ワンルームマンションを中古で買うなら大阪?市場動向や相場のまとめ
不動産投資を始めたいけど、どの地域を選んでどのような物件を購入すればいいかわからないという人はいると思います。今回は、近畿圏および大阪の不動産市場や物件の相場について紹介しながら大阪の中古ワンルームマンションを考えてみます。
大阪の不動産市場
不動産投資を成功させるためには、投資を検討するエリアの市場研究は有効です。今回は近畿圏および大阪の不動産市場や動向について把握してみましょう。
東京カンテイの「マンションデータ白書 2017」によると、近畿圏の不動産は新築・中古物件ともに坪単価が上昇、大阪市を中心に30m2未満のワンルームマンションが増加しています。近畿圏でみると30m2未満の新築マンションは、2015年に11.5%、2016年に22.1%、2017年には25.7%となっています。
中古マンションの動向
大阪市の中古マンションの価格を平米単価の中央値でみてみても、2013年から5年間連続で上がっています。2013年に平米単価が56万円、2014年に57万円、2015年に66万円、2016年に76万円、2017年に77万円と、2013年に比べて37.5%上昇しています(Renosy独自調べ)。
ワンルームマンションの増加
新築マンション同様、中古物件でも専有面積の狭いタイプが増加しています。30m2未満の物件の割合は、2015年に5.8%、2016年に9.0%、2017年には10.9%と増加傾向にあります。また、30~50m2の物件も、6.6%から7.6%とシェアが拡大しています(東京カンテイ「マンションデータ白書 2017」)。
大阪で購入を考えるなら
不動産の購入を考えるのであれば、各地域の特徴を理解しておくとよいでしょう。大阪の地域による特徴もみてみましょう。
大阪市内で人気な地域は、梅田や心斎橋などの繁華街が集まる北部と、住宅街が並ぶ東部です。
北部は繁華街だけでなくオフィスビルが集まり、転勤者なども集まる人気がある地域となっています。また東部は、JR大阪環状線の主要駅もあるため、人気が高いです。
繁華街や不動産物件の集まる北部
大阪の北部は梅田界隈や心斎橋・難波界隈に繁華街があるため、南部に比べて賑わいのある地域であることから、不動産物件が多く集まっています。「北区」「福島区」「中央区」などにはタワーマンションが集まっています。
住宅地として人気の市内東部
住宅地として人気の高いのは、JRや私鉄、市営地下鉄の駅が多く集まる東部です。
特にJR大阪環状線沿いの森ノ宮駅・玉造駅・寺田町駅には落ち着いた雰囲気のある住宅地が並び、梅田や天王寺まで一本で行けることで人気を集めています。
また、自然を楽しめる大阪城公園や真田山公園などが位置し周りに住宅街やファミリーマンションが集まり、家族にも人気な地域です。
大阪市内の主な地区の中古マンション相場
繁華街や高層ビルが立ち並ぶ「北区」、府庁や大阪城がある「中央区」、環状線や市営地下鉄などが通る「天王寺区」の3地域の、30m2以下の物件をみてみます。
北区
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売買価格の中央値:1,300万円
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平米単価:61万円
北区は高層ビルが多く並び、オフィスが集まっている地域です。駅の近くに建物が増加したことから、より駅周辺に人口が集まり、地価相場も物件相場も上がっています。
中央区
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売買価格の中央値:1,490万円
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平米単価:67万円
中央区は高層マンションが増え、オフィスや商業施設などが多く、人口が増加している地域です。
天王寺区
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平均価格:1,300万円
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平米単価:60万円
天王寺区は聖徳太子にゆかりがあり、観光客も多く訪れる地域です。JR大阪環状線・近畿日本鉄道・大阪市営地下鉄が通っており移動しやすいエリアです。
(価格はRenosy独自調べ 2017-2018年データ)
まとめ
大阪はワンルームマンションが増加しており、価格も上昇しています。繁華街がある北部と、住宅地として人気がある東部で特徴があります。また、地域によって物件情報の傾向が異なるので、自分に合ったマンションを購入するようにしましょう。
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