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2022.08.04

NFTの買い方・始め方の手順を紹介! 仮想通貨なしでNFT取引する方法もある?

NFTの買い方・始め方の手順を紹介! 仮想通貨なしでNFT取引する方法もある?

最近話題になっているNFT。興味はあっても特定の仮想通貨が必要であったり、マーケットにアクセスしたりと準備が必要なので、実際に利用したことはまだない、という人が多いでしょう。

そこで今回は、NFTの概要に少し触れ、NFTの始め方、買い方について紹介します。

NFTとは?

NFTは「Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略で、日本語に直すと「非代替性トークン」といいます。デジタルアートやコンテンツ、ゲームやメタバースの素材などをWeb上で売買する方法として普及しています。

以前は、デジタルアートや音楽、音声などのコンテンツは、実物の資産と比較するとコピーが容易であるため、唯一無二の価値を証明するのが困難であるという課題がありました。

それが2017年に「イーサリアム」というブロックチェーン技術を用いて、それぞれのコンテンツに「唯一無二の」トークンをつけることで、デジタルコンテンツであってもそのデータに価値を付けて、証明することを可能にしました。

なお、NFTの基本的なポイントについては、次の記事もあわせて参考にしてみてください。

【関連リンク】
いま話題の「NFT」とは? 概要や仕組み、活用法などを解説

NFTを用いてデジタルコンテンツの売買が拡大

NFTの技術により、これまでコピー・転用が横行していたデジタルコンテンツの所有権を証明できるようになったため、コンテンツの売買がNFTの形をとって行われるようになりました。2022年8月現在では、例えば次のようなコンテンツがNFTとして流通しています。

  • デジタルアート
  • ゲームやメタバースなどの素材・データ
  • トレーディングカードのデジタルデータ
  • 音楽

などの著作物

取引の基本は仮想通貨Ether(イーサ、イーサリアム)、だが状況は変わりつつある

もともと「イーサリアム」という技術を用いていたため、イーサリアムを利用するために必要な仮想通貨「Ether(イーサ)」を用いて売買する必要がありました(日本では仮想通貨も「イーサリアム」と呼ばれるため、以下イーサリアムと表現)。

現在でもイーサリアムが多くのマーケットで使用できますが、ほかの仮想通貨でも取引ができるNFTマーケットも増えてきています。また、日本のマーケットにおいては電子マネーへの変換やクレジットカード、銀行振り込みを経由することで、実質的に日本円から売買できるマーケットも出てきました。

まだまだ仮想通貨を通じて売買したほうが便利なのは確かですが、NFTの購入方法は徐々に多様化しつつあります。

NFTの始め方・買い方

NFTを買うためには、仮想通貨取引の準備をしたうえでNFTマーケットにアクセスしなければなりません(一部のマーケットを除く)。NFTを買うまでの手順は大きく5つに分かれます。

  1.  仮想通貨の取引口座を開設し、仮想通貨を保有する
  2.  利用するNFTマーケットを決める
  3.  ウォレットの所有と仮想通貨の入金
  4.  NFTマーケットのアカウント作成
  5.  ウォレット内の仮想通貨を消費してNFTを購入

順番に紹介していきます。

1. 仮想通貨の取引口座を開設し、仮想通貨を保有する

まず、仮想通貨の取引口座を開設する必要があります。特にこだわりがなければイーサリアムを扱える取引口座を開設するのがよいでしょう。例えば次の仮想通貨取引所は、いずれもイーサリアムと円を交換可能です。

  • Coincheck(コインチェック)
  • bitFlyer(ビットフライヤー)
  • DMM Bitcoin(DMMビットコイン)

口座開設が完了したら、円をイーサリアムに交換して入金しておきます。

特にCoincheckは、このあと紹介するNFTのマーケットであるCoincheckNFT(β版)とサービスが一体化。Coincheckで扱っているすべての仮想通貨でNFT取引ができるうえ、次に紹介する「ウォレット」の機能も付与されていて便利です。

