1. TOP
  2. RENOSY マガジン
  3. 特集
  4. ダイニングのインテリアをお洒落に。テイスト別のポイントなどを紹介

作成日: 2018.08.30

ダイニングのインテリアをお洒落に。テイスト別のポイントなどを紹介

ダイニングのインテリアをお洒落に。テイスト別のポイントなどを紹介

食事やくつろぎの空間であるダイニングは、家の中でも特にインテリアにこだわりたい場所です。ここでは家具の選び方からレイアウトまで、お洒落で使いやすいダイニングを実現できるコーディネートのポイントについて紹介します。

ダイニングのレイアウトの基本

インテリアには、いろいろなスタイルがあります。好みのスタイルが決まれば、それに合わせて家具を買ったり、床や壁の色を決めたりできます。

ただしダイニングは、料理の配膳や後片付けをしたり、リビングや洗面所に移動したりと、人の動きが多い場所です。しかもテーブルや食器棚などの、比較的大きな家具を置かなくてはなりません。

スタイルだけを意識して家具をレイアウトすると、使いにくいダイニングになってしまうこともあります。このため家事の動線を意識しつつ、広々と見えるレイアウトを心がけるのが基本です。

スタイルや実例を参考に方向性を決める

最初にどんなダイニングにするのかという、インテリアの方向性を決めましょう。ナチュラルで明るいスタイルにしたいとか、落ち着いたモダンなスタイルにしたいなど、方向性によって買うべき家具が変わってきます。

また、同じナチュラルなスタイルの中にも、カントリー風、和風、カフェ風、北欧風などさまざまなテイストがあります。『ナチュラルなカフェ風』や『シックな北欧風』のように、できるだけ具体的なイメージを持つようにしましょう。

家具は動線を意識して配置する

動きの多いダイニングでは、家具の配置がとても重要です。ちょっと物を取りに行きたいだけなのにたくさん動かなければならなかったり、何かを移動させなければならなかったりするようでは、毎日の生活が不便ですし、ケガをする危険も高まります。

キッチン、食器棚、ダイニングテーブルの間をなるべく短い距離でスムーズに移動できるように、動線を考えながら家具を配置していきましょう。

また、ダイニングテーブルの椅子をひいたときに後ろの壁や家具にぶつからず、スムーズに座れるスペースも確保する必要があります。

部屋の図面に家具や動線を書き込みながら、確認していくと良いでしょう。

キッチンの壁側に配置すると空間が広々

ダイニングに充分な広さがない場合、余裕のある動線やスペースを確保するのはなかなか難しいものです。こんなときは、テーブルなどの大きな家具を部屋の一角にまとめて配置するのがおすすめです。

とくにキッチンよりの壁側にダイニングテーブルを置くと、広い通路ができるので部屋間の移動がスムーズになります。キッチンのすぐ近くにテーブルがあれば、調理後の配膳や後片付けも楽です。

また、家具を壁側に寄せることでオープンスペースができるため、狭さを感じにくくなります。

テーブルを直角に置くのがおすすめ

ダイニングテーブルを壁側に置く場合、人が座らない面を壁にぴったりとつけて、壁とテーブルが直角になるように置くのがおすすめです。

キッチンカウンターの壁に対して直角に置くと、調理しながらダイニングにいる家族と会話がしやすくなりますし、ほかの置き方に比べて部屋が広く見えます。

マンションやアパートのダイニングの作り方

マンションやアパートでは、リビングとダイニング、キッチンが一体となった『LDK』の間取りが多くあります。

間取り図で見るとそれなりに広く感じますが、ダイニング用とリビング用それぞれの家具を置き、テレビなども置くと、どうしても狭くなってしまいます。そんなLDKをできるだけ広く見せるコツを紹介します。

狭い部屋を広く見せるコツとは

狭い部屋に家具を置いても広く見せるためには、家具の高さと配置に注意して圧迫感をなくすことが大切です。また、壁や床ができるだけ見えるようにすることもポイントです。以下に詳しく解説します。

背の低い家具を置く

狭い部屋に背の高い家具を置くと、どうしても圧迫感を感じてしまいます。できるだけ背の低い家具を選んで、視線が遠くまで通るようにしましょう。

椅子やソファに座る生活なら、90cm程度の高さが目安となります。床に座る生活なら、もう少し低くすると良いでしょう。

もし収納のためにどうしても背の高い家具を置きたい場合は、できるだけ薄型のものや壁紙に近い色のものを選ぶとすっきりと見えます。

また、LDKの真ん中を仕切るようにソファを置く場合、背もたれが高いハイバックのソファでは壁のようになってしまい狭く感じます。ソファの背もたれは低めのほうが、部屋を広く見せることができます。

