも、オリジナルで作るケースもあります。施主の理想の住まいを一から作れるのがフルオーダーリノベーションの魅力と言えるでしょう。

セミオーダーリノベーション

フルオーダーは、とことんこだわりを実現したい人に向いていますが、その分、予算がかかります。できれば低予算でリノベーションをしたいという人もいるでしょう。

そういう人には、セミオーダー形式の「定価制」リノベーションというものがあります。これは解体から始まり、設備や内装工事、設計費までのすべてのリノベーション費用を「面積×単価」で表示するシステムです。

しかし、定価制の場合は、システムキッチンやユニットバス、フローリングや壁のクロスなどの基本的な部分は、あらかじめ決まったグレードの「標準仕様」が設定されています。

そのため、細部に関して施主が選ぶ自由度が下がってしまう点は覚えておきましょう。何かオーダーがあれば「オプション」になり、別途費用が必要です。

また、各会社によって規格されている「標準仕様」や施工範囲が異なるので事前に確認しておくとよいでしょう。

リノベーションのポイント

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リノベーションの費用や対象物件を考えるうえでのポイントは、一体どのようのものがあるのでしょうか?項目別に見ていきましょう。

依頼する業者次第でも費用が変わる

リノベーションは、依頼する業者によって費用はさまざまです。デザインに対しどこまでこだわるか、それに対応できる業者かによって変わってきます。

地元の工務店であれば、デザイナーを置いていることも少ないので、比較的シンプルなデザインで、費用を抑えた工事をするのに向いています。地域に複数店舗があるような中堅業者なら、デザインにもこだわれますが費用もかさむでしょう。

大手のリノベーション会社はデザインにこだわることもできますし、事前の相談やアフターケアも充実しています。しかし、その分費用がかかるという特徴があるようです。

お買い得な築年数は?

リノベーションを施すための中古物件を探すときに、お買い得と言われている築年数があります。それは「築20年」の物件です。

一般的に、築年数15年から20年のマンションを購入すると資産価値が減りにくいと言われています。一般的なマンションの耐用年数は50~60年ですから、購入時点からまだまだ30~40年は住まいとして使えるのです。

定期的な改修や改装が必要になるかもしれませんが、それを見越してもお得な買い物になるのが築20年のマンションだと言われています。

リノベーション費用に影響するポイント

リノベーションには、費用に影響を与えるいくつかのポイントがあります。

まず、間取りや内装デザインです。壁を取り払ったり水回りを移動させたりすると費用はかさみます。キッチン等の設備のグレードによっても差がでるでしょう。

次に、物件の広さそのものも関係します。施行する面積が広ければ広いほど資材も設備も作業も増えるからです。物件の階数も重要です。高層階であれば資材や設備の運び上げにも費用がかかります。

そして、地域性も関わりがあります。これは土地によって材料費にばらつきがあり、職人の手当ても変わってくるからです。

リノベーション費用の相場

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リノベーションの費用相場とはどれぐらいなのでしょうか?規模ごとに確認してみましょう。

小規模なリノベーションなら600万円未満も可

単身者向けのワンルームマンションの小規模リノベーションであれば、600万円未満に収めることができるようです。入居者対策での内装工事と水回り設備の変更だけなら、50万円程度でできる例もあります。

間取りや水回りを変更する場合は、どうしても目に見える部分だけでなく、配水管や柱といった壁や床の中にまで手をつける必要が出てくるので予算がかかります。

予算を抑えたい場合は、天井や壁、床といった見た目のリノベーションのみにしておくとよいでしょう。

中心価格帯は600万から1,000万円

基本的に、間取り変更や設備交換などを行うリノベーションは、600万円を超える場合がほとんどのようです。

キッチンを最新式のものにする、2つの部屋を1つの部屋へと間取りを変更し、部屋を大きくするといった改装には大きな予算がかかります。

特に高齢者を受け入れるためのリノベーションには、費用がかかりがちです。バリアフリーなどを導入したり、階段や敷居の高さをゆるやかなものにしたりといった、家の規格を変えるようなものは、1,000万円程度の予算がかかってしまいます。

家全体をリノベーションするなら1,000万円以上も

80坪以上の大規模リノベーションは1,000万円を超えてしまうことが多いようです。

バリアフリー工事や設備交換で400万円、和室をLDKに変更して300万円、子供部屋新設で200万円、耐震工事に200万円、総額で1,100万円といった具合です。

スケルトンリノベーションといって、家の骨組みだけを残して、それ以外を一新するようなリノベーションを行った場合もかなり高額となります。リノベーションでどこまでこだわるかは、予算などを踏まえて検討しましょう。

まとめ

リノベーションには費用がかかるイメージを持つ人も多いですが、場所やポイントを絞り込んだ限定的なリノベーションであれば、抑えた費用でも可能な場合があります。

リノベーションを検討している人は事前に情報を整理し優先順位をつけ、予算内で最大限のリノベーション効果が得られるようなプランを目指しましょう。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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