またNFT購入時にかかる取引手数料がかからないというメリットもあるので、便利かつお得にNFT取引にチャレンジできます。

2. 利用するNFTマーケットを決める

実際にNFTを売買するためには「ウォレット」を用意するのですが、実は、NFTマーケットによって利用できるウォレットに制限があります。購入手順を進めるために、自分が使用するNFTマーケットを決めておかなければなりません。

NET主要マーケットと対応ウォレットは次の通りです。

海外のNFTマーケット

取り扱い
ジャンル
利用できる
暗号通貨
対応する
ウォレット
OpenSea
  • アート
  • ゲーム
  • トレーディングカード
  • ミュージック
  • イーサリアム
  • WETH
  • USDC
  • DAI
  • MetaMask
  • Coinbase Wallet
  • WalletConnect
  • Fortmatic
  • Authereum
  • Dapper
  • Torus
など
Rarible
  • アート
  • ゲーム
  • ミュージック
  • 写真
  • イーサリアム
  • WETH
  • MetaMask
  • WalletConnect
  • Coinbase wallet
SuperRare
  • アート
  • イーサリアム
  • MetaMask
  • Fortmatic
  • WalletConnect
取り扱い
ジャンル
利用できる
暗号通貨
対応する
ウォレット
OpenSea
  • アート
  • ゲーム
  • トレーディングカード
  • ミュージック
  • イーサリアム
  • WETH
  • USDC
  • DAI
  • MetaMask
  • Coinbase Wallet
  • WalletConnect
  • Fortmatic
  • Authereum
  • Dapper
  • Torus
など
Rarible
  • アート
  • ゲーム
  • ミュージック
  • 写真
  • イーサリアム
  • WETH
  • MetaMask
  • WalletConnect
  • Coinbase wallet
SuperRare
  • アート
  • イーサリアム
  • MetaMask
  • Fortmatic
  • WalletConnect
※表は横にスクロールできます


国内のNFTマーケット

取り扱い
ジャンル
利用できる
暗号通貨
対応する
ウォレット
Coincheck NFT(β版)
  • ゲーム
  • トレーディングカード
  • イーサリアム
  • ビットコイン
  • Coincheckの専用ウォレット
  • MetaMask
Adam byGMO
  • アート
  • イーサリアム
  • MetaMask
LINE NFT
  • アート
  • LINK
  • LINE BITMAX Walletのみ
取り扱い
ジャンル
利用できる
暗号通貨
対応する
ウォレット
Coincheck NFT(β版)
  • ゲーム
  • トレーディングカード
  • イーサリアム
  • ビットコイン
  • Coincheckの専用ウォレット
  • MetaMask
Adam byGMO
  • アート
  • イーサリアム
  • MetaMask
LINE NFT
  • アート
  • LINK
  • LINE BITMAX Walletのみ
※表は横にスクロールできます

たいていのマーケットで対応しているのはMetaMask(メタマスク)というウォレットです(ウェブウォレットおよびモバイルウォレット)。

3. ウォレットの所有と仮想通貨の入金

「ウォレット」とは、暗号資産やNFTを管理するための保管場所です。ウォレットは大きく分けて2種類、細かく分けて5つに分類できます。

ホットウォレット:
インターネットに接続して使用するタイプ。使いやすいが不正アクセスのリスクが高い

ウェブ
ウォレット
  • ネットに接続し、ログインして利用
  • デバイスを選ばずに利用できる
  • ハッキングや不正アクセスのリスクは特に高い
  • 「MetaMask」はウェブウォレットの代表格でさまざまなマーケットに対応している
デスクトップ
ウォレット
  • パソコン専用のソフトウェア
  • データにアクセスするための鍵情報がローカル管理されるため、ウェブウォレットよりは安全
  • ただし、パソコンが故障するとデータも消失するリスクがある
モバイル
ウォレット
  • スマホやタブレットにインストールするタイプ
  • デバイスが異なる以外の特性はデスクトップウォレットと同様


