大阪市内の主要エリアをカバー! JR大阪環状線(福島、天満、京橋、森ノ宮)はアクセス快適&等身大で過ごせる住環境だった|まちの住みやすさ発見
見知らぬ土地に不動産を購入する際は、物件だけでなく周辺の環境を知っておきたいもの。現在の様子はもちろん、未来のまちを事前に把握できると、購入物件の将来の資産価値も予想しやすくなります。「まちの住みやすさ発見!」では、さまざまな角度からまちのよさに迫ります。
今回は、大阪市内の主要エリアを網羅しOsaka Metroと連絡する、JR大阪環状線(福島、天満、京橋、森ノ宮)をご紹介します。
大阪環状線は大阪市内の主要エリアを網羅
JR大阪環状線(以下、環状線)は大阪駅を含む19駅を環状に結ぶ路線で、オフィス街から住宅地まで、さまざまな駅を通っています。
環状線は2014年3月より大阪環状線改造プロジェクトとして、駅構内のリニューアルや駅ホーム空間の安全性向上の取り組みなどが行われています。その一環として、大阪らしさをテーマに各駅で異なる発車メロディを導入しており、駅ごとにさまざまな魅力が表現されています。
大阪市の大規模再開発
大阪市の開発は「キタ」が中心となっていますが、新たに「ニシ」とも呼ばれるエリア開発にも注目が集まっています。日本のみならず世界からも注目される街として今後も発展が期待されている大阪。ここでは「キタ」と「ミナミ」の再開発の概要をご紹介します。
キタの開発
大阪市の再開発で規模が大きいのは、2002年に始動した「うめきたプロジェクト」です。場所はJR大阪駅の北に位置する約24haで、先行開発区域(約7ha)は2013年に「グランフロント大阪」として開業しました。現在、うめきた2期プロジェクト「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」が進められています(約17ha)。
ミナミの開発
ミナミの再開発はキタよりも先に行われ、開発状況はキタに比べて落ち着いています。
2003年に「なんばパークス」、2014年に「あべのハルカス」などが開業、2020年11月には「大丸心斎橋店北館」の全面リノベーションで「心斎橋パルコ」が9年ぶりに再開しました。
梅田の再開発を中心に加速・進化する、大阪の未来
大阪環状線の利用者数
環状線が停車する各駅の利用者数は非常に多く、大阪駅で347,078人、京橋駅で109,194人と、首都圏のターミナル駅に匹敵する利用者数を誇ります(2022年度1日平均)。
環状線には、ビジネス街の大阪駅や通天閣のある天王寺駅、星野リゾートによるホテル「OMO7大阪」が2022年春に開業した新今宮駅など、さまざまな用途の駅があります。多くの人の利用が見込まれ、安定した需要があるでしょう。
福島、天満、京橋、森ノ宮の基本情報
人口推移
環状線沿線の人口は2012年から2021年(2021年3月時点)にかけ増加しています。沿線にはこれから再開発が行われる駅があるため、今後も安定した賃貸需要が見込めるでしょう。
環状線のまちの様子※2021年7月時点
福島(大阪まで約2分)
交通の便が良く、徒歩で梅田・大阪エリアに行けるのが魅力の福島。駅周辺はオフィス街があるので飲食店が多いのも特徴です。
利用可能路線は、JR大阪環状線の福島に加え、阪神電鉄の福島とJR東西線の新福島の3路線が使えるのは魅力。さらに、大阪はもちろん西日本最大級の乗降客数を誇る巨大ターミナル・梅田エリアにも徒歩約10分と、大阪エリアの中でも屈指の好立地です。
商業施設・飲食店・放送局・ホール・飲食店・住居とさまざまな魅力を持つ「ほたるまち」。大阪の中心に「文化・情報を発信する」「水辺に人のにぎわいを呼ぶ」「都心に快適に居住する」という3つの機能を備えた都市空間を作り出しました。都会にいながらも自然を感じることのできる場所で、住民の憩いの場となっています。
数多くの飲食店が立ち並ぶ「浄正新道」。昭和の歴史や雰囲気が残り、新しいお店の活気と魅力が融合した飲食店街として人気のエリアです。外国人向けのガイドブックに取り上げられるなど、さらに賑わいを見せています。
駅周辺には下町の雰囲気が残る商店街「福島遊歩 売れても占い商店街」をはじめコンビニやファストフード店があるので、日常の食生活に困ることはないでしょう。
