マンションのリビングは壁面収納がおしゃれ?利点や収納例を紹介
リビングに壁面収納を取り入れる利点は?
マンションのリビングは戸建て住宅のリビングと比較すると狭いケースが多く、床面を使うのみの収納では物があふれかえってしまいがちです。
壁面収納は、そんなマンションのリビングにとって、手軽に収納スペースを増やせるオーソドックスな手法といえます。そして、収納面だけでなく、壁面収納にはさまざまなメリットがあります。
どんなメリットがあるのかみていきましょう。
インテリア性やデザイン性
リビングにおける壁面積は、床よりも広いことが多いです。ポスターや写真をインテリアとするだけでは、壁が物足りない印象になることもあるでしょう。
そこで、壁を収納場所として活用すると、壁の物足りなさを埋めるだけではなく、リビング全体にデザイン性を持たせられます。壁面収納は、生活に必要なものだけではなく、おしゃれな観葉植物やインテリア雑貨を飾るためにも使えるのです。
デッドスペースをなくして無駄なく収納
デッドスペースとは言葉通り「無駄な空間」です。従来の収納方法だけでは、家具と家具の隙間や、使わないものが置かれた使用頻度の高くない空間がどうしても生まれてしまいます。
物を置くには狭くて活かすのが難しい空間は、壁面収納を選択肢に入れると一気に広がりを見せるでしょう。小さな隙間でも、壁にフックや突っ張り棒を用いて立体的に収納する方法をとれば、広いスペースになるケースも少なくありません。
マンションのリビングのおしゃれな壁面収納例
それでは実際、壁面収納にはどんな方法があるのでしょうか。3つの例をみていきましょう。
シアターのような壁面収納
テレビを壁面収納する大きな棚が販売されています。テレビだけでなく、配線がごちゃごちゃしやすいDVDレコーダーなどの周辺機器もすっきりと収納できます。収納スペースは多いものの、テレビしか存在していないようにもみえるのです。
壁一面に統一感があり、落ち着いた雰囲気を醸し出します。まるで映画館にいるかのような空間を演出することが可能でしょう。
図書館のような壁面収納
1冊だけではそこまで大きくも重くもない本ですが、数が揃ってくると収納場所に悩んでしまいます。そこで、壁面を活かした収納を考えてみるとよいでしょう。
本の量が多ければ、図書館のような壁面収納が可能です。天井まで届く本棚に収納しましょう。ただ本を並べるのではなく、インテリア性を持たせるために、おしゃれな収納方法をとることがポイントです。
例えば、表紙のきれいな本なら、それを見せて飾ります。アクセントのように、ヴィンテージ雑貨やミニ観葉植物を本と一緒に並べるのもおしゃれでしょう。
カスタマイズ可能な壁面収納DIY
マンションの壁面を活用するといっても、穴を開けるのはためらわれます。そんなときは「ディアウォール」という収納方法があります。
これは天井と床を支えとする柱を立てて、その間に棚を設置してさまざまなものを収納する方法です。普通の棚よりも安価で入手でき、手軽にDIYができます。
木目調の素材を使って観葉植物を飾れば、ナチュラルでおしゃれな棚にみえるでしょう。DIYならサイズは自分で調整できますので、ぜひ試してみてください。
壁面収納の取り付け工事をする場合の注意点
壁面収納を実際に取り付ける場合には、どんな注意点があるでしょうか?マンションならではの注意事項もあるので、確認してみてください。
用途に合わせた計画を
壁面収納は1度設置すると簡単には撤去ができません。本格的な工事ではなく、DIYの場合でも相応の時間と手間もかかります。
棚のサイズやデザイン性、ほかの家具との親和性など問題ないか、事前に十分に検証してみてください。
管理規約の確認
賃貸マンションには原状回復の義務があり、退去時には入居したときと同様の状態に戻さなければなりません。そのため、壁に穴を開ける、壁の塗装などはそもそも管理規約で禁止されている場合があります。
分譲マンションでも、天井や壁も構造に関わる部分の場合は「共用部分」とみなされることもあるようです。収納のためにどこまで手をつけてよいか、管理規約をはじめ、管理会社や大家に確認をとりましょう。
まとめ
マンションのリビングは床面積が狭いケースも多いでしょう。そんなときは壁面収納を使えば収納スペースが増えて、すっきりした空間が作れます。
収納的なメリットだけでなく、壁面収納は見せ方によっては見た目にもおしゃれにすることが可能です。インテリアの1つとして導入するのもよいでしょう。
ただし、大規模な改造はマンションの利用規約に引っかかる可能性があります。事前に確認した方が後々トラブルにならず安心だといえるでしょう。
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