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2021.06.01

収入源の多角化戦略! サラリーマンが副業として飲食店を運営する理由

収入源の多角化戦略! サラリーマンが副業として飲食店を運営する理由

こんにちは。商社業界に勤務する都内在住のLePenseurです。2019年末ごろに友人と思い立ち、まさにコロナが日本に広がり始めた直後の2020年3月、渋谷に複合型BARを開業しました。経営者は複数いて、私は共同オーナーの一人です。今回はなぜサラリーマンである私が、飲食店を開店するに至ったのか、運営状況にも触れつつ紹介したいと思います。

なぜ副業で飲食店オーナーとなったのか

なぜサラリーマンである私がBARの共同オーナーになったのか。コトの始まりは2019年末の忘年会で、友人とたわいもない話をしていた時でした。

友人は飲食店の経営者で、飲食店への熱い想いを持っており、新たな挑戦をしたいという状況にありました。一方私は、当時流行っていた「日替わりで店長が変わるBAR」に通っており、新たな飲食店の形態が出てきて興味を持ち始めた状況にありました。お互い、飲食店にまつわるさまざまな話を持ち出して、盛り上がっていました。

そんな時、私がポロっと、「日替わりの店長として店舗で働いてみようかな」「新しい飲食店の形態ならサラリーマンでもできるのではないか」と発言したことで、その忘年会は「新しい飲食店の形」のブレスト大会となりました。

複合型BARの運営に決定

そのブレスト大会は結果として、おそらく一番筋が良いと意見が一致した「複合型BARをつくる」というアイデアに向かいました。

BARといっても複合型の名前通り、日中はお店のスペースを細かくブース化してネイルやトレーニング、会議などに利用してもらう「場所」の提供をする。そして夜間は、パーティーや二次会向けに利用してもらう場所として、箱貸しを行うというものでした。

コンセプトは、「新たな形態を目指す」です。既にほかの飲食店経営者で、時間が多くはとれなくとも、また私のようなサラリーマンで時間がなく、また飲食店経営のノウハウがなくとも、支障をきたさない店を目指すことになりました。

もちろん通常であれば、「アイデアが決まったらさあ実行」とはならないのですが、私自身がとりあえずやってみる性格であることや、お金の面でも以下の記事で触れている通り「キャッシュポイントを多角化したい」という考えを持っていることから、新たなビジネスへのチャレンジということで、とりあえず始めてみることになりました。

【関連リンク】
キャッシュポイントをたくさん持とう! 働き方を再考して収入源の多角化戦略

ウソのようなホントの話ですが、忘年会でのブレスト大会から飲食店の共同オーナーになりました。サラリーマン人生のなかで、飲食店のオーナー業を行うことになるなど、正直想像もしたこともありませんでした。その後は忙しい日々が続いた期間はありますが、とてもワクワクしたことを覚えています。

BARをつくるところ
BARをつくるところ

複合型BARのビジネスモデル

勝算自体は、もちろん運営してみなければわからないのですが、ブレストでのビジネスモデルのポイントは、およそ以下のように考えました。

オーナー業のみに専念できるモデル

共同創業の友人はほかの飲食店を経営し、私はサラリーマンということで、業務負荷の高い作業は徹底的に排除することを念頭にモデル化しました。

具体的には、仕入れ・食材管理・従業員の管理などが、ほとんど不要となるような形の実現を目指しました。その結果、

  • 凝った料理の提供は行わないBARに
  • 売上の柱は、スペース貸しと飲み物メインに
  • スタッフを少人数にする
  • 無駄な時間を作らない(24時間に近い高稼働な店舗)

でした。

凝った料理の提供は行わないBAR

しっかりとした飲食店を開業するとなると、メニューを考えたり、それを料理できるシェフ、また調理器具や設備が必要となります。それをアルコールを主体とするBARという形式をとることで、一般的な飲食店で必要となるモノやコトのほとんどが不要になりました。飲食店では食品のロスが出がちになることから、食品のロスを防ぐためにわざわざ収益率の低いランチ営業を行わざるを得なくなることもありますが、「ランチ営業」も不要にすることができました。