壁や床がよく見えるようにコーディネート

家具の高さの次は、配置などの工夫もしたいところです。壁や床が少しでも多く見えるように工夫しましょう。

たとえばテーブルの天板をガラス製にしたり、椅子の脚を細身のものにしたりするだけでも、床が見えるため広々とした感じになります。

また、家具はできるだけ一直線に並ぶように置きましょう。一方の壁側に寄せるなどして通路を広く取り、反対側の壁や窓側まで続くような空間を作るようにすると、壁がよく見えて視線が遠くまで届くため広く感じます。

また、ラグやカーペットを敷くのをやめて床を露出することで、手前から奥までつながって見え、奥行きを感じさせることができます。

ダイニングのインテリアコーディネート

ダイニングをお洒落に仕上げるには、メインとなるテーブルと椅子の選び方と、照明の使い方が重要なポイントです。

部屋の雰囲気によく馴染み、料理がおいしく見えるコーディネートのコツをみていきましょう。

テーブルと椅子の選び方

ダイニング家具選びの重要なポイントはテーブルと椅子です。色はもちろんですが、素材にも気を使って選びましょう。選び方のコツを紹介します。

床の色や質感に合わせた家具選びを

テーブルと椅子をセットで購入する場合は、床の色や素材の質感に合わせると選びやすくなります。

たとえば、ナチュラルな色合いのフローリングの部屋に、黒やこげ茶の重厚なテーブルを置くと不自然です。

しかし、実際には全く同じ色のものを探すというのは容易ではありません。逆に、無理に床と同じ色にすることで、メリハリがなくなってしまう場合もあります。

床と家具の色が違っても、質感をそろえることでまとまった感じを出せます。たとえば床が光沢のあるタイプのフローリングなら、テーブルも光沢のある質感の木製のものを選ぶと、多少色味が違っても馴染んで見えます。

別の素材や色の配置でハイセンスな印象に

椅子を別々に購入したり買い足したりするときは、同じものが見つからず不ぞろいになってしまうことがあります。しかしある程度の統一感を持たせることで、不ぞろいでもハイセンスな印象のコーディネートにできます。

ポイントは色、形、その他(脚の素材や背もたれの高さなど)のどれか1つをそろえることです。

形が違っても全部同じ色にする、同じ形で色違いにする、色と形は違うが同じテイストにする、このどれかを意識するだけで、センスよく見せることができます。

照明次第で料理がより美味しく見える

ダイニングの重要な役割は、『楽しく食事ができる場所』であるということです。料理がおいしそうに見えるだけで、気分が上がり会話も弾むでしょう。

そのためには、テーブルや椅子だけでなく『照明』も大切です。テーブルの上に設置する照明にも、ぜひこだわりましょう。

天井からペンダントライトをつける際は、高さに注意します。料理が引き立つ高さとしては、テーブル面からシェードの下部までの距離が60~80cmになるのが理想です。

最適なシェードの大きさもテーブルの大きさによって変わります。シェードの直径はテーブルサイズの1/3程度が目安とされています。

ただし照明の最適な位置や大きさは、部屋の広さやテーブルの色合い、壁紙の色などによっても変わってくるので、実際に家具を設置して調整しながら決めるようにしてください。

電源がなければスタンドライトでもOK

天井が高い家やダイニング部分が吹き抜けになっている家では、テーブルの上にペンダントライトを設置するのは困難です。その場合はスタンドライトを置くことで代用できます。

スタンドライトは背の高さを調節でき、好きな場所に移動できるのでソファやベッドサイドなど、ダイニング以外の場所でも活躍します。

ナチュラルでおしゃれなダイニング

ナチュラルなテイストのインテリアは、家具と床の色や壁紙を合わせやすいため、気軽に挑戦できます。

ダイニングをナチュラルテイストにするためには、テーブルと椅子の素材と、色の組み合わせがポイントです。

木の温かみを感じるテーブルや椅子を配置

木の温かみを感じられるのが、ナチュラルインテリアの魅力です。テーブルや椅子、カップボードなどは木目を活かしたデザインのものを選び、小物入れにもカゴや木箱を使うと、温かみのあるナチュラルな雰囲気になります。

時計や照明も、木のフレームを使ったものにすると良いでしょう。

ブラウンやベージュ、グリーンを使う

木目調と共に取り入れたいのが、柔らかい印象のベージュや落ち着いたブラウンの家具です。明るい色味のフローリングの部屋に、自然と溶け込みナチュラル感が増すでしょう。

またグリーンは、ナチュラルインテリアの差し色としてとても使い勝手の良い色です。1点だけグリーンのものを置いたり、観葉植物を飾ったりしてアクセントをつけると効果的です。

白とベージュ系の組み合わせで優しい印象に

ナチュラルインテリアでは、木目やベージュの中に白を取り入れると、とても明るく優しい印象になります。

壁紙やカーテンが白ならそれだけでも充分ですが、テーブルの天板や椅子の座面を白に変えたり、床に白いラグを敷いたりすると一層爽やかになります。食器を白で統一するのも1つの方法です。

