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公開日: 2024.10.08

交通利便性抜群! 住みたいまちの常連、大宮駅周辺の再開発|エリア未来ナビ

交通利便性抜群! 住みたいまちの常連、大宮駅周辺の再開発|エリア未来ナビ

不動産を購入する際、物件情報とあわせて知りたいのは周辺の情報です。「エリア未来ナビ」では、開発情報などエリアの情報をコンパクトにお届けします。

今回は、さまざまなメディアが実施する住みたいまちランキング上位に名を連ねる、埼玉県内最多の利用者数を誇る大宮駅をご紹介します。

住みたいまち・住みやすさランキングの常連、大宮

埼玉県さいたま市が魅力を発信するウェブサイトにもあるように、各社メディアが実施する「住みたいまち」ランキングに常にランクインする大宮。

参照:いいじゃん!さいたま | 住みたい街ランキングで大宮・浦和がトップ10にランクイン!|さいたま市

さいたま市民のなかでも、まちへの愛着度がもっとも高い(85.4%)のが大宮区民です。大宮区の住民は、大宮の魅力について、「交通(電車)の利便性」「自然災害による被害の少なさ」や「ふだんの買い物の利便性」などを挙げています。

参照:令和5年度 さいたま市民意識調査報告書|さいたま市

実際、数多くの商業施設が駅前に集中しています。ルミネ大宮、エキュート大宮(駅ビル)、大宮西口DOMショッピングセンター(大宮マルイ・東急ハンズ大宮店・ダイエー大宮店を含む施設)、大宮アルシェ、そごう大宮店(以上西口側)、大宮タカシマヤなど、大宮駅で事足りないことはない充実ぶりです。

大宮アルシェ
大宮アルシェ

歴史ある街、鉄道開業で栄えてきた街

大宮は、平安時代から続く歴史ある街です。氷川神社の門前町として栄え、江戸時代には中山道の宿場町としても賑わいました。

鉄道の歴史も古く、初めて日本に鉄道が開業した13年後の1885年(明治18年)に大宮駅が開業。現在は全国に20ある政令指定都市のひとつとなっています。

東口側から発展、その後西口側へ

大宮駅は、東口側から発展してきました。宿場町で栄えた経緯から、短冊状の敷地の間の通路が “路地空間” となり、中小の商業が栄えてきました。1960年代以降は、デパートの開業が相次ぎます。大一デパート、西武百貨店、高島屋などです。

一方の西口は、1983年の新幹線開業に合わせて開発が進みます。丸井大宮店、大宮駅西口 DOM ショッピングセンター、大宮情報文化センター(JACK 大宮)、大宮ソニックシティの開業と、商業・オフィス街へと発展してきました。

大宮ソニックシティとパレスホテル大宮
1988年開業の大宮ソニックシティとパレスホテル大宮
大宮門街(オオミヤカドマチ)
東口にあった「大宮中央デパート」(1966年〜2017年)の跡地は、2022年「大宮門街(オオミヤカドマチ)」としてオープン。

文化的にも東西で発展。東口の大宮ラクーンよしもと劇場は2024年で10周年を迎えました。ソニックシティではさまざまなコンサートなど各種公演が催されています。

14路線が乗り入れ、東日本の玄関口に位置付けられる大宮駅

大宮駅は、JR6路線、私鉄2路線、新幹線6路線の合わせて14路線が乗り入れるターミナル駅です。都内へも、池袋まで最短24分、そのほか上野・東京・新宿・渋谷などといった主要駅に30分ほどでアクセスでき、利便性の高さが魅力です。定期券の利用者数は都内の品川駅を超えており(JR東日本エリア内)、大宮駅の利用者の多さがうかがえます。

参照:各駅の乗車人員 2023年度 ベスト100|企業サイト:JR東日本

大宮から主要ターミナルへの所要時間(在来線)

東日本の玄関口として発展中

さらに大宮は、東日本からの多種多様なヒト・モノが集結する最初の対流拠点となる「東日本の玄関口」として、西日本の玄関口「品川」と対になって重要な役割を担うとされています。

大宮は、国が計画する2016年の「国⼟形成計画・⾸都圏広域地⽅計画」において「東⽇本の対流拠点」と位置付けられました。2017年には大宮駅と周辺地域が都市再⽣緊急整備地域に指定され、「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」の取り組みが進んでいます。

東日本の玄関口、大宮
首都圏広域地方計画プロジェクト参考資料および(国土交通省)第1部「新たな都市づくりに向けて」(R5改定版)(さいたま市)を基に編集部が作成

大宮区の人口

大宮区の人口は、さいたま市内のどの区よりも人口が増えています。

さいたま市内の人口増減数(令和4年)
さいたま市統計書(令和5年版)|さいたま市 を基に編集部にて加工。(2024/9/9にアクセス)
大宮区の人口推移
さいたま市の人口・世帯(令和6年)|さいたま市 を基に編集部にて加工。(2024/8/22にアクセス)

