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作成日: 2017.12.12

マンション購入のタイミングはいつ?後悔しない買い時を考えよう

マンション購入のタイミングはいつ?後悔しない買い時を考えよう

マンションを購入する際には、価格や金利などがお得なタイミングを狙いたいものです。「あの時買っていればよかった」「もう少し待てばよかった」などと後悔しないために、しっかり情報収集して、買い時を見計らいましょう。今回は、マンション購入のタイミングを決定する基準をいくつかご紹介します。

収入や貯金額から購入のタイミングを決める

一般的に、住宅ローンを安定して返せるようになるためには、年収500万円以上が必要であると言われています。また、物件購入に伴う諸費用のために必要な貯金額は、300万円以上がひとつの目安です。これらの収入額や貯金額をクリアしていることを前提として、マンション購入のタイミングを決めましょう。

ライフステージから購入のタイミングを決める

結婚した、子どもができた、といったライフステージをきっかけとして、マンション購入を決めるのもひとつの方法です。ライフステージにおける節目を目標とすれば、資金をためるモチベーションにもなるかもしれません。転勤との兼ね合いなども含めて、自分のライフステージからの購入タイミングを十分に検討すると良いでしょう。

物件数が多いタイミングを狙う

中古マンションの場合は、物件数が多いタイミングを狙えば、希望に合った物件が見つかりやすくなります。特に物件数が多いのは、新生活の始まる4月を控えた1月~3月です。

ただし、この時期は物件が動きやすい分、目当ての物件にはできるだけ早く手を付けておかないと、ほかの人に先に購入されてしまう可能性もあります。フットワークとスピード感が求められるでしょう。

物件価格を見ながら買い時を見極める

マンションの価格相場は日々変動していますので、この相場が下落しているタイミングを見極めて購入するのもよいでしょう。

価格相場の変動を把握する方法として、レインズの市況トレンドなどをチェックするのも一つの手です。レインズとは、不動産の購入・売却を考えている人向けの、不動産物件情報交換システムです。そのレインズがウェブ上で公開している「月例マーケットウオッチ」では、毎月、首都圏中古マンションの平方メートル単価が掲載されています。10月におけるデータを見てみると、成約平方メートル単価は2013年1月から58カ月連続で前年同月を上回っていることがわかります。つまり、同じ面積に対する中古マンションの価格は、4年以上、上昇し続けているということになります。

全体的に、マンションの価格は上昇傾向にあるといわれています。住宅金融支援機構の行っている「フラット35利用者調査」によると、新築マンション購入における年収倍率は、2006年上期の5.8倍から、2014年下期には6.8倍に上昇しているとのことです。あまり長く待ちすぎると、買い時を逃してしまうかもしれません。

また、中古マンションの場合に限りますが、物件価格が下げ止まるタイミングまで待つ方法があります。だいたい、築15年を過ぎると中古マンションは物件価格が下げ止まるといわれていますので、たとえば、目当てのマンションが築10年であれば、あと5年ほど待つのも手です。より安い価格で購入できるでしょう。

ただし、賃貸に住んでいる場合は、その5年のあいだにかかる家賃と、マンション価格の下落率が釣り合わないことも考えられます。たとえば、家賃が月10万円だとすると、5年間で600万円かかる計算です。これに対し、5年間のあいだに目当ての物件価格が600万円以上下がらなければ、逆に損をする計算になってしまいます。これらの費用も加味して、タイミングを見計らう必要があるでしょう。

写真:PIXTA

消費増税と減税制度の兼ね合いから買い時を見極める

消費税10%への消費増税の前にマンション購入を決めるのもひとつの方法です。一方、消費増税による負担を軽減するために設置されたすまい給付金や、住宅ローン減税の最大控除額の拡充も考慮に入れておく必要があります。

すまい給付金とは、住宅ローンを利用して住宅を購入した人を対象とした給付金制度です。消費税が10%になって以降だと、この給付金の額が高く設定されており、物件の価格によっては20万円以上給付額に差が出ることもあります。ただし、売主が個人である中古マンションを購入する場合は、給付の対象とならないため注意しましょう。

住宅ローン減税とは、住宅ローンを利用して住宅を購入した人に対し、10年間、毎年、ローン残高の1%が所得税および住民税から控除される制度です。この住宅ローン減税については、2014年4月に消費税が8%に上昇したことに伴って、最大控除額が従来の額から2倍になりました。最大控除額は2021年12月まで拡充されることになっているため、それまでにマンションを買うのが、タイミングとして適していると考えられるでしょう。

住宅ローン金利が下落しているタイミングを狙う

各金融機関の提示する住宅ローン金利をチェックし、下落しているタイミングを狙ってマンション購入を決めてもよいでしょう。

なお、住宅ローン金利は全体的に底値といわれています。たとえば、政府系金融機関が民間金融機関と提携して提供する固定金利の住宅ローンであるフラット35の金利を見てみると、2016年~2017年は1%前後で推移しています。また、民間ローンにおける金利の推移を見ても、ここ10年間2%前後となっており、ほとんど変動していません。

今回はマンション購入のタイミングについて、物件価格相場の変動や物件数、金利、税制などの面から解説しました。マンションの買い時を逃さないためには、念入りな情報収集が不可欠です。今回ご紹介した内容を参考に情報収集をし、総合的に考慮したうえで、マンション購入のタイミングを計ってみてください。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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