コールドウォレット:
インターネットに接続せずに使用するタイプ。資産の出し入れが面倒だが不正アクセスのリスクは低い

ハードウェア
ウォレット
  • 物理的にオンラインとは切り離して使用
  • データの授受のときはローカルのPCとUSBなどで接続
  • 安全性は高いがハードが故障するとデータが消失するリスクがある
ペーパー
ウォレット
  • 紙に仮想通貨のアドレスや保管の鍵情報などを記入して保管するタイプ
  • ネットワーク面での安全性は最も高い
  • 紙の紛失・盗難・消失が発生するとデータを復元できなくなる

利用を予定しているマーケットに合ったウォレットのアカウントを取得して、仮想通貨を入金しておきましょう。

4. NFTマーケットのアカウント作成

ウォレットの準備が整ったら、利用を決めていたNFTマーケットのアカウント作成を行います。

マーケットによってはウォレットのアカウントをログインに使用するケースもあります。例えばOpenSeaでは、MetaMaskのアカウントを利用してログインします。

5. ウォレット内の仮想通貨を消費してNFTを購入

アカウント開設の対応がすべて完了したら、Web上に表示されるNFTを購入できるようになります。NFTはウォレット内の仮想通貨を消費して購入し、また購入したデータはウォレット内に保管されます。

当然ながら、ウォレットの仮想通貨の残高が不足していたら購入はできないので、いったん購入をあきらめるか、ウォレットに仮想通貨を補充しなければなりません。

日本円でNFTを買うこともできる時代に!

仮想通貨の取引には、まだ抵抗がある人も少なくないでしょう。実は、最近では日本円を為替リスクのない電子マネーに変換してNFTを購入できるマーケットや日本円で購入できるマーケットも出てきています。

LINE Payで手軽に取引できるLINE NFT

2022年4月にサービスが始まった「LINE NFT」ではLINEのIDを活用して、簡単にNFTの購入ができるようになっています。購入時にはLINE Payを使用しますが、LINE Payは円やクレジットカードを通じて簡単にチャージできるので便利。また仮想通貨のように交換レートが変動することもないので安心です。

LINE NFTは事実上LINE BITMAX Walletと一体化したサービスで、NFTはこのウォレットに保管されます。そのため、自前でウォレットを準備する手間も省くことができます。

Adam by GMOはついに銀行振り込みに対応

Adam by GMOは日本円での取引が可能です。しかもクレジットカードだけでなく、銀行振り込みでもNFTが購入できます。

イーサリアムで決済するときにはMetaMaskが必須となりますが、円で購入して、かつAdam by GMOの外にNFTを出庫しない限りはウォレットは必要にはなりません。

各NFTの価格も円ベースで表示されていてわかりやすく、日本人のNFT初心者には使いやすいマーケットといえるでしょう。

NFTの普及はさらに加速へ

今回はNFTについての購入手順について紹介してきました。以前は「イーサリアム」なしには取引が難しかったNFTですが、ほかの仮想通貨に対応するマーケットや、ついには日本円で決済できるマーケットも出てきています。

まだ日本の多くの人にとっては馴染みの薄い市場ですが、決済手段が便利になることで、NFTを通じたデジタルコンテンツ取引は今後も普及していくものと期待されます。

さっそくNFT取引を始めようと考えている人は、今回紹介した手順を踏んでチャレンジしてみてください。仮想通貨を持つ手続きが面倒、仮想通貨の為替変動が不安、という方は、LINE NFTやAdam by GMOなど日本円から取引しやすいマーケットを使うのもよいでしょう。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

伊藤圭佑 証券アナリスト

資産運用会社に勤める金融ライター。証券アナリスト保有。 新卒から一貫して証券業界・運用業界に身を置き、自身も個人投資家としてさまざまな証券投資を継続。キャリアにおける専門性と個人投資家としての経験を生かし、経済環境の変化を踏まえた投資手法、投資に関する諸制度の紹介などの記事・コラムを多数執筆。

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