住みやすさで選ばれるさいたま市の人口は、毎年1万人増加しています。

さいたま市の人口推移
さいたま市の人口・世帯(令和6年)|さいたま市 を基に編集部にて加工。(2024/8/22にアクセス)

大宮区の企業・大学

大宮区に本社を構える上場企業は次の通りです。「日高屋」を運営するハイデイ日高や衣料品のしまむらをはじめ、自動車のフレームや車体部品などを製造する会社が点在しています。

企業名 従業員数
株式会社朝日ラバー 317人(2024年3月31日現在)
株式会社ジーテクト 1,166人(国内、2024年3月31日現在)
株式会社エイチワン 6,178人(連結、2024年3月31日時点)
NITTOKU株式会社 481人(2024年3月時点)
株式会社ハイデイ日高 913人
リズム株式会社 2,486人(連結、2024年3月31日現在)
株式会社しまむら 19,357人(連結)
株式会社武蔵野銀行 1,904人

※各企業ホームページより(2024年9月 RENOSY調べ)

大宮区の従業者数は以下の通りで、他の区に比べて多いことがわかります。

大宮区の従業者数(民営企業 令和3年6月1日現在)
さいたま市統計書(令和5年版)|さいたま市 を基に編集部にて加工。(2024/9/9にアクセス)

ターミナル駅大宮を経由して通学する大学は、次の通りです。

大学名 学生数
埼玉大学 2,274人
目白大学
岩槻キャンパス
1,021人(2024年5月1日現在)
慶應義塾大学薬学部 
浦和共立キャンパス
914人(2024年5月1日現在)
日本赤十字看護大学
さいたま看護学部
354人
国際学院埼玉短期大学 280人(2024年5月1日現在)

※各大学ホームページより(2024年9月 RENOSY調べ)

大宮の再開発

大宮駅周辺は「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」により新たなまちづくりが推進され、複数の再開発事業が進んでいます。

駅の東側(大宮区大門町3丁目内)でも、高さ約100m(地下1階・地上21階建)のオフィスや商業施設が入る再開発計画が進行中ですが、ここでは、再開発事業が進行中の大宮駅西口の事業を紹介します。

大宮駅西側の再開発
「大宮西口第三地区」は5ブロック(A、B、C、D、E)に区分

大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業

大宮駅西口から徒歩5分ほどに位置する大宮区桜木町二丁目の一部が「大宮西口第三地区」にあたります。その一部、AブロックとDブロックにて、老朽化した木造建物や緑地等のオープンスペースの不足、狭あい道路、五差路の交差点の整備を目的にまちが整備されます。道路拡幅とともに、歩道と歩道状空地が整備され、歩きやすい空間が誕生します。

概要

敷地面積 約9,500m2
建築面積 約6,200m2
延床面積 約85,000m2
主要用途 商業、オフィス、住宅、駐車場
規模・構造 住宅:約230戸/地上27階RC造
オフィス:地上21階S造
商業:約8,000m2
駐車場等: 駐車 約400台/駐輪 約700台

この事業により、建物の不燃化、耐震化が実現され、災害時に周辺住民が利用できる施設も整備されるそうです。

同地区内には、通り抜けが可能な「まちなかガレリア」や歩道・歩道状空地が整備され、街のにぎわいと回遊性づくりが促進される見込みです。またイベントが行える「まちなかプレイス」空間の整備も予定されています。

2025年度着工、2027年完成予定です。

大宮駅西口第3-B地区第一種市街地再開発事業 大宮サクラスクエア

大宮駅西口第3-A・D地区のすぐ東側に位置するエリアの再開発はまもなく完成します。上記エリアと同じく、老朽化した木造建物や緑地等のオープンスペースの不足、狭あい道路、五差路の交差点の整備を目的と、A棟(地上13階)、B棟(地上28階、地下2階)、道路の新設(桜木1号線、桜木2号線)が開発されました。

B棟は、住居の「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」のほか商業施設「大宮サクラスクエア モール」があり、大宮サクラスクエアモールは2024年7月に開業しています。

日々便利で過ごしやすく、有事のときにも頼れるまち大宮

住民の9割近くが「住みやすい」と感じ、「ずっと住み続けたい」と思う大宮(令和5年度 さいたま市民意識調査|さいたま市)。 オフィス街や商業施設以外にも、歴史ある氷川神社を含む大宮公園をはじめ、野鳥も訪れる桜のスポットのひとつ鴨川など、自然も豊か。

市では「子育て楽しいさいたま市」を掲げ、予算を増額していることから、子育て環境への配慮もあります。

これからも重要な拠点として発展が期待され、目が離せません。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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