不動産やお金の疑問をわかりやすく解決 RENOSY マガジン
  1. RENOSY マガジン
  2. 投資する
  3. ETFにはどんな銘柄がある? 選ぶポイントもご紹介
投資する

ETFにはどんな銘柄がある? 選ぶポイントもご紹介

2020.10.30

ETFにはどんな銘柄がある? 選ぶポイントもご紹介

この記事を書いた人 RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。
もっと読む

ETFはアメリカで誕生し、低コストで分散投資できる投資信託の1種でありながら、株式と同じように市場で取引が可能と、誕生以来、人気が上昇しています。

ETFにはどのような銘柄があり、何を基準に選べばよいのでしょうか? 今回はETFの種類や選ぶときのポイントを紹介します。

ETFの歴史

ETF銘柄は、現在200銘柄以上が東京証券取引所に上場しています(ETF銘柄一覧 | 日本取引所グループ)。

ETFが最初に登場したのはアメリカです。運用会社ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが開発した、S&P 500株価指数に連動した運用を目指す「SPDR S&P 500 ETF」が1993年にアメリカン証券取引所に上場されました。

投資家のコスト意識、パッシブ志向の高まりからETFの取引は増え続け、世界のETF残高におけるアメリカの占める割合は7割程度となっています。

【関連リンク】
ETFとは一体何? 仕組みや投資信託との違いも解説

日本では、日銀が購入しているというニュースを聞いたことでETFを知ったという人もいるかもしれません。日本銀行では、金融政策として日本の株式市場の安定化をはかるため、2010年からETFを購入しています。

2020年3月16日の日銀金融政策決定会合では、新型コロナウイルスによる金融市場の安定を維持するための措置として、年間12兆円を上限として積極的に買入れすると発表しました。12兆円はそれまでの上限6兆円の倍額です。日銀は「ETF の買入れの運営について」として、TOPIX、日経 225、JPX 日経 400を購入しています。

個人投資家の動きとしては、2019年7月に実施された「ETF 受益者情報調査」があります。「投資部門別保有純資産総額」は2.6%でした(前年比1ptダウン)。受益者全体は726,609人で、そのうち個人(その他)の占める割合は全体の約98%(710,375人)ですが、保有資産はまだ伸び代がありそうです。

ETFの種類と主な銘柄

日本の証券取引所に上場している約200のETFの種類や主な銘柄は以下の通りです。

国内株式

国内株式ETFのうち、市場別では日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった、日本の主要な株価指数と連動するETFを購入できます。日経平均株価を構成する225社や東証一部に上場している約2,000社(2020年9月末時点では2,176社)にまとめて投資可能です。

【国内株式(市場別)の銘柄例】※()は4ケタの証券コード

  • 日経225連動型上場投資信託(1321)
  • TOPIX連動型上場投資信託(1306)

規模やテーマ、業種で投資先の銘柄が選定されているETFもあります。時価総額が大きな企業や反対に小さい企業に投資したいなど、目的に応じて選択できます。

【国内株式(規模別)の銘柄例】

  • TOPIX Core 30 連動型上場投資信託(1311)
  • MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信(1492)

テーマ別では、高配当の銘柄や、投資額が近年世界的に拡大傾向にあるESGに着目した銘柄などに投資するETFを選択可能です。

高配当銘柄のETFでは、上場企業のうち予想配当利回りが高い株式銘柄を選択して投資します。あくまでも予想のため、投資を判断する前には、業績の安定性や過去の配当金などを調べましょう。

ESGとは、環境(Environment)、会社(Social)、企業統治(Governance)の3分野に対する取り組みを重視した企業のこと。ESGの観点から、持続的な成長が期待できる企業に投資する方法を「ESG投資」といいます。

新型コロナウイルス大流行に伴い、新たな生活様式が求められる中でもESG投資に改めて注目が集まっているようです。ESG関連指数連動型ETFは、日本取引所グループのページにまとめられています。

【国内株式(テーマ別)の銘柄例】

  • 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)(1698)
  • ダイワ上場投信-MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数(1653)

また業種別ETFでは、食品や銀行など、特定の業界全体に投資できます。応援したい業界や今後の成長が期待できる業種がある場合、業種別ETFに投資するのもひとつの方法です。

【国内株式(業種別)の銘柄例】

  • NEXT FUNDS 食品(TOPIX-17)上場投信(1617)
  • NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信(1631)

外国株式

先進国株式とは、アメリカや欧州諸国などに分散投資するETFです。商品によって情報技術や金融、生活必需品などさまざまなジャンルに投資できます。

【先進国株式の銘柄例】

  • NASDAQ-100®連動型上場投信(1545)
  • 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信(2513)

また、ブラジルやインドなどの新興国の株式に投資するETFも選択可能です。成長が期待できる国に投資するのも一案ですが、値動きが激しい国も多いために慎重に選ぶ必要があります。

【新興国株式の銘柄例】

  • 新興国株式(為替ヘッジなし)ETF(2520)
  • 上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)

