大阪市を東西横断! 仕事にもプライベートにも使い勝手の良いOsaka Metro中央線(阿波座、本町、堺筋本町、谷町四丁目)|まちの住みやすさ発見
見知らぬ土地に不動産を購入する際は、物件だけでなく周辺の環境を知っておきたいもの。現在の様子はもちろん、未来のまちを事前に把握できると、購入物件の将来の資産価値も予想しやすくなります。「まちの住みやすさ発見!」では、さまざまな角度からまちのよさに迫ります。
今回は、大阪市内を東西に横断する路線・Osaka Metro中央線(阿波座、本町、堺筋本町、谷町四丁目)をご紹介します。
Osaka Metro中央線は大阪市を東西に横断
Osaka Metro中央線(以下、中央線)は住之江区のコスモスクエア駅から東大阪市の長田駅までを結ぶ路線で、大阪市を東西に横断。キタとミナミにアクセスしやすいのも魅力です。路線のカラーには大阪城公園の木々をイメージした緑色が使われています。
また中央線は、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて沿線の延伸計画があります。「大阪港トランスポートシステム北港テクノポート線」として、大阪・関西万博の最寄駅となる「夢洲駅」まで延伸される予定です。完成は2024年度末頃を目標に進んでいます。
大阪市の大規模再開発
大阪市の開発は「キタ」が中心となっていますが、新たに「ニシ」とも呼ばれるエリア開発にも注目が集まっています。日本のみならず世界からも注目される街として今後も発展が期待されている大阪。ここでは「キタ」と「ミナミ」の再開発の概要をご紹介します。
キタの開発
大阪市の再開発で規模が大きいのは、2002年に始動した「うめきたプロジェクト」です。場所はJR大阪駅の北に位置する約24haで、先行開発区域(約7ha)は2013年に「グランフロント大阪」として開業しました。現在、うめきた2期プロジェクト「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」が進められています(約17ha)。
ミナミの開発
ミナミの再開発はキタよりも先に行われ、開発状況はキタに比べて落ち着いています。
2003年に「なんばパークス」、2014年に「あべのハルカス」などが開業、2020年11月には「大丸心斎橋店北館」の全面リノベーションで「心斎橋パルコ」が9年ぶりに再開しました。
梅田の再開発を中心に加速・進化する、大阪の未来
中央線の乗降者数
中央線の利用者数は堺筋本町駅で102,225人、本町駅で200,963人と大阪市の中では利用者数の多い路線です。中央線はビジネス街である本町駅や堺筋本町駅などを通っているため、社会人を中心に常に一定の需要が見込めます。
参照:路線別駅別乗降人員(2023年11月7日 交通調査日)|Osaka Metro
阿波座、本町、堺筋本町、谷町四丁目の基本情報
人口推移
中央線沿線の人口は2012年から2021年(2021年3月時点)にかけ増加しています。堺筋本町はオフィス街のため居住エリアは少なかったのですが、近年ではマンション建設が進んでいることから人口は伸びています。また、沿線にはこれから再開発が行われる駅があるため、今後も安定した賃貸需要が見込めるでしょう。
中央線のまちの様子※2021年7月時点
- 阿波座(本町まで約1分)
- 本町
- 堺筋本町(本町まで約1分)
- 谷町四丁目(本町まで約3分)
阿波座(本町まで約1分)
大阪を代表するオフィス街の一つ・本町から1駅の阿波座。さらに梅田と難波の中間という好立地であり、マンション建設も進んでいることから人口は増え続けています。
利用可能路線は、Osaka Metro中央線の阿波座駅に加え、千日前線の阿波座駅と2路線が使えるのは魅力。
