不動産投資で成功するために読んでおくべき漫画・映画・小説 5選
漫画
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『インベスターZ』 三田紀房著
指南漫画の世界で名を馳せる三田紀房氏の投資入門漫画です。創立130年の歴史を誇る超進学校・道塾学園にトップ合格した天才中学生の主人公・財前孝史は、入学翌日に「投資部」に誘われました。そこは、各学年の成績トップが所属する、謎の投資集団でした。目的は、3,000億円の運用により8%以上の利回りを生み出し、学校経営を裏で支えること。財前少年はその天才ぶりをいかんなく発揮しながら、この世で一番エキサイティングなゲーム「投資」の経験を積み、屈指のインベスターへと成長していきます。株式投資のいろはが懇切丁寧に説明され、対象も投資全般に広がっているので、「投資の教科書」としてもおすすめです。
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『サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編』 本宮ひろ志著
TVドラマにもなった「サラリーマン金太郎」の続編です。前編までは建築業界が舞台でしたが、今回は金融業界。外資系投資銀行に就職した矢島金太郎はテレビ局の買収に成功し、さらに中東のナビリアでのマネーゲームで莫大な利益を上げて一躍世界のトップディーラー界にデビューします。しかしそんな彼の前に、最強の投資家・ジョー・ロスが登場します。いつものようにありえない壮大な設定のもとで、金ちゃんが破天荒な活躍を繰り広げます。投資銀行や放送業界など、さまざまな業界裏事情が盛り込まれ、専門的な金融・経済用語も飛び交うので、業界の人はニヤリとするはずです。お話は数話完結型なので、気軽に楽しむことができます。
映画
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『マネーショート 華麗なる大逆転(原題:THE BIG SHORT)』アダム・マッケイ監督 2015 アメリカ
時はサブプライムローン破綻直前、舞台は空前の好景気に湧いていた2000年代中頃のアメリカ。いち早くバブル崩壊の兆しを読み切った4人のトレーダーが、ウォール街の大手金融機関を向こうに回して、空売りの大勝負を仕掛けます。日本公開時のサブタイトルは「ウォール街 vs アウトロー」でした。その題名通り、大銀行を敵役にした痛快なサクセスストーリーは、ドラマチック&スリリング。「MBS(モーゲージ債)」「CDS(債務担保証券)」、「CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)」などの金融用語も飛び交い、臨場感を高めています。
原作は、マイケル・ルイス著のノンフィクション『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』(2010年刊行)。アカデミー賞作品賞ほか5部門にノミネートされ、見事脚色賞を受賞しました。
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『摩天楼を夢みて(原題:GLENGARRY GLEN ROSS)』 ジェームズ・フォーリー監督 1992 アメリカ
ある不動産会社に、ニューヨーク本社から若い幹部が送り込まれてきました。開口一番彼が宣言したのは「成績の悪い営業マンはクビ」の一言。勝ちを焦る若手から、かつての栄光を振り返るだけの老セールスマンまで、各々が自身の意地とプライドを掛けてぶつかります。策謀が渦巻く中、果たしてだれが真の勝利者になるのでしょう。不動産業界の暗部を描く業界ものであり、シリアスでほろ苦い人間ドラマでもあります。劇作家兼監督のD・マメット作によるピューリッツァー賞を受賞した戯曲を彼自身が脚本化。アル・パチーノ、ジャック・レモン、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、 アラン・アーキンといった当時を代表する5人の実力派俳優による機関銃乱射のようなセリフ合戦、緊張感あふれる演技合戦も見逃せません。
小説
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『ニュータウンは黄昏れて』 垣谷美雨著
住宅バブル崩壊前夜、当時だれもが憧れた都心から約1時間のニュータウンに、織部家は5,200万円で理想の4LDKマンションを手に入れました。しかし築30年を経て建物は劣化し、夫は吸収合併による降格で収入は大幅減、妻は高齢者ばかりの理事会で紛糾する建替え問題に飲み込まれ、娘は資産家の男とただならぬ関係になります。この状況から脱出を試みる織部家でしたが、肝心の不動産価格は激減し、残債3,000万円以上と売るに売れぬ事態に陥ってしまいました。果たして織部家はどの道を選ぶのでしょうか。作者の体験に基づくリアルな描写が多く、不動産業からの視点で見ても興味深いエピソードが満載です。バブル期に住宅を購入した多くの家庭にとっては身につまされるお話となっています。
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