この記事を書いた人 RENOSYマガジン編集部
「不動産投資を始めたい」と思っても、タイミングがわからず踏み出せない人も多いのではないでしょうか。不動産価格に関わる市場を見極めてスタートできるのがベストですが、市場を予測することは不可能なので、思い立ったときが始めどきだとはよくいわれます。とはいえ、具体的にどんなことをポイントに意思決定すればよいのでしょうか?今回はさまざまな角度から不動産投資を始めるタイミングについて解説します。
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不動産投資を始めるにあたって「不動産市場の影響で物件価格が安く買えて収益性の高い物件を、金融機関が低金利で貸してくれるときに買いたい」というのが我々の本音です。しかし、そのようなタイミングはまず訪れないでしょう。ではどのようなときに不動産投資を始めるのがよいのでしょうか?
不動産投資は借入額も大きいため、金利の違いは支払総額にとても大きく影響します。金利が低いときにローンを組めれば返済総額は少なくて済みます。いまは、バブルの時代とは比較にならないほどの超低金利時代が訪れており、借入れする人の条件によって、金利は1.5%くらいからあります。
開始する年齢も早い方が良い面もあります。20代で不動産投資を始めれば、50代や60代前半でローンは完済することになります。繰上返済をしていけば、40代で完済することもでき、家賃収入がそのままあなたの収入になります。
不動産投資が成功するかどうかは、物件選びにかかっています。「新築か中古か?」「首都圏か地方か?」「一棟か区分所有か?」など、どのような物件に投資するか決まっていて、なおかつ良い物件に出会ったならば投資を始めるタイミングと言えます。
なかでも都心部のワンルームマンションへの投資は、初心者に最適と言われています。都心の中古マンション一室であれば2,000万円程度から始めることができ、総投資額を抑えることも可能。さらに都心のワンルームマンションは不況時でも需要が安定している傾向があるので、まずはワンルームマンションからチェックするのもひとつの手です。
不動産も少しでも安く購入したいと誰しも思うものですが、需要が高い物件を安く手にするのはなかなか難しいかもしれません。不動産市場において価格が適切かどうかを判断できるようになるため、日頃から不動産か価格をネットで調べておくのは有益です。
一方で、「今後需要が見込まれるエリア」を探し、物件価格が上昇する前に購入するのも考え方のひとつです。上場企業の本社が近くにある、再開発が見込まれる、学校が多いなどの条件が揃うエリアが見つかれば、検討してみる価値は大いにあるでしょう。
金融機関は必ず返済してくれそうな人にお金を貸したいものです。勤続年数や収入、信用情報や自己資金などの属性と、購入する物件の収益性を総合的に審査し融資の可否が決定されます。住宅ローンと比べて審査基準も厳しくなります。
ただし、審査では総合的にチェックされるため、たとえ年収だけ高くても落ちてしまう可能性があります。また、持病があるとローンの条件が厳しくなる場合があります。今の自分の属性で融資してくれる金融機関があるならば、不動産投資をなるべく早く始めておく方が得策でしょう。
不動産投資を始められない大きな理由は「心理的障壁」といわれています。空室リスク、金利上昇リスク、人口減少リスク、破産リスクなど、不動産投資には多くのリスクがあるためです。
しかし、事業にリスクはつきものです。現在の状況下で、地道な努力を続けて成功に導くのが、不動産投資の醍醐味ともいえます。たとえば、良い不動産営業マンを探すのも、腕の良い内装業者さんを見つけるのも自分次第です。やりたいという気持ちがあるかどうかが何よりも大事です。
不動産投資を始めるタイミングは物件や融資、個人の属性などによって左右されます。ただし、40代で不動産投資ローンを利用すると、期間を30年とすると完済は70代になってしまいます。その頃には退職リスクも出てくることも考えられ、ローン返済ができなくなるリスクにもつながっていきます。
今後のリスクを理解することはもちろん大事ですが、ある程度の知識をつけたら、あとはご自身の強い気持ちが大切です。始める場合には今後待ち受けている問題も視野に入れた戦略を立て、長期運営の姿勢でのぞみつつ、不動産投資を成功させましょう。
※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。
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