【攻めのマンション管理 #2】「お任せ投資」でもここだけはチェック! 修繕積立金はなぜ上がるのか?
不動産投資にピリッと「攻めのスパイス」を!
投資を始めたばかりのオーナー様から多いのが、こんなお悩みです。
「確定申告の準備をしていたら、修繕積立金が上がっていることに気づいたけど、なぜ?」
「建物管理会社の都合で修繕積立金を勝手に上げられているのでは?」
お手元に届く総会資料に記載されている「修繕積立金改定(値上げ)」のお知らせ。ドキッとしてしまいますよね。
連載第2回となる今回は、お任せ投資でも知っておきたい「修繕積立金が上がるカラクリとその対策」についてわかりやすく解説します!
まず結論! プロがお答えします
Q. 修繕積立金の値上げは「損」なんですか?
A. いいえ、損ではありません。
むしろ、皆様の「資産価値(将来の売却価格)」を守るために必要なポジティブな投資です。
実は、値上げの多くは管理会社の勝手な都合ではなく、「あらかじめ決まっていた計画」や「社会情勢の変化」によるものです。
適切な値上げが行われないマンションの方が、将来ボロボロになり、いざ売却しようとした時に価格が大きく下がってしまうリスク(スラム化のリスク)があるのです。
では、なぜ修繕積立金は上がるのでしょうか?
理由は大きく分けて以下の3つです。
修繕積立金が上がる「3つの理由」
理由1:日本のマンションの主流「段階増額積立方式」
これが一番大きな理由です。
日本の多くのマンションでは、新築時の購入者の毎月の支払いを軽く見せるために、最初は積立金を安く設定し、数年ごとに段階的に値上げしていく方式が採用されています。
つまり、「上がるべくして上がっている(最初から計画されている)」ケースがほとんどなのです。
理由2:建築資材・人件費の高騰
ニュースでもよく耳にするインフレの影響です。
マンションの大規模修繕工事には、足場を組む鉄パイプや塗料などの資材、そして職人さんの人件費がかかります。
数年前に立てた計画よりも、現在の適正な工事費用が社会的背景により上昇しているため、修繕積立金を見直す必要が出てきます。
理由3:建物の経年劣化
人間が年齢を重ねると定期検診や治療が必要になるように、建物も10年、20年と経てば、雨風や紫外線によるダメージが蓄積します。
また管理を適切に行っていても、甚大な台風被害などによって想定外の修繕が必要になることもあります。
本当のリスクは「管理状況のブラックボックス化」
ここまでで、計画的な値上げは「悪」ではないことがおわかりいただけたかと思います。
しかし、世の中のマンションの中には、
「資金不足で必要な修繕が先延ばしにされ、ある日突然、想定外の大幅な値上げや一時金の徴収が発生してしまう」
というケースも存在します。
このような事態に陥るまで気づけない背景には、「業界全体の構造的な課題」があります。
賃貸管理など日々の業務は「賃貸管理会社にお任せ」で全く問題ありません。
しかし、マンション全体の資金計画までお任せしきってしまうと、オーナー様ご自身で財務状況を把握しづらいのが現実です。
その結果、気づかないうちに管理状況がブラックボックス化してしまうのです。
では、どうすればご自身の大切な資産を守ることができるのでしょうか?
その最大の防御策であり、「攻めのマンション管理」となるのが、「早期から管理組合の役員(理事)に就任して、自分の物件の管理状況を自ら適切に把握し、より良い方向へ導くこと」です。
知識面は「RENOSY」にすべてお任せください!
「役員になってマンションの運営に関わるなんて、専門知識もないし難しそう……」
そう不安に思われた方も、ご安心ください!
オーナー様に持っていただくのは「自分の資産は自分で守る」という前向きなアクションだけで十分です。難しい専門知識のサポートは、すべてRENOSYのチームにお任せください。
RENOSYでは、マンション管理組合からの重要なお知らせや総会資料などをデータ化し、オーナー様にお送りするサポートを行っています。
さらに、「建物管理サポート」にご相談いただければ、分厚くて難解な総会資料(議案書)や長期修繕計画書をプロの目で読み解き、
「今、物件の資金は適正か?」
「役員としてどう意見を出すべきか?」
を的確にアドバイスさせていただきます。
「オーナー様の主体的なアクション」と「RENOSYのプロの知識」、この両輪が揃えば、マンション管理は決して怖くありません。
次回予告
「なるほど、上がる理由はわかった。でも、実際に『値上げの決議案』が届いたら、オーナーはどう動けばいいの? 言われるがままに賛成していいの?」
そんな不安をお持ちの方のために、次回の第3回は、「もし修繕積立金の値上げ通知が来たらどうする?」をテーマに実践編をお届けします。
お楽しみに!
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