マンション選びの指標「駅力」。各駅停車駅に買うべき?急行停車駅に買うべき?

マンションを買うとき、エリア探しからはじめる方も多いでしょう。そんなときに役立つ指標が駅力です。「駅力」とはその名が示す通り、駅の力(価値)を意味します。駅周辺にマンションを購入しようとしている方にとって駅力は重要です。なぜなら、駅力がある立地のマンションは将来に渡って、資産価値を保ち続けやすいと考えられるからです。


駅力1:駅周辺に各種施設があるか

駅力という言葉に厳密な定義はないですが、一般的に、次の3つの意味で使われています。

駅力1:駅周辺に各種施設があるか
駅力2:急行や快速がとまるか
駅力3:乗降客が多いか

1つ目の駅力「駅周辺に各種施設があるか」は、利便性重視の方にとって特に重要です。各種施設とは、ショッピング施設・駅ビル・商店街などのことです。こういった施設がある駅は、平日は会社帰りの買い物が便利ですし、休日はショッピングや飲食で楽しめます。もちろん、単に施設があればいいというのではなく、内容が充実していることも重要です。

駅前情報はネットで検索しやすいので、気になるエリアの駅前にどんな施設があるかを確認してみましょう。現時点では駅前施設が少なくても、再開発によって駅力が高まる可能性もあります。「駅名+再開発」などのキーワードで検索してみてください。

駅力2:急行や快速がとまるか

駅力2「急行や快速がとまるか」は、通勤の負担を軽くしたいビジネスパーソンにとってマストです。急行や快速などが停車する分、短時間で通勤できます。特に急行の始発駅は座ったまま通勤できるので負担が少なくなるため、大きなメリットです。

注意したいのは、「急行がとまる駅」の物件価格の高さです。「各駅停車しかとまらない駅」と「急行がとまる駅」を比較すると、後者の坪単価が明らかに高い傾向があります。トータルブレインが調査した2013年以降に販売されたマンションの平均坪単価を見てみましょう。例えば、東急東横線の急行停車駅「学芸大学」は平均坪単価385万円であることに対し、その一つ手前の「都立大学」の平均坪単価は327万円です。比較すると急行が停車する学芸大学の方が高いということがわかります。同じ沿線で1駅しか違わないのに、坪単価で差が出てくるケースは少なくありません。

「急行がとまる駅」の坪単価が高い傾向は、都心に限らず郊外でもあてはまります。場合によっては、「都心に近い各駅停車駅」と、「郊外の急行停車駅」の周辺マンション価格を比較すると、郊外の方が高い可能性もあるでしょう。

この傾向を利用すると、物件価格を抑えたい人は「各駅停車駅狙い」、利便性にこだわる方は「急行停車駅狙い」にすると良いでしょう。もちろん、駅によっては各駅停車駅なのに坪単価が高いこともあります。

駅力3:乗降客が多いか

3つ目の駅力「乗降客が多いか」は、仕事や趣味で活動範囲の広い方にとって重要です。乗降客数が多い駅には、「複数の路線が使える」という特徴があります。1路線だけでなく、JR・私鉄・地下鉄などの複数路線が使える駅は、利便性が違います。同じ場所に行くにしても、1路線の駅だといくつもの路線を乗り継ぐ必要があるのに、複数路線が使える駅ならスムーズにアクセスできます。

都心で「複数路線が使える駅」には、次のようなものがあります。※新宿、渋谷、池袋、上野などの巨大ターミナル以外

7路線:日暮里、飯田橋
6路線:品川、四ツ谷
、北千住、市ヶ谷
5路線:代々木、荻窪、赤羽

複数路線が使える駅には、利便性が高いこと以外のメリットもあります。それは、「街として発展しやすい(あるいは、街の活力を維持しやすい)」ということです。駅力のある駅前のマンションは、将来に渡って資産価値をキープしやすいといえます。資産価値重視でマンションを購入したい方は、「複数路線」という視点でもエリア探しをしてみてください。

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