中古物件を購入してリノベーション！仲介手数料はどうなる？
リノベーションをする物件の購入を考えた時、通常は不動産会社を通じて探しますよね。中古マンションの売買取引では、購入価格のほかに仲介手数料も不動産会社に支払います。仲介手数料は不動産会社が金額を自由に決められるものではなく、上限が決められています。
不動産物件の売買取引には仲介手数料が掛かる
中古物件を購入してリノベーションをする時、最初にすることは物件探しです。
運よくお目当ての物件を見つけたら、今度は具体的に購入することを検討していくことになりますが、この時に仲介手数料のことも頭に入れておきましょう。
通常、中古物件を購入する時は、売主と直接取引をすることは稀で、購入費用には不動産業者への仲介手数料も必要になります。不動産の一般的な取引では、売主は不動産会社と媒介契約を結んで販売活動を依頼します。買主側も不動産会社を通じて購入物件を探し、売買契約が成立した際には、売主と買主はそれぞれが仲介手数料を不動産会社に支払うのです。
売主側と買主側の不動産会社は同じこともあれば、違う会社なこともあります。不動産会社では売主と買主の両方から仲介手数料を得られることを「両手」、売主か買主の片方の仲介手数料が入ることを「片手」と呼んでいます。
仲介手数料は法律で決められている上限がある
不動産取引の仲介手数料には上限が設けられています。「売買価格が200万円以下の取引は5％以内」、「売買価格が200万円を超えて400万円以下の取引は4％以内」、「売買価格が400万円を超える取引は3％以内」です。
少しややこしいですが、400万円を超える売買金額の場合には、「売買価格×3％＋6万円」で計算できます。仲介手数料は消費税の課税対象ですので、消費税の分の支払いも頭に入れておく必要があります。
仲介手数料は宅建業法によって、上限として定められている金額ですので、これよりも安い分には問題はありません。そのため、不動産業者によっては「仲介手数料半額キャンペーン」を展開していることもあるのです。
リノベーション向きの物件を見つけたら問い合わせてみよう
マンションでリノベーションに向いている物件は、価格の下落が収まって安定した築15年から20年程度の物件です。
資産価値の面で言うと、築年数の新しい築浅の物件は、数年後の価値下落の幅が大きいため、価格が下がることを頭に入れなくてはいけません。
希望するエリアで広さなどの条件も合致する物件があったら、問い合わせてみましょう。
実際に物件を見に行く時には、エントランスや階段、メールボックス、ゴミ置き場といった共用部分の管理状況はよく見ておきましょう。住人の目につく場所ですし、資産価値や暮らしやすさにも関わり、確認しておきたいポイントです。
不動産会社を通じて管理規約を取り寄せて、床材の張り替えなど、リフォームやリノベーション工事に関する規定も調べておく必要があります。また、長期修繕計画を確認して、適切な修繕・管理が行われているか、修繕積立金が十分に積み立てられているかもチェックしましょう。
中古物件を購入してリノベーションを成功させるには、まずは物件選びが重要です。仲介手数料など不動産売買に関する仕組みも理解して、マンションでは共用部分などのリノベーションで変えることができないところを意識してチェックしましょう。
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