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作成日: 2018.05.25

マンション購入、中古と新築で毎月の返済額はいくら変わってくる?

マンション購入、中古と新築で毎月の返済額はいくら変わってくる?

マンションを購入する際、新築と中古では購入価格が違ってきますが、月々の返済額にするとどれくらい違うのか?確認していきます。

はじめに、新築/中古マンションをざっと比較してみる

新築マンションはまっさらな部屋に最新設備が揃っています。すべてが新しく快適に暮らせる分、中古と比べると価格が高くなります。地域によっては同タイプのマンションでも、新築と中古で2倍近く差が出ることもあります。ちなみに、日本の不動産は売買された瞬間から中古扱いになり、販売直後に2割くらい安くなることもあります。

中古マンションはタイプがさまざまで、築年数リフォーム状況で設備が大きく変わってきます。新築時から設備をほとんど変えていない物件だと、使い勝手が悪いこともあります。逆に、古くても途中で大掛かりなリノベーションが行われているマンションだと外観は古くても内装は中古とは思えない物件もあります。

新築/中古マンションで返済額はどれくらい違うか

では具体的に新築マンションと中古マンションの返済額の違いを比較してみます。

国土交通省の「平成27年度 住宅市場動向調査」によると、マンションの平均購入価格は「新築だと3,903万円」「中古だと2,234万円」となっており、1,500万円以上の開きがあります。同調査の年間返済額の平均では、「新築マンションだと121万円」「中古マンションだと110万5,000円」となっており、約10万円ほど違ってきます。

この年間約10万円という額が多いか少ないかは、意見が分かれるところでしょう。10万円しか変わらないなら新築マンションに住みたいという方もいれば、10万円も違うなら中古マンションに住みたいという方もいるでしょう。

ちなみに、年間10万円は、1ヵ月に換算すると約9,000円の違いになります。子どもがいるご家庭なら塾や習い事に当てることもできますし、子どもがいない場合でも、ジムに通ったり趣味に使ったりできます。また、仕事につながる習い事にも使えます。

自分のやりたいことをしたいと思った時、余裕がないとなかなか始めることができません。新築でなく中古マンションを選ぶことで、新築の快適さは味わえませんが、余裕が生まれ、新たなことを始めやすくなるかもしれません。

投資資金として利用すると将来的に大きな差に

中古マンションを購入して浮いた分を、貯金する、運用する(投資に回す)という発想もできます。貯金していけば、年間10万円ずつ着実に増えていきます。この資金を投資信託や株購入などで運用していけば、複利の効果で最終的には大きな差になります。

例えば、年間10万円を利回り5%の投資商品で運用したとします。1年後には10万5,000円になります。その時点でその年に貯めた10万円を足すと20万5,000円になり、更にそれを投資に回します。このように「元本+運用で得た利益」で投資を続けていくと10年後には125万円以上になります。

ただし、利回りの良い投資商品は、元本割れのリスクがあるので、この点を理解して運用をはじめるべきでしょう。

新築マンションと中古のマンションではそれぞれメリット、デメリットがありますが、価格帯の違いで生まれるメリットは人生そのものに大きく影響してくることがわかります。

最終的に、新築にするか中古にするかは、それぞれの人生で重視することに合わせて選ぶと良いでしょう。教育資金を用意したい、リタイア後の生活を安定させたいといった方々には「余裕を生み出しやすい」中古マンションがおすすめです。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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