「子育てするなら北区が1番!」は本当?ファミリーに人気上昇中の赤羽を訪ねてみた
マンションをどの街に買うか迷っている……。そんな方へ紹介するのは、「東京にマンションを買うなら穴場」といわれる「北区の赤羽」。特にファミリー層からの支持が高いです。2018年5月時点で総人口35万人を突破して勢いにのる赤羽は、どんな理由で子育てがしやすいのでしょうか?赤羽の魅力についてリサーチしました。
入園決定率ランキングで2位の赤羽
「赤羽が子育てのしやすい街というのは本当ですね。新宿区から赤羽に移って約5年になりますが、引っ越しせずに2人の幼い子を育てていたら……と考えるとゾッとしますよ。都心での子育てはやはり大変ですからね」(赤羽駅近くに3LDKマンションを購入した40代男性)
北区が子育てしやすい街といわれる理由に待機児童の少なさが挙げられます。「保育園を考える親の会」が行った2017年における東京23区の「認可保育施設への入園決定率ランキング」では、入園申込をした児童のうち入園が決定した割合を「入園決定率」として発表しています。北区は豊島区に次いで2位です。東京23区全体の入園決定率の平均は60%台ですので、北区の84.7%は驚異的な数値といえるでしょう。
子育て環境が良い分、ファミリータイプの中古マンションの競争率は上がっていますが、それでも同じ埼京線沿線で隣の豊島区と比較するとかなり割安です。
出所: 保育園を考える親の会『100都市 保育力 充実度チェック』2017年度版
週末には子連れで赤羽飲みを楽しむご夫婦の姿も
赤羽駅周辺といえば、東口の「ディープな飲み屋街」がよくメディアに取り上げられます。ここでファミリーに人気の街ならではのエピソードに出会いました。居酒屋の店員さんに聞くと、「週末になると、幼児を連れて飲みに来るお客様が結構いますよ」とのこと。しかし、幼児連れで来る人は、昼間に来店する方が多いようです。
夫婦で七輪を挟んでビールを飲んでいる脇で、子どもたちが路地を駆け回る……そんな昭和のような風景が広がっています。ちなみに、赤羽の飲み屋街に「昼間から飲める居酒屋」が多いのは、印刷会社や製造工場が多く夜勤明けの人たちがそのまま飲みにくるためだそうです。
子育てしながら日常の買い物にも困らない環境
子育てしやすい街といわれるだけあって、赤羽駅周辺はベビーカーを押してショッピングする人たちの姿が目立ちます。街全体が子育てを盛り上げようという雰囲気のため、子育てをしているママたちの表情にもゆとりがある印象を受けました。
駅の東口には、東京で最大級の天蓋アーケードを備える商店街「LaLaガーデン(赤羽スズラン通り商店街)」に加えて、「イオン フード スタイル」などもあります。西口には、イトーヨーカドーがあり、駅のどちら側に住んでもショッピングには便利です。
自然環境重視なら赤羽駅西口エリアがおすすめ
さらに、赤羽が子育てのしやすい街といわれる理由として「比較的、駅近に公園があること」も挙げられます。東口には、砂場・ブランコ・滑り台などが揃った「赤羽公園」、西口には赤羽緑道公園から赤羽自然観察公園にかけて、広大な自然が広がっています。自然環境重視でマンションを購入される方には西口エリアがおすすめです。
新宿駅14分、東京駅15分など主要駅まで好アクセス
最後にアクセスについてですが、赤羽に行ったことのない方の中には、「赤羽は都心から遠い」というイメージを持っている方もいるでしょう。実際には、主要駅である新宿駅まで14分、池袋駅・上野駅まで9分、東京駅まで15分など、かなりアクセスが良い立地です。さまざまな方面へのアクセスの良さが赤羽の最大の魅力といえます。
JR埼京線と京浜東北線という運転本数の多い路線が利用できるため、通勤や通学には非常に便利です。そのため、赤羽駅周辺の中古マンションの価値は将来にわたって維持されやすいといえます。子育て中の方や、子育てしやすい立地を探している方は「北区の赤羽」を候補に入れてみてはいかがでしょうか?
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