大阪の中心部なので中央大通や本町通、あみだ池筋、なにわ筋といった主要道路へのアクセスも快適です。タクシーや車を利用する際は非常に便利でしょう。
ビジネス街の憩いの場として愛されている都市公園「靱(うつぼ)公園」。公園の中央を南北に通る「なにわ筋」によって東園と西園に分けられています。桜の名所としても有名で、春には賑わいを見せています。
靱公園周辺にはカフェが多く、休日は公園を散歩した後にカフェで一息、なんて過ごし方ができそうですね。
駅周辺にはオーガニックや健康にこだわった商品を取り揃えている「ビオラル」や「ライフ」といったスーパーから飲食店、コンビニが豊富にあります。このエリアで食生活に困ることはないでしょう。
本町
大阪を代表するオフィス街の一つ・本町。本町は梅田となんば(難波)まで2駅と、キタとミナミへのアクセスに優れた場所です。また、本町駅から10分ほど歩けば心斎橋・なんばの繁華街に行けるのも嬉しいポイント。
利用可能路線は、Osaka Metro中央線の本町駅に加え、Osaka Metro御堂筋線・四つ橋線の本町駅と3路線が使えるのも魅力です。
本町は大阪の中でも有数のビジネス街。日中は会社員がいるので賑やかですが、夜はとても静かです。
駅の北側に位置する「靱(うつぼ)公園」。市内でも歴史のあるバラ園や四季の移ろいを感じられるケヤキ並木、国際大会にも利用可能な靱テニスセンターがあります。また、園内には作家・梶井基次郎の文学碑があり、「檸檬」の一節が刻まれています。
ビジネス街らしくカフェやコンビニが多いのは特徴の一つ。このほかにスーパーやドラッグストアもあり、普段の買い物に困ることはないでしょう。
堺筋本町(本町まで約1分)
江戸時代、一帯は「船場」と呼ばれ商業の中心になった堺筋本町。当時の名残から、現在でも繊維・商社・金融系の会社が多いのも特徴です。堺筋本町駅から15分ほど歩けば心斎橋・なんばの繁華街に行かれる立地も魅力です。
利用可能路線は、Osaka Metro中央線の堺筋本町駅に加え、御堂筋線の堺筋本町駅と2路線が使えるのは魅力。
大阪市のほぼ中央を東西に走る主要道路・本町通に加え中央通へのアクセスが快適ですので、タクシーや車を利用する際は非常に便利です。
1970年に開業し地元の人から「せんびる」と呼ばれ長年愛されている商業ビル「船場センタービル」。堺筋本町駅から本町駅までの東西に約1km続く館内には、繊維製品店をはじめ飲食店や雑貨店など、約800もの店舗が並んでいます。
駅周辺にはスーパーをはじめドラッグストアやカフェ、飲食店などさまざまなお店が豊富です。せんびるもあることから、このエリアは生活に必要なお店は揃っているといえるでしょう。
谷町四丁目(本町まで約3分)
大阪城公園が近く、緑豊かな生活を楽しめる谷町四丁目。
利用可能路線は、Osaka Metro中央線の谷町四丁目駅に加え、Osaka Metro谷町線の谷町四丁目駅と2路線が使えます。
大阪の中心に位置する都市公園「大阪城公園」。公園内には歴史的建造物のほか、「大阪城ホール」や「スターバックス コーヒー」、商業施設「JO-TERRACE OSAKA」など魅力的な施設も充実しています。
周辺には歴史公園「難波宮跡公園」や「大阪府庁」といった歴史的な建造物や、大型スーパー、昔ながらのお店など、さまざまな魅力が混じり合っています。穏やかな時間を過ごせるでしょう。
中央線は仕事にもプライベートにも使い勝手良し
中央線はビジネス街はもちろん、キタとミナミ、世界最大級の水族館「海遊館」、大阪城、大阪城公園にもアクセスがしやすいので、仕事にもプライベートにも使い勝手のいい路線です。今回ご紹介したエリアは、特に社会人にとっては最高の立地といえるでしょう。今後も中央線は安定的な賃貸需要が予想されます。
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