債券

債券とは、国や企業が一般の投資家から資金を借り入れた際に発行される有価証券です。債券には満期となる償還期限があります。定期的に利子を受け取ることができ、満期まで保有すると額面金額が償還金として投資家に払い戻されます。

債券の発行先が破綻したり倒産したりしない限りは利息収入が得られ、満期に投資元本が戻ってきます。無リスクな金融商品の中で安全性が高いといえます。

債券にも株式と同じように、「国内債券」「先進国債券」「新興国債券」などがあり、日本だけでなく世界各国に投資できます。

【債券の銘柄例】

  • 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信(2510)
  • 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信(2511)
  • 新興国債券・J.P.モルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(為替ヘッジなし)連動型上場投信(2519)

REIT

REITとは、投資家から集めた資金を不動産に投資し、家賃収入や売却益が発生した場合に投資家へ還元する金融商品です。一般の投資家を対象にしたREITは上場しています。複数のREITに分散投資するためには高額な投資資金が必要ですが、REIT ETFであれば、個別のREITを市場としてまとめているため、数万円程度の少額で分散投資できます。

またREIT ETFでは、日本だけでなくアメリカやオーストラリアといった海外のREITにも投資できます。

【REITの銘柄例】

  • 東証REIT指数連動型上場投信(1343)
  • iシェアーズ 米国リート ETF(1659)

そのほか

商品(コモディティ)ETFは、金や原油などの価格と連動します。株式や債券と比較すると、ハイリスク・ハイリターンな傾向にありますが、株価とは違う動きをするため、商品(コモディティ)のETFを購入してリスクを分散するという考え方もあります。

【商品(コモディティ)の銘柄例】

  • 金価格連動型上場投資信託(1328)
  • WTI原油価格連動型上場投信(1671)

ETFの新しい指数として登場しているものの中に、レバレッジ型とインバース型があります。レバレッジ型とは株価指数の約2倍の値動きをするETFのことです。日経平均が1%上昇すればETFの価格は2%上昇するため、上昇局面で購入すると大幅な値上がりが期待できる一方、リスクは高いといえます。

インバースとは、逆(inverse)という意味で、通常の運用で目指す指数(原指標)とは反対の動きを目指す運用です。 原指標の日々の騰落率のマイナス○倍となるよう計算され、例えばインバース型で1倍反対の動きをするETFで、日経平均が1%下落すれば、ETFの価格が1%(1倍)上昇するというように、株価が下がったときに利益が得られます。また価格が指標のマイナス2%として計算されるダブルインバースもあります。

【レバレッジ型・インバース型の銘柄例】

  • TOPIXブル2倍(1568)
  • ダイワ上場投信-TOPIXインバース(-1倍)指数(1367)
  • ダイワ上場投信-TOPIXダブルインバース(-2倍)指数(1368)

ETFを選ぶときの3つのコツ

ETFを選ぶときのコツを3つご紹介します。

1. 出来高が大きく、純資産額の高いものを選ぶ

ETFを選ぶときは、商品の出来高が大きく純資産額が高いものを選びましょう。出来高とは売買の合計数量であるため、大きいほど取引量が多く人気なETFといえます。出来高の小さいETFは、値段が付かなくなって売買できないリスクが高くなり、売りたいときに売れずに買いたいときに買えないリスクが発生するのです。

2. 信託報酬が低いものを選ぶ

信託報酬とは、ETFや投資信託の運用にかかるコストのことです。運用期間中は保有資産から差し引かれ続けます。もともとETFの信託報酬は、一般の投資信託とは違って、信託報酬のうち証券会社や銀行など販売会社に支払う部分がない、また、インデックス運用(パッシブ運用)のため企業調査費がかからないため、投資信託と比較して低めです。

投資したETFの利回りがいくら高くても、信託報酬が高いと利益が減ってしまいます。また信託報酬は毎年かかるため、投資期間が長いほど運用の実績に大きな影響を与えます。少しでもパフォーマンスを良くするためにも、ETFに投資する際は目論見書で信託報酬の利率を必ず確認してできるだけ低いものを選びましょう。

【関連リンク】
投資信託とは? 基本的な仕組みや初心者が気をつけるべきリスクとは?

3. 複数の銘柄に分散投資をする(アセットアロケーション)

できるだけ複数の投資対象に分散投資をすることで、リスク分散になるといわれています。世界全体の株式市場に投資するようなETFであれば、一国内の株式市場に偏らず広く分散できることになるので、自分の資産をどのETFに配分するかで悩む必要がなくなります。ただそのETFの中の組入銘柄や比率は確認しましょう。

【関連リンク】
お金のプロが選ぶ、おすすめの投資信託はズバリこの3本!

まとめ

ETFには、日本だけでなく世界中の株式や債券、REIT、商品、そしてあるテーマで絞った株式など、投資対象はさまざまです。どの指数と連動する商品なのかを確認したうえで、リスクの高い商品の場合には、よく調査をしましょう。ETF選びに失敗したくないのであれば、出来高が大きく純資産額が高い信託報酬の低い銘柄に投資しましょう。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

Facebook Twitter Instagram