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作成日: 2018.05.02

「東南アジア株」入門 経済成長著しいエリアの株は買い?

「東南アジア株」入門 経済成長著しいエリアの株は買い?

SBI証券や楽天証券など、大手ネット証券で取り扱われている東南アジア株。高成長が期待されるエリアということもあり、「東南アジア株が気になる」という方も増えている傾向です。今回は、購入するにあたってのメリット・デメリットや基本的な考え方を解説します。

どんな国の東南アジア株が購入できるの?

まず、「東南アジアにはどんな国があるか」について確認をしておきましょう。例えば、ネット証券で最大手の「SBI証券」で上場株式を購入できる東南アジアの国は、次の通りです。(※)

  • インドネシア
  • タイ
  • マレーシア
  • ベトナム
  • シンガポール

これらの国が投資家から注目されている理由は、高いGDP(国内総生産)成長率です。上記の国のうちインドネシア、タイ、マレーシアなどASEAN主要4ヵ国の2016年の成長率は4.8%。また、ベトナムの2017年の成長率は6.81%になっています。この高成長の流れは当面続くと予想する識者が多く、これからの世界経済の発展は東南アジアが鍵を握るという意見も目立ちます。

東南アジア株のメリットは、高い成長率を背景にした大きなリターンが期待できることです。対極的に、日本は人口減少社会による低成長時代に入っており、株価が上がるのは一部の企業に限定されることが予想されます。また、近年、経済成長が著しかった中国でも高齢化が徐々に進んでおり、今後の成長は未知数です。

※2018年4月現在。楽天証券では、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポールの上場株が購入可能。

東南アジア株のデメリット1:ビジネス情報の少なさ

東南アジア株にはデメリットもあります。1つ目は、各国のビジネス情報が少ない点です。例えば、日本株式の場合には、会社四季報や日経新聞、ニュースなどから情報を得ることができます。これに対して、外国株式の場合には、メジャーな企業以外の情報は自分で調べなくてはなりません。特に東南アジアの経済やビジネスの情報は日常的に流れるニュースだけでは入手しづらい状況です。

これをクリアするには、証券会社が配信している各国のレポートを細かくチェックするのが有効といえます。また、現地に住んでいる日本人が運営しているブログを講読するのも一案です。いずれにしても、東南アジア株をはじめるには、「自ら情報を集める努力」が必要になってきます。

東南アジア株のデメリット2:価格変動と為替変動

これは東南アジア株に限りませんが、外国株式のデメリットとしては、価格変動リスクと為替変動リスクが挙げられます。日本株の取引を行う場合には、価格変動によるリスクだけが発生しますが、外国株式を購入する場合には、価格変動のリスクに加え、為替変動のリスクも発生するのです。両方がプラスに働いたときは、大きな利益が手に入りますが、両方がマイナスに働いたときは、大きな損害が生じてしまうので注意が必要になります。

東南アジア株のデメリット3:政情不安

東南アジアは、発展途上国のため政情が不安定になりやすい傾向です。また、株式市場の規模も小さいため価格変動が不安定になりやすい特徴があります。例えば、ベトナムであれば「中国との領有権問題」、タイは「クーデターで生まれた政権への反対活動」が続きます。しかし、中国市場が急成長を遂げたように、東南アジア市場が同じ道をたどる可能性は十分あるでしょう。

ただし、さまざまなリスクもあるため、東南アジア市場に投資する場合には少額かつ余力にとどめておくことが賢明です。東南アジア株のような「ハイリスクだけど高いリターンが期待できる投資メニュー」は、元本割れの心配がない銀行預金や、安定性の高い実物資産である不動産や金などと組み合わせるのがベターです。

補足:東南アジア株の具体的な購入方法は?

すでにネット証券の口座を持っている方は、特に難しい手続きは必要なく、外国株式口座を開設するだけで外国株式の取引を開始できます。外国株式口座を開設後は、特別な取引方法を覚える必要もなく、日本株を購入するときと同じような感覚で購入可能です。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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