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公開日: 2018.06.08

退職金がなくても生活できるよう将来に向けた準備の3ポイント

退職金がなくても生活できるよう将来に向けた準備の3ポイント

人生の選択肢が多様化するにつれて「仕事で稼ぐお金」も多様化しています。

ボーナスや退職金は、どんな仕事でも当たり前に受け取れるわけではありません。働き方が多様化するということは、収入の状況も多様化しているということを意味します。「退職金がない」のが珍しくない時代、老後のためにどういった準備をしておく必要があるでしょうか。

3つのポイントで解説します。

働き方の多様化と三大支出

学校を卒業したら定年まで一つの会社に勤める。そして、退職時には退職金を受け取り、年金を受給しながら趣味や旅行を楽しむ。日本のアニメやドラマで描かれる、一つの人生のかたちです。一昔前まではこのような終身雇用のサラリーマンの人生設計が一般的でしたが、現在は「色々な仕事のかたち」「多種多様な人生のかたち」を自由に選択しやすい時代になりました。

フリーランスとして自らの特技を生かして報酬を得ている人がいれば、世界を飛び回って仕事をする人もいます。いくつもの資格を駆使して個人で事務所を運営している人や、若くして事業を立ち上げる人もいるでしょう。同じ会社に勤めるのも一つの働き方ですが、キャリアや目指す生活に合わせて職場や仕事を変えるというやり方もあります。

働き方が多様化しても、人間の基本的な生活はそう大きくは変わりません。つまり働き方に関わらず「人生の三大支出」と呼ばれる資金が必要であることは変わらないのです。フリーランスとして働いていても、会社員として勤めていても老後はやってきます。住宅を購入するためには住宅資金が必要になり、子供が産まれれば教育資金も準備しなければいけません。

退職金がないひとのお金の貯め方と考え方

将来のお金の問題で大切なことは「働き方が変わると、人生もお金の使い方も変わってしまう」と考えることではなく、「働き方が変わっても、住宅資金・教育資金・老後資金(三大支出)は変わらない」と理解し、働き方や収入の状況に合わせて資金の準備をすることです。働き方が多様化しても、「支出の基本」や「お金を貯めることの基本」は変わっていないのです。

言い換えれば、退職金がないからまとまった額のお金を得ることが難しいと考えるのではなく、自分の仕事やライフスタイルに合った貯め方を考える必要があるということです。必要資金を試算し、色々なサービスを比較検討して支出に備えることが重要です。

三大支出を考えてお金を準備するための3ポイント

お金を準備するためのポイントは「試算」「運用」「再計算」です。

住宅資金を例に考えてみましょう。住宅を購入しても、退職金がなければ将来まとまった額の返済が計算できないかもしれません。ボーナスがなく、収入にも波があれば、毎月決まった額の返済を続けることも難しいでしょう。だからこそ、「試算」は厳密に、そしていくつかのシナリオを想定して行います。

例えば頭金を2割用意し、月々の住宅ローン返済を5万円にするパターンや、返済を10万円にしてその分だけ頭金を減らすパターンなど、自分の生活スタイルや仕事に合わせていくつかの「お金のやり繰りのストーリー」を考えます。このストーリー作りが「試算」です。

お金のストーリーの中で自分の生活に一番適したものを選んだら、次は「減らさないように」「低リスクを中心に」などストーリーに合わせて「運用」します。そして、収入状況に合わせて試算にずれが起きていないか定期的に「再計算」します。退職金には期待できないからこそ、常日頃の収入状況を確認し、都度、再計算により軌道修正をするのです。

多様な働き方の中から仕事や職場を選ぶ時、そこには自分なりの「仕事設計」や「人生設計」を持っていると思います。フリーランスとして仕事をしている人は、収支の計算も自分で行っていることでしょう。働き方が多様化するということは、収入状況も多様化するということなのです。

重要なのは、自分の収入を考えて「ストーリー作り(試算)」をすることです。そして、収入や仕事の状況に合わせてストーリーを選び、その時々の資産状況に合わせて軌道修正を行うことも忘れてはいけません。

ライフスタイルに仕事を合わせるように、仕事にお金を合わせる。多様化する今の時代に、必要な「お金の考え方」ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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