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作成日: 2018.07.20

武蔵小杉をはるかに上回る乗降客数の伸び率!隠れた人気駅「新丸子」をウオッチしよう

武蔵小杉をはるかに上回る乗降客数の伸び率!隠れた人気駅「新丸子」をウオッチしよう

最近、首都圏の住みたい街の上位に「武蔵小杉」の名前がよく挙がりますが、隣駅の「新丸子」も隠れた人気駅です。「マンションの割安感がある」「各駅停車のため通勤ラッシュがほどほど」「きれいな低中層の物件が多い」などの魅力があふれる「新丸子」をレポートします。

武蔵小杉とわずか約400メートルしか離れていない新丸子

新丸子は東京との県境近くにある川崎市中原区の駅です。東急東横線で隣駅の武蔵小杉とは、距離にして約400メートルしか離れていません。JR南武線の武蔵小杉駅からだと、徒歩約5分であっという間に着いてしまいます。下の写真は、武蔵小杉駅と新丸子駅間の雰囲気です。管理の行き届いた賃貸マンション、分譲マンションが数多くあります。独身の方だけでなく、カップルやファミリーまで幅広く住んでいるエリアです。

新丸子から武蔵小杉方面を見るとこんな感じです。低中層階のマンションが中心の新丸子(写真手前)、高層階のマンションが多い武蔵小杉(写真奥)の違いを分かりやすく表現した構図ですね。

同じ沿線の隣駅なのに、ここまで違う新丸子と武蔵小杉

位置的にはかなり近い新丸子と武蔵小杉ですが、両者をさまざまなテーマで比較してみると、特徴がかなり違います。

Q.急行は止まるか、止まらないか?
・武蔵小杉:止まる
・新丸子:止まらない

Q.何路線使えるのか?
・武蔵小杉:5路線(JR南武線、JR総武線快速・横須賀線、JR湘南新宿ライン、東急東横線、東急目黒線)
・新丸子:2路線(東急東横線、東急目黒線)

新丸子は「乗降客数の伸び率」では東急東横線でトップクラス

ここまでの比較を集約すると、新丸子は(武蔵小杉よりは)急行が使えず、利用路線数も少ない駅ということになります。しかし、「乗降客数の伸び率」という人気の上昇率を示す指標では、東急東横線でトップクラスです。

2016年と2017年の乗降客数を比較すると、沿線で新丸子の1.9%を上回っているのは、

  • 祐天寺(2.0%増)
  • 東白楽(2.3%増)
  • 反町(2.1%増)

の3駅しかありません。ちなみに武蔵小杉は0.9%増です。このデータに基づけば、イメージ的には武蔵小杉に隠れて目立たないけど、実際には、住みたい方がたくさんいる成長が期待される街、それが新丸子です。

一方で、東急東横線の乗降客数そのもので見ると、新丸子は武蔵小杉の「8分の1~9分の1」程度です。最近、武蔵小杉の人気過熱で通勤ラッシュの凄さが話題ですが、新丸子はほどほどの混み具合です。

Q.1日あたりの平均乗降客数は?(2017年度)
・武蔵小杉:17万6,606人
・新丸子:2万626人

新丸子の住み心地を現地訪問でチェックしてみた

実際の新丸子の住み心地をざっと確認してみましょう。駅の改札の正面に24時間営業の東急ストアがあります。深夜帰宅のビジネスパーソンも便利ですね。

駅構内にはタリーズカフェもあります。

出口は西口、東口の2つです。両方の出口に商店街が広がっていますが、充実しているのは西口の印象です。

駅のすぐ前(西口)にカジュアルな雰囲気のラーメン屋、カレー屋さんがあります。どちらに行くか迷ってしまいそう。『らーめん房とりとん』はつけ麺が好評です。

カルディやセブンイレブンなどもあります。東急ストアと組み合わせれば日常の食料品購入には困りません。

川崎市らしく商店街の外れには「川崎フロンターレ」の後援会事務所もあります。

地元に人気のパン屋「ブーランジェリー・ベルマティネ」。高級そうな店名と外観ですが、100円台の価格帯のパンも多く日常的に使えます。朝8時からやっているのもうれしいですね。

逆側の出口、東口の雰囲気も見てみましょう。小さな商店街を抜けると県道2号線。通り沿いにもマンションが建っています。ほどほどの交通量なので、県道近くの立地も視野に入れてみてはいかがでしょう。

県道から路地に入ると、静かな住宅街が広がっています。車の通行量もそれほど多くないので、通学や通勤もしやすいでしょう。

新丸子は今後、資産価値の向上が注目されるエリア

中古マンションの売買価格の中央値でいうと、新丸子は武蔵小杉よりも割安です。(RENOSY独自調査/2017年度)マイホーム購入予定者にとって、この割安感こそが新丸子の最大の魅力といえます。

  • 新丸子:4,480万円
  • 武蔵小杉:6,280万円

一方で、さきほどもご紹介した通り、乗降客数は武蔵小杉を上回る伸び率です。今後の資産価値のさらなる向上が注目されます。この記事の写真でも分かる通り、低中層階のきれいめな中古マンションが東口・西口の両方にたくさん存在します。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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