売上はスペース貸しと飲み物販売

売上はスペースを貸すことでのレンタル料、アルコールを中心とした飲み物から得ることを計画しました。具体的には、朝から夕方まではさまざまな業態(ネイル、トレーナー、会議室)としてブース貸し、夜間はパーティーや二次会向けの箱貸しとして提供しました。基本的にスペースを貸すことで売上を得られるので、追加の飲み物の収入は高利益で得られると考えました。

スタッフは少人数

お昼はスペース貸し、夜は箱貸しだったので、やることといえば入退館のチェック、および簡単な飲み物の提供だけであったため、スタッフは一人で事足りるモデルとなりました。夜の箱貸しの際も、日替わり店長の考え方を借りて、借りてくださるお客様側の責任者を仮店長として仕立てさせていただくことで、お酒の提供自体もほぼお客さんに任せることができました。

無駄な時間を作らない

通常の飲食店であれば、仕込みの準備などがあるため、営業時間外に「直接はお金を生まない時間」がどうしても発生してしまいます。結果としてお金を生まない時間は、店舗が稼働していないということなります。しかし私たちが考えたモデルは、仕込みなどの準備がほとんど必要ないため、朝から深夜(時には夜明けまで)まで、ほぼ店舗をフル稼働でお金を生む時間として生かすことができると考えました。

リスクヘッジ策

共同創業者は、飲食店経営者の友人と私の2人ではありません。ほかにも共同出資者を募ることで、初期費用や運営費用を出資者みんなで負担し、もしも運営がうまくいかなかったときにはみんなで痛み分け、一方、うまくいった際の利益も完全に公平に分配する形、プロフィットシェアを行うことにしました。これはリスクを回避する方法ではありますが、ビジネスモデルの一つとも捉えることができます。

共同オーナー募集をかけたところ、知人・友人が面白いといってくれたおかげで、ある程度の資金も集まり、みんなで楽しみながら開業するに至りました。また、発起人の友人と私よりも、運営に時間をかけられる人もたまたま見つかったことで、運営を任せることもできました。私はよりオーナー業のみに専念することができることになりましたし、さらに良かったことには、出資者を募ったことで、出資者の友人・知人がお客様として複合型BARに来ていただけるという好循環も期待できる計画でした。

BARの運営状況

それでは、現在のBARの運営状況はどうでしょうか。結論から申し上げると、現状では惨敗です。

具体的な金額の開示は生々しいため避けさせていただきますが、2020年3月からのオープンということで、コロナの影響をガッツリ受ける形となってしまいました。国や自治体の支援金があるおかげで大幅赤字とはなっておりませんが、初期費用はもちろんかさんでいますし、時期が悪かったと諦めております。

BARの今後の運営方針

しかしながら、ビジネスモデルとして考えた仮説が、まだ失敗というには早いと考えています。コロナ収束後も、オーナー業は続けていく考えです。このような状況下であっても、まだまだ複数の方からも複合型BARへの運営や出資に興味を持っていただくことがあります。それらの方々と一緒に運営していくか、はたまた「オーナー業」自体も、より力を発揮していただける方に譲り、私は単純な出資者兼顧客の一人として携わるかを、考えていきたいと思っているところです。

今回は、不動産投資やサラリーマンの一般的な投資のお話とは随分と異なりましたが、キャッシュポイントの多角化の一つとして、飲食店のオーナー業もあり得ること、機会は突然巡ってくることを、お伝えさせていただきました。

結果的には、コロナなどの予測不可能な脅威も同時に巡ってくる可能性があることを意図せずお伝えすることにもなりました。しかし友人と何気なく会話したアイデアが形になっていく過程、仕事で忙しいながらも開業までに感じられる楽しさが日々あったことが伝われば、とても嬉しいです。

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

LePenseur

商社勤務1桁年目のコモディティトレーダー(要は営業)を経てのDX企画屋さん。商社マン×英語学習コンサルタント×元プログラマー×キャリコン見習い×なんちゃってアスリート×田舎者×副業推奨派×不動産とBAR共同オーナー。趣味はSaaS研究。G検定合格(2020#3) Twitter:@LePense51792658

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