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公開日: 2018.03.27

中古マンション購入の「狙い目シーズンは春」ってホント?

中古マンション購入の「狙い目シーズンは春」ってホント?

「数年以内に中古マンションを買いたい!」と本気で考える方へ、「一番の狙い目シーズンは春」の法則について解説していきます。中古マンション市場のパターンを知ると、予算を最大限に生かした購入が期待できるでしょう。

「急に転勤が決まった」などの理由で急いで処分したい方も

中古マンションを買うなら「狙い目シーズンは春」。なぜなら、春は引っ越しする方が多いタイミングなので、掘り出し物件が発生しやすいからです。「春先にどれくらいの方が移転するのか」に関して、2017年4月に総務省から発表された 「住民基本台帳人口移動報告」 によると2017年3月に他県へ移転した日本人は48万3,751人います。このうち東京都から移転した方は5万5,006人です。 東京都内だけで考えても、5万5,006人の中の一定の割合は、自己所有のマンションに住んでいて売却を希望している可能性があります。マンションを売却したい方の中には「急に辞令が出て転勤が決まった」などの事情もあるでしょう。こういった方は、今まで住んでいたマンションを多少割安でもいいから早く処分したいと考えることもあります。もちろん、3月だからといって掘り出し物件と出会える保証はありませんが、他のシーズンよりも可能性が高いことは期待できるでしょう。

中古マンション探しで大事なことは「相場のリサーチ」

ただし、「狙い目シーズンは春」だからといって、強気過ぎの交渉は禁物です。立地や建物の魅力がある物件ほど、多くの人が買いたいと考えます。強引な値引き交渉をすれば、他の方に買われてしまう確率が高まるだけです。値引き交渉において、もっとも重要なことは「住みたいエリアの相場を十分リサーチすること」になります。

相場を熟知していれば、的確な判断がしやすくなるでしょう。たとえば、販売価格が相場より安ければ値引き交渉をせずに即購入、逆に相場より高ければ交渉の余地ありといった判断ができます。もし、割高な物件をどうしても手にいれたいときは、「相手方がいつまでに売却したいと考えているか」「競合相手がいないか」などの情報収集しながら、慎重に交渉を進めるのが賢明です。

相場を調べるには、窓口となる不動産会社の担当者に聞いたり、 ネットで調べたりすればスムーズです。不動産情報サイトをリサーチする場合は、同一条件の物件はないかもしれません。しかし、似た条件(駅までの徒歩分数、築年数、広さなど)の物件と比較して相場の感覚をつかんでおきましょう。

3月だけでなく4月下旬、GW前までが引っ越しシーズン

次に「狙い目シーズンとはいつまでなのか?」を考えてみましょう。引っ越しシーズンというと、「3月半ば~4月前半」をイメージする方も多いかもしれません。しかし、近年はGWに差しかかる4月後半までが引っ越しシーズンになっています。これは、運輸業界の人手不足の影響によるものです。運輸業界の人手不足により、引っ越し時期をズラさなくてはいけない人が増加している傾向といえます。

全日本トラック協会が発表した「2018年春の引っ越し混雑予想カレンダー」 は次の通りです。4月21日までが混雑する期間になっています。

特に混雑する期間
3月24日~4月8日

混雑する期間
3月17日~3月23日、4月14日~4月15日、4月21日

やや混雑する期間
4月9日~4月13日、4月16日~4月20日

引っ越しが混雑するシーズンから逆算すれば、特に「4月前半まで」が中古マンション探しの狙い目といえます。4月後半に引っ越しをされる方でも、1ヵ月前などある程度余裕を持って契約を成立させたいと考えるでしょう。最後に注意したいポイントは、春先を逃がしても「粘り強い物件探し」を継続することです。希望物件が出て来たら「すぐに連絡してほしい」と不動産会社の担当者へ一声かけておくのが賢明といえます。

※中古マンションの在庫数は景気動向などに左右されます。そのため、春先に一気に伸びるわけではありません。あくまでも、「急いで処分したい方が多くなりやすい時期」ということです。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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