教えて!アート購入のきほん―VOL.1―そもそもアートってどこで買えるの
現在、コロナ禍の影響もあり、家にアート作品を飾る人が増えてきています。アート購入に興味はあるけど、どこで買えばいいのか分からず、敷居が高く感じてしまう人も少なくないはず。そこで、アート作品を購入する王道ルート5つと、その中から特に近年増えてきているアートのオンライン販売について解説します。
CONTENTS目次
アート作品購入のきほん
ただいまー。職場の先輩がマンション買ったっていうから遊びに行ったんだけど、すごく素敵だったよ〜
お、いいじゃん。ウチももっといいとこに引っ越そうよ。
(家賃払うの わたしだけどね…)
でも、リビングにアートとかも飾ってあって素敵だったな〜… マンションは買えなくてもそれぐらいならマネできるのかも…
いいじゃん、買いなよ! で、アートってどこで買うの?
…え?どこで買えるの…? それに、いくらぐらいするんだろ?
………
アートってどこで買えるの?それになんだか高そう… そんな疑問を、一緒にひもといていきましょう!
アートを購入する 王道ルート 5つ
1)ギャラリー
街なかで見かける、独立してアートの展示・販売を行っているスペースです。
所属するアーティストを選抜し、展示の企画・構成もして販売する「コマーシャルギャラリー」と、アーティスト側がお金を払えば場所を貸してくれる「貸しギャラリー」があります。「コマーシャルギャラリー」では、定期的に美術館のような企画展示をおこなっているところが多く、アーティストの世界観をつかみやすいです。
値札がないことも多くて不安になりますが、たいてい受付付近に「プライスリスト」が置いてあるのでそれを見れば価格も確認できます。慣れないと敷居の高さを感じるかもしれませんが、ふらりと展示を見に入るだけでももちろん大丈夫。
購入するときには、相談もしながらじっくり選べます。
ちょっと敷居は高く感じるけれど、実物を見比べて、プロに相談もできるのは嬉しい!
2)百貨店
デパートの6階, 7階あたりにある美術品売り場です。オープンなスペースであることが多く、入りやすいですね。
実は日本独特の販売チャネルですが、日本では明治時代から百貨店に美術部門があり、信頼も高いため国内ではギャラリーと1,2位を争うほどにメジャーなチャネルです。
百貨店の他の商品と同じように値札がついてることが多く、服や雑貨を選ぶのに近い感覚で作品を選ぶことができるかもしれません。
一方、ギャラリーよりマージンが高めのところが多いため、同じアーティストの作品でも価格帯がやや高めになることも。
アートも通常のショッピングと近い感覚で購入出来そうだね。
3)アートフェア
年に1回程度、多数のギャラリーがブースを並べるアートイベント。人の出入りも多く、各ギャラリーの雰囲気や一押しのアーティストをチェックしていくのには絶好の機会。
数日間のイベントなので、アーティストやギャラリーのオーナーさんと直接話せる機会も多かったりします。
多くのギャラリーの、旬のアーティスト・作品をいちどに見比べられるのはいいね。
4)オンライン
ギャラリーがオンラインで販売を行うこともありますが、近年では、「YOUANDART」, 「TAGBOAT」,「OIL by 美術手帖」など、オンライン専門での販売サイトも増えてきています。
多くのアーティストの作品を比較することができ、アーティストだけでなく、”写真”や”立体”といった「カテゴリー」や、「色」、「価格帯」、「作品サイズ」なんていうジャンルから選ぶこともできるので、自分の”欲しい”イメージの作品と出会いやすいかもしれません。
実物を見られないのは難点ですが、その分説明も手厚いことが多く、作品の意味や価値、作家さんのバックグラウンドを捉えやすいことも多いです。LINEやメールで気軽に質問できる場合も。
もちろん、どこに住んでいても購入しやすいのは大きなメリットですね。
価格も含めて、自分の”欲しい”イメージから作品を選びやすいね。
5)オークション
オークション会社が年に数回開催しているもので、基本的には誰かが一度所有した作品を、競売のかたちで販売します。(作家が直接オークションにかけることもあります)
高額のものが報道されがちですが、作家やサイズなどによって、実は10万円前後の手頃な価格で購入出来るものも。
ギャラリーではなかなか購入出来ない人気アーティストの作品や、古い作品などを手に入れられるチャンスですが、人気の作品ほど大きく値上がりしていきます。
人気が価格に反映されるんだね!
コロナ禍を機に オンラインでの購入者が急上昇
色々あるのは分かったけれど、どこで買う人が多いのかな?
日本では「ギャラリー」と「百貨店」が多く、ともに約3割程度となっています。
世界に目を向けると、ギャラリーで購入する人が多いものの、2020年はCOVID-19の影響でオンラインで作品を購入する人が急増。アートマーケットの売り上げは縮小したにもかかわらず、オンラインでの売上高は前年の約2倍に。(※ ギャラリーのオンライン経由での販売を含む)
これまで、アートのオンラインでの販売は一般小売のオンライン販売と比べてマイナーだったものの、2020年は一般小売よりもオンラインでの購入比率が高くなっており、ギャラリーやオークション会社も、オンラインでの見せ方に力を入れてきているようです。
こんなにメジャーなんだ!
なるほど!
購入できる場所は色々あるけれど、オンラインだとたくさんの作品が見比べられるし、価格帯からも選べるから、私みたいな初心者でも買いやすいかも!
今後が期待されるアーティストだけを厳選し、購入しやすい価格帯の作品も揃う「YOUANDART」で、はじめてのコレクション作品を探してみませんか?
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