中古マンション購入後の「追加費用ラッシュ」にあわないための方法
予想していなかった追加費用が次々に発生する……。中古マンション購入時には、ある程度の手持ち資金を準備している方がほとんどでしょう。しかし、成り行きの追加を繰り返しているうちに、手持ち資金が底をつくこともあり得ます。このような事態に陥らないためのコツをお話しします。
追加費用をしっかりコントロールするには?
中古マンション購入後の費用をコントロールするには、「追加費用の上限額」を予め決めておくことが大切です。それでも尚、上限を超えそうな場合は、次の2つの対応策を試してみましょう。
1つ目は、入居から少し経って余裕ができてから物品を購入することです。2つ目は、一つひとつの費用が安くなるよう調整して上限内におさめる方法です。
いずれにしても、「どのような追加費用があるのか」を事前に知っておかなければ調整ができません。どのような費用があるのかを確認していきましょう。
「引越し難民」が生まれるほど暴騰している引越し代
最近は、全国的に引越し代がかなり割高になっています。そのため、マンション購入が決まったら引越し業者の見積もりをなるべく早くとることをおすすめします。引越し代が割高になった原因は、トラック運転手や作業員不足の影響。以前は、高額の日給を用意すれば人員が集められましたが、人手不足で集められない状況が続いています。
ピーク時には、あまりの料金の高さに希望の日に移動できない「引越し難民」さえ生まれています。ピーク時を過ぎると幾分安くなりますが、それでもやはり割高です。 例えば、以前と現在の引越し代を比較すると3倍近くになるケースもあります。
インテリアはカーテン、ソファ&テーブル、照明に要注意
インテリアは追加費用の宝庫とも言えます。それだけに事前にシミュレーションすることが大事です。
カーテン
現在、住んでいる部屋で使っているカーテンは、新居では使えないことが大半。ほとんどの場合、買い直しが必要ですが、オーダーメイドのサイズが必要なこともあります。内覧時や購入前の下見で計測して、引越し前には購入・発注をしておきましょう。
ソファやテーブル
これまで使っていたソファやテーブルを新居でも使おうと考える方も多いと思います。しかし、実際に置いてみると、間取りに対してサイズが小さい、部屋の雰囲気に合っていないということもよくあります。
照明
ここも膨らんでしまいやすい費用なので、事前にしっかりプランニングしましょう。リーズナブルで雰囲気の良い照明というのは意外にないもの。どうしてもある程度の費用が必要になってきます。最近は間接照明にする方が多いので数量も必要です。
取り替え費も必要なエアコン
購入した中古マンションにエアコンが取り付けられている場合でも、実際に入居しみると新しいエアコンの購入が必要ということも考えられます。前のエアコンの取り外し費用などが加算されると、結構な負担になります。
エアコンが設置されている場合は、内覧時に交換が必要かそうでないかを細かくチェックしましょう。交換が必要な場合は予め取り外しておくよう交渉しましょう。取り外し費用を負担しなくて済みます。
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