天満(大阪まで約5分)
日本一長い商店街として有名な「天神橋筋商店街」を有する天満。梅田・大阪エリアには電車で約2分とアクセスは抜群です。また、噴水や芝生、季節の花で彩られた花壇、大型遊具のある「扇町公園」も徒歩圏内にあるのは魅力。
利用可能路線は、JR大阪環状線の天満に加え、天満駅から徒歩約2分に位置するOsaka Metro堺筋線の扇町も使えます。
活気あふれる浪花の台所「天満市場」。天神橋筋商店街と合わせて歴史ある市場であり、江戸時代には「天下の台所」とよばれた大阪を象徴する市場です。地下1階〜2階まで、鮮魚、精肉、青果などのお店がひしめきあい、食品類の充実ぶりはほかには見られないでしょう。
噴水や芝生広場、季節の花で彩られた花壇、大型遊具のある「扇町公園」。散歩する方や親子連れで賑わっています。都会のオアシスとして多くの人から愛されている公園です。
全長約2.6kmもある日本一長い商店街「天神橋筋商店街」。古き良き風情を感じられる商店街には、飲食店や衣料品店、雑貨店など約600ものお店が軒を連ねています。アーケードなので雨の日も買い物がしやすく、日常生活に必要なものはここですべて揃えられるでしょう。
駅周辺にはスーパーや100円均一のお店などがあり、日常生活に必要なものは天満エリアで揃えられるでしょう。
京橋(大阪まで約10分)
駅前に大型商業施設「京阪モール」、徒歩圏内に「大阪城公園」がある京橋。多数の商店街があるため飲食店や買い物をする場所には困らず、複数路線が使えるため移動に便利な場所です。また、駅周辺は観光地ではなくビジネス街と住宅街なので、街には会社員や地元の方が多いのも特徴といえるでしょう。
利用可能路線は、JR大阪環状線の京橋に加え、JR東西線・JR片町線・学研都市線・京阪電車の京橋と5路線が使えるのは大きな魅力です。
京橋駅前にある老舗商業施設「京阪モール」。女性ファッションを中心に食品売場やレストランがあります。また、今や生活には欠かせない「無印良品」や「ユニクロ」「ダイソー」が入っているのは生活者にとって心強いでしょう。
京橋エリアには複数の商店街があり、ほかの街にない魅力の一つとなっています。親しみやすいお店がたくさんあるので、自分のお気に入りを探すのも楽しいでしょう。
駅周辺にはファストフード店やドラッグストア、少し歩けば大型スーパーがあります。日常生活に必要なものは京橋エリアで揃えられるでしょう。
森ノ宮(東梅田まで約15分)
駅からすぐの位置に「大阪城公園」や「難波宮跡公園」があり、気軽に自然と触れ合える森ノ宮。歴史的な建造物や学校が多く、比較的静かで穏やかな街です。
2022年4月、大阪市立大学と大阪府立大学が統合した新たな公立大学「大阪公立大学」が開学しました。学生数は約16,000人で、森ノ宮エリアには「森之宮キャンパス」が2025年に開設予定。誕生すれば街はさらに賑わいをみせるでしょう。
利用可能路線は、JR大阪環状線の森ノ宮に加え、Osaka Metro中央線・長堀鶴見緑地線の森ノ宮と3路線が使えるのは魅力です。
大阪の中心に位置する都市公園「大阪城公園」。天守閣や堀をはじめとする歴史的建造物のほか、桜を楽しめる西の丸庭園や梅が咲き誇る梅林など、都会にいながら四季の移ろいを感じられるスポットが充実しています。また、ジョギングコースとしても最適でしょう。
ファッションや飲食店、食品などさまざまなお店を揃えるショッピングセンター「キューズモール」。その隣には家電量販店「エディオンもりのみや店」もあります。
商業施設「ビエラ森ノ宮」は駅から直結ですので、雨の日の買い物も快適。ほかにもホームセンターやスーパー、カフェなどがあり、住環境の整ったエリアといえるでしょう。
環状線は大阪市内へのアクセス快適&落ち着いた住環境
環状線は大阪市内を広くカバーしているため、どこへ行くにもアクセスが快適。今回ご紹介したエリアは、大型商業施設や古き良き商店街、大きな公園もあり、穏やかに過ごせる環境です。日常生活を楽しく等身大で過ごせる環状線沿線。安定的な賃貸需要が予想されるでしょう。
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