1. 不動産情報サイト RENOSY
  2. RENOSY マガジン
  3. 投資する
  4. 【退去時の賃貸住宅ビフォーアフター】賃貸管理会社がしていること DAY2:壁紙の張り替え
投資する
2022.08.25

【退去時の賃貸住宅ビフォーアフター】賃貸管理会社がしていること DAY2:壁紙の張り替え

【退去時の賃貸住宅ビフォーアフター】賃貸管理会社がしていること DAY2:壁紙の張り替え

貸している部屋の入居者が入れ替わるとき、その部屋では次の新しい入居者さんを迎え入れるため、どのような準備がなされているのか。

退去のあとの部屋がどう整っていくか、部屋の変化の模様をお届けするシリーズの、見学2日目です。

初日は状況確認と、次工程の日程調整

退去日(部屋で何が行われていたかは前回の記事をご覧ください)に修繕の度合いを確認した結果、この部屋に必要なのは「壁紙の張り替え」と「部屋のクリーニング」とわかりました。それぞれ専門の職人さんへの依頼と日程調整が進行しました。

そしてこの記事でお伝えするのは見学2日目の「壁紙の張り替え」です。新たな入居者を迎えるための原状回復工事にかかる7日間のうちの、1日です。

【関連リンク】
【賃貸住宅の退去ビフォーアフター】賃貸管理会社がしていること DAY1:立会いから計測まで

壁紙の剥がしと張り替え

事前に「古い壁紙を剥がすところと、新しい壁紙を張るところを見学させてほしい」とリクエストしたうえで、約束の日の朝9時少し前に部屋に行きました。

するとすでに職人さんたちがいらして、部屋の1/3ほどが新しい壁紙に張り変わっていました。だいぶ早い時間から作業を開始されていたようです。

作業の邪魔をしてはいけないので静かに見学スタート。この日出会ったのは、なんと親子の職人さん! 親子で働けるなんて、なんて素敵でしょう……!! と思いながら、でも現場に漂う緊迫感もあり、規律正しく業務が進んでいきます。

クロス職人の遠藤さん親子
クロス職人の遠藤さん親子

古い壁紙を剥がすのは息子さんが担当

お父さんの方を観察しはじめてしばらくすると、「古い壁紙を剥がしますよ」と声をかけていただきました。「剥がしを見たい」という要望が伝わっていたため、取材班(この日は私1人)が到着するまで剥がす壁を残しておいてくださいました!

お父さんの動きから、息子さんの剥がしの方へ目を向けます。

この春に修行を始めたばかりの息子さん!
この春に修行を始めたばかりの息子さん!

剥がしの作業に必要な道具はカッターナイフ1本! カッターナイフは壁紙用のとのことですが、そんなに簡単に剥がれるものなんでしょうかと思いきや、スイスイと作業が進みます。

カッターナイフで切り込みを入れて
カッターナイフで切り込みを入れて
引っかかりそうなところにも切り込みを入れて
引っかかりそうなところにも切り込みを入れて
ザーッと 一気に剥がします!
ザーッと

一気に剥がします!

大きな面積が剥がれました
オォ!

大きな面積が剥がれると気持ちよさそうです。そして進みも早いです。

上方向にもザーッと
上方向にもザーッと

このあと、剥がし残しのある細かな部分は、カッターナイフで丁寧に取り除かれていきました。

新しい壁紙担当は熟練のお父さん

壁の剥がしを一通り見終わったところで、お父さんの見学を再開。新しい壁紙を張っていくのは、熟練職人のお父さんです。

カッターナイフの動きが滑らか!

お父さんの遠藤さんは、腰に巻いた道具入れの中から作業に合わせて次々と道具を使い分けています。

しばらく観察していると、カッターナイフの刃を長く出していることに気づきました。刃をしならせながら、細かな作業を行っています。

右手で持ったカッターの先がしなっているの、見えますか?
右手で持ったカッターの先がしなっているの、見えますか?

刃は、作業中に何度も取り替えられていました。刃先がダメになると、意図した箇所をカットしたつもりがカットできていなかったり、壁紙が破れてしまったりと想定外のことが起こるそうです。

何回か遭遇した刃の差し替えシーン
何回か遭遇した刃の差し替えシーン

すべての動きが早い!