北欧テイストのおしゃれなダイニング

 

最近では北欧テイストのインテリアも非常に人気です。日照時間が少ないため家の中で過ごすことが多い北欧では、おしゃれなインテリアが発展しました。

日本のダイニングを、北欧風コーディネートに仕上げるためのポイントを2点紹介します。

ペンダントライトを活用

ダイニングを北欧テイストにするためには、ペンダントライト(吊り下げ照明)がポイントです。

大きなものはオブジェ代わりにも使えますし、小さなものを等間隔につけるとカフェのようなお洒落な雰囲気になります。

白やグレーを主役に家具を配置

北欧風インテリアでは、シンプルな白い家具を主役にすることがポイントです。そこにアクセントとしてグレーのものを組み合わせると、メリハリのある空間になります。

テーブルクロスやランチョンマットをグレーでそろえたり、白いソファに淡いグレー地のクッションを置いたり、グレートーンのカーペットを敷いたりするとお洒落です。無地だけではなく、柄物も交えて配置するとより効果的です。

黒やイエローなどアクセントカラーを入れて

白い空間に白やグレーの家具だけでは、なんとなくぼやけた印象になってしまうこともあります。その場合はほかの色をプラスして、引き締めましょう。

特に黒やイエローは、コントラストが強い分、少し足すだけですっきりした印象になります。コントラストがつくことで、部屋に立体感が生まれ、広く見せる効果もあります。

イエローは強い色なので使うのは勇気がいるかもしれませんが、はじめは花瓶やランチョンマットなどの小物から取り入れていくと、失敗が少なくなります。

カフェテイストのおしゃれなダイニング

時間を忘れてゆったりくつろげる、お気に入りのカフェのような空間もダイニングのインテリアテイストとしておすすめです。

カフェにもいろいろなタイプがあるように、カフェ風のインテリアにもいろいろな選択肢があります。開放感のある空間にするのか、隠れ家的にするのかなど、様々なバリエーションが考えられます。

自分にとって居心地の良いカフェを想像しながら作り上げていくことが大切です。

椅子にベンチやソファを取り入れる

ダイニングテーブルの椅子代わりに、ベンチやソファを取り入れると一気にカフェ風になります。

ベンチには背もたれがないので、寝そべりながら読書を楽しむということも簡単にできます。

また長いベンチがあれば、突然友人が訪ねてきてもゆったり座ってもらうことができます。まさにカフェ風ダイニングにはぴったりの家具です。

ダイニングテーブルとソファの組み合わせもおすすめです。とくにマンションの狭いLDKでは、リビングスペースにソファを置く必要がなくなり、空いたスペースを広々と使えます。

もしソファを置くなら、クッションやソファカバーにこだわってみるのも楽しいでしょう。

コーヒーグッズや雑貨を飾ろう

カフェ風インテリアを目指すなら、コーヒー器具や豆などを並べたり、趣味の雑貨をディスプレイしたりと周辺の小物にも気を使いたいものです。

カウンターテーブルの下やベンチの後ろの壁などに、ちょっとした棚を作って飾るだけでも素敵ですし、観葉植物や花、絵などを飾ってもお洒落です。カフェのオーナーになったつもりで考えてみてください。

西海岸テイストのおしゃれなダイニング

最後に、アメリカンテイストの中でとくに人気の、西海岸風インテリアを作るコツを紹介します。

テーブルは大きめの木目がおすすめ

西海岸風のインテリアでは、海沿いのさわやかなイメージを演出することがポイントです。

ダイニングの中心には、流木を思わせるような厚みがある大きな木目のテーブルを置くのがおすすめです。椅子も白木などの乾いた雰囲気の素材にすると、よくマッチします。

素朴な雰囲気が出せるので、自然の中でゆっくりと食事をしている感覚に浸ることができるでしょう。

椅子や雑貨でブルーを配色して爽やかに

椅子や雑貨には、海をイメージするブルーを配色します。星条旗に使われているような濃い青から鮮やかなターコイズブルー、淡い水色までさまざまなブルーがありますが、どれも白や木目の家具に合わせて使うと爽やかなアクセントになります。

南国風の観葉植物や魚のオブジェを飾って、海岸の雰囲気を足してみても良いでしょう。

まとめ

家族団らんの場所となるダイニングは、お気に入りのテイストでコーディネートすると毎日の食事が楽しくなるでしょう。狭い部屋でも家具の配置や動線を意識すれば、広く見せることができ家事の効率アップにも繋がります。

家具選びはもちろん、雑貨や照明にも工夫をこらして、居心地の良いダイニングを完成させましょう。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

Facebook Twitter Instagram LINE Mail magazine LINE