【里崎智也の5つの鉄則】なぜ投資で失敗しないのか? 着実に資産を増やす「危機管理」投資術
元侍ジャパンの正捕手は、グラウンドを離れても「負けない」戦い方を知っていた。
今回のゲストは、元プロ野球選手で野球解説者の里崎智也さんです。現役時代から徹底した危機管理で貯蓄を続け、引退後に始めた投資では、大きなリターンを上げることに成功したそう。
なぜ彼は、多くの人が失敗する投資の世界で着実に結果を出し続けることができるのか? そこには、キャッチャーミットを構えるように冷静に相場を見つめ、決してブレることのない「5つの鉄則」がありました。
すべての基本は「危機管理」。プロ1年目からの積立貯金
里崎さんが投資で失敗しないための基本哲学は、現役時代から貫いているという、徹底した「危機管理能力」。
華やかなプロ野球の世界で、里崎さんはその裏側にあるリスクを冷静に見つめていました。「いつ怪我をするか、クビになるかわからない」。 その危機感から、年俸1,300万円のプロ1年目から、月10万円の積立定期預金をスタート。
「防災グッズと一緒。もしもの時に備えるのは当たり前です」。 このブレない金銭感覚と、最悪の事態を常に想定する思考法こそ、後の投資成功の原点となっていたのです。
「やらずに文句はダサい」投資家・里崎智也の誕生
現役時代は、元本保証の保険など、手堅い金融商品しか興味がなかったという里崎さん。 「だって、投資で稼ぐより、野球でヒット打った方が儲かりますから」。
そんな彼が投資を始めたのは2019年頃。「やらないで文句を言うのはダサい」。その一心で、投資の世界に足を踏み入れます。
彼が多くの投資家と違ったのは、「信頼できるプロを頼った」ことでした。銀行の担当者と二人三脚でポートフォリオを組み直し、Amazon、Googleと、着実に資産を運用。コロナ禍の追い風も受け、気づけば「始めてからは倍以上になった」と語るほど、着実に資産を増やすことに成功したそうです。
里崎智也が語る! 投資で負けないための「5つの鉄則」
では、具体的にどんなルールで投資に臨んでいるのでしょうか。「5つの鉄則」を解説してくれました。
鉄則1:投資は最後に勝てばいい
普通預金では1円も増えないのだから、トータルで少しでもプラスになれば、それは「成功」。「1円でも勝てばそれでいい」。大きなリターンばかりを求めず、小さな成功体験を積み重ねることが、自信に繋がります。
鉄則2:投資はキャッチャーと一緒で「忍耐力」
日々の株価の動きに一喜一憂しない。慌てて売買しても、いいことは何もありません。優待や配当も視野に入れ、長期的な視点でどっしり構えることが重要です。
鉄則3:病院で医者に診てもらうのと同じ! プロにしっかり話を聞く
「『プロは使うな』と言う人に、あなたは騙されている」。里崎さんは断言します。病院で医者に診てもらうのと同じで、銀行や証券会社などの専門家の知見は、手数料を払ってでも活用すべき。ただし、鵜呑みにせず、最後は自分で判断することが大前提です。
鉄則4:身近な企業に投資する
自分がよく使い、ビジネスモデルを理解できる企業に投資する。それが、応援にも繋がり、安心して持ち続けられる秘訣。よくわからない新興国の流行り銘柄は、丁半博打に近いと考えています。
鉄則5:なくなってもいいお金で投資する
これが投資の絶対的な大原則。毎日のコーヒー代を節約して生まれた5,000円など、生活に影響のない「余剰資金」でやる。だからこそ、どんな時でも冷静な判断ができるのです。
ホームランはいらない。ヒットの積み重ねが未来を作る
里崎さんの投資哲学は、驚くほどシンプルで、堅実でした。 「守り」を徹底的に固め、「なくなってもいいお金」で、「プロの知見」を借りながら、「身近なもの」に、「気長に」投資する。
そこには、一発逆転を狙うギャンブル性は微塵もありません。 あるのは、現役時代から培われた、冷静な分析力と、徹底した危機管理能力だけ。
一発逆転のホームランはいらない。着実なヒットの積み重ねこそが、あなたの未来を守る一番の力になるはずです。
里崎智也さんの丁寧でわかりやすい解説を、ぜひ動画でご覧ください。
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