いろいろな動きが早く、理解するより前にシャッターを切らなければいけないので、ファインダー越しに見るのをいったんストップし、直接目で見ることにしました。

しばらく眺めていると、ぼんやりですが流れがつかめてくるような気がしてきました。再びカメラを持ったときには、シャッターを押すタイミングも最初の頃よりは調整できるようになってきました。

写真に収めることができた限られた動きのみですが、複数の小道具を使い分けながら、ピシッと新品の壁紙が張られていく様子がこちらです。

最初は両手を使い
最初は両手を使い

折り畳まれた壁紙を伸ばしつつ、壁に張っていき、

道具その1
道具その1

均等にならしていくための、プラスチックかゴムに見えるヘラで壁紙を押さえ、

道具その2
道具その2

次は硬い素材に見えるヘラとカッターで不要な部分をカットし、

道具その3
道具その3

仕上げに近づくと、水を少し含ませたスポンジが登場します。

貼る工程の最後の方で、張り合わせの部分を補強するために、コーキング材が塗られていきます。右手でコーキング材をチューブから出し、左手で伸ばしていきます。

道具その4
道具その4

そして最後の仕上げにスポンジ。 最後の仕上げが終わると、張り合わせ箇所が本当に目立たなくなっていました!

動作は一瞬で過ぎ去っていきます。

コロコロもよく見ました。なかなか写真に捉えられなかったのですが、ちゃんと写っている写真がこちら。

道具その5
道具その5

小さくてかわいいサイズですが、おそらく重要な役割を担っているのでしょう。

壁紙と壁紙の張り合わせ部分は、最初重なるような幅でカットされていて、最後に不要な幅がカットされ、張り合わせ部分がわからないところまでいきます。

下の写真の、重なった部分がカットされます。

最初3〜4cmくらい(だいたいのイメージ)の重なり部分
最初3〜4cmくらい(だいたいのイメージ)の重なり部分

そして重なり部分がカットされると、左右の壁紙はぴったりと並びます!

左右がくっつく直前!
左右がくっつく直前!

あとは壁紙の端っこにあるグリーンやブルーのテープを引き抜いて完成!

(引っこ抜くシーンは別の場所です)
(引き抜きシーンは別の壁の写真です)
仕上げにコロコロ
仕上げにコロコロ

ローラーで整えれば、もうつなぎ目がわかりません。

指の先、斜めに張り合わさってるんです…!!!
指の先もつなぎ目です。斜めに張り合わさってるんです…!!!

ちなみにこの日一番手がかかったのは、カーテンレールを覆うカーテンボックスの壁紙だったそうです。残念ながら私が到着したときにはカーテンボックスの壁紙は張り終わっていました。

たしかに細かい作業が求められそうな凹凸
たしかに細かい作業が求められそうな凹凸
カーテンレールの取り付けは息子さん担当
カーテンレールの取り付けは息子さん担当

なるほどいったんカーテンレールも外されるんだという気づきもありました。

貼るだけの状態で搬入される新しい壁紙

今回新しい壁紙は、「貼るだけの状態」で現場に運ばれていました。あらかじめ別の場所で寸法通りにカットされ、接着剤がついた状態にまで準備が済んでいるそうです。

作業現場でカット→接着剤もできるそうですが、カットする道具の運搬が重くて大変なので、この方法にしているということでした。

準備万端の状態で搬入された壁紙たち
準備万端の状態で搬入された壁紙たち

張る直前にも、メジャーで壁の寸法を測ります。

動きが素早い
動きが素早い

張る壁紙を間違えないよう、用意した壁紙から適切なサイズのものが選ばれています。お父さんが「190」と言うと、息子さんが該当する壁紙を手渡すというシステムです。

もちろん息ピッタリです
もちろん息ピッタリです

準備されたそれぞれの壁紙に寸法が書かれた付箋がついていて、間違いのないように工夫されています。

付箋の「190」の文字が見えます
付箋の「190」の文字が見えます

このようにして、親子でサクサクと作業が進んでいき、見学開始から2時間も経たないうちにこの日の工事は完了となりました!

見学させていただきありがとうございました。

最後の工程はクリーニングです!

次のステップは、クリーニングと小さな工事の予定で、時間は朝から夕方までの作業予定と聞いています。クリーニング取材はカメラマン森さんも復活です!

つづく

【関連リンク】
【賃貸住宅の退去ビフォーアフター】賃貸管理会社がしていること DAY1:立会いから計測まで
【退去時の賃貸住宅ビフォーアフター】賃貸管理会社がしていること DAY3:クリーニング

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

清水まゆみ

RENOSY マガジンスタッフです。 2017年から区分の不動産投資を始めました。メルマガやイベント等でもで初心者の体験談を語っています。 【不動産投資をやってみた】体験レポート

Facebook Twitter Instagram LINE