福岡市城南区の行政の中心地。七隈線利用で都心アクセスも良好!「別府駅」が暮らしやすい街として注目される理由|まちの住みやすさ発見
見知らぬ土地に不動産を購入する際は、物件だけでなく周辺の環境を知っておきたいもの。現在の様子はもちろん、未来のまちを事前に把握できると、購入物件の将来の資産価値も予想しやすくなります。たとえば、商業施設やホテルが増えると雇用が創出され、賃貸需要が高まるといったケースも。「まちの住みやすさ発見!」では、さまざまな角度からまちのよさに迫ります。
今回は、福岡市地下鉄七隈線の別府(べふ)駅周辺をご紹介します。
別府駅とは
別府駅周辺は、福岡市城南区の行政・生活の拠点と位置付けられるエリアです。城南区役所や城南区保健福祉センターなどの行政・公共施設が集積しており、日常の手続きや暮らしに関わる機能が徒歩圏内にまとまっている点が特徴です。
交通面では、七隈線沿線に位置し、都心の中枢である天神南駅まで約10分と高い速達性を備えています。さらに、2023年3月27日に七隈線が博多駅まで延伸開業したことで、JRの在来線や新幹線、空港線といった福岡都市圏の主要な交通結節点へのアクセスが大きく向上しました。この延伸により、電車移動の利便性を重視する層にとって、別府駅周辺はさらに魅力的なエリアとなりました。
また、福岡市内では、バスの利用も活発です。西鉄バスをはじめとする事業者により、市内に広範なバス路線網が整備されていることなどにより便利な利用がかなう環境となっています。
七隈線沿線の開発情報
博多駅周辺
「博多コネクテッド」は、福岡市が2019年から本格始動した博多駅周辺の大規模な都市再開発プロジェクトです。博多駅を中心に約80haのエリアで、地下鉄七隈線延伸やはかた駅前通りの再整備、ビルの建て替え促進などを通じて交通基盤の強化と都市機能の向上を図ります。耐震性の高い先進的な建物や歩行者ネットワークの整備によって、駅のにぎわいを周辺へ広げ、ビジネスや観光、生活の各面で魅力あるエリア形成を目指す施策です。
天神南駅周辺
天神南駅周辺で進む「天神ビッグバン」は、福岡市が天神地区の老朽化した建物の耐震化や都市機能の強化を図るため進める都市再生プロジェクトです。活断層帯である警固(けご)断層による地震のリスクがある中、建築更新期を迎えたビルを高い耐震性を備えた先進的なビルへ建て替え、安全・安心な環境の創出と新たな空間・雇用・税収の創出を目指します。併せて緑や水辺、文化芸術等の魅力を活かしたまちづくりを進め、市民や企業に選ばれる都市空間を形成しています。ビルの建て替えと合わせ、公共空間の整備も進行中です。
渡辺通駅周辺
渡辺通駅では、「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」が進行しています。福岡市中央区渡辺通2丁目地区で進められている大規模な都市開発計画で、九州電力、電気ビル、ふくおかフィナンシャルグループ傘下の十八親和銀行、福岡商事の4社が共同で推進しており、新たなオフィスビルを核として地域のにぎわい創出を目指します。計画は「協働・共創の促進」「脱炭素ビルへの挑戦」「地域との共生」をコンセプトに掲げ、再生可能エネルギーの利用によるCO₂排出量実質ゼロを目指すオフィスを建設します。また、天然芝の緑地広場やカフェ棟などを設け、地域交流や沿道の魅力づくりにも取り組む計画です。2028年の竣工を予定しています。
橋本駅周辺
「福岡市橋本駅前土地区画整理事業」は、橋本駅周辺の市街地形成と交通結節機能の向上を目的に進められているプロジェクトです。本事業は橋本駅前の約7.3haで進行し、駅前広場の整備やバス・オンデマンドバスの乗降場といった交通機能の強化が進められています。新しい駅前広場が2024年5月から利用開始となり、交通結節点としての利便性の向上が図られています。整備によって地域の交通アクセスが改善され、住環境や暮らしやすさの向上につながる都市基盤の整備が進んでいます。また、駅前エリアでは分譲マンションと商業施設の複合開発が計画されるなど、周辺地域の発展が期待されています。
城南区の基本情報
別府駅の位置する、福岡市城南区の総人口は、約13.5万人(2025年12月1日時点)、福岡市全体の人口の8.1%です。2020年を基準時点として推計した福岡市の将来人口において、城南区は、2050年において約13.7万人と想定されており、以前の推計を上回るペースで増加しています。
通勤・通学エリアの企業・大学
| 企業名 | 従業員数 |
|---|---|
| 九州電力株式会社 | 21,092名(連結、2024年3月31日現在) |
| 九州旅客鉄道株式会社 | 7,614名(2025年4月1日現在) |
| 株式会社クラフティア | 7,241名 (2025年4月1日現在) |
| 西日本鉄道株式会社 | 4,586名(2025年5月30日現在) |
| 大学名 | 在籍者数 |
|---|---|
| 中村学園大学 | 4,269名(大学院・大学・短期大学部合計、2025年5月1日現在) |
| 福岡大学 | 20,283名(大学院・大学合計、2025年5月1日現在) |
七隈線沿線には多くの大企業の本社や支社が集積しており、別府駅からの通勤に非常に便利です。また、別府駅には「中村学園大学」があるほか、七隈線沿線には「福岡大学」もあり、多くの学生が過ごすエリアともなっています。
現在のまちの様子(2025年12月時点)
別府駅北側
別府駅の北側は、城南区役所が近く、通勤・通学や用事の行き帰りに街を行き交う人の姿が目立ちます。「サニー別府店」や「ハローデイ 別府店」など大型のスーパーマーケットもありながら、個人店の活発さに目を惹かれます。お好み焼きの「小鉄」、コーヒー店「ALACOFFEE」、「うどん 和助 本店」、パン好き店主の「kissaten ぱんフレット。」、九州素材にこだわったチーズケーキ専門店の「Cheesecake Lemon」など、つい立ち寄りたくなるようなお店がたくさんあります。
1番口近辺は、南北に「城南学園通り」が通り、学生も多く活発な印象のエリアとなっています。
別府駅南側
別府駅の南側は、大通りを越えると細い生活道路が張り巡らされ、住宅街の色合いが一気に濃くなるエリアです。一軒家の多いエリアや、別府天満宮周辺の団地など、生活の場としての街並みが広がります。
また、栄養系、教育系、商学・経済学系の学科のある「中村学園大学」もあり、学生のにぎわいも。飲食店も点在し、個人店が集まる一角も見られ、静かな住環境の中に地域らしい個性が感じられます。別府駅南側エリアから六本松駅周辺エリアにかけては、自家焙煎のコーヒー店が多い印象です。
六本松駅
六本松駅周辺は、かつて「九州大学六本松キャンパス」があったエリアです。現在でも人通りが多く、にぎわいにあふれています。特に「アマムダコタン」は常に人気が高く、系列店は博多駅前で行列をつくるほど注目を集めています。「九州大学六本松キャンパス」の跡地に誕生した「六本松421」は、商業施設と教育施設が一体となった複合施設で、入居の福岡市科学館には、プラネタリウムや展示を目的に、園外保育や社会見学で訪れる子どもたちの姿も多く見られます。大学跡地裏手にも個人や小規模の飲食店が多くあります。学生のための安くて大盛りの美味しい食堂が残っていたり、一方で新しいおしゃれな飲食店が開業していたりと、散策にも楽しいエリアです。
行政機能と都心アクセスを備え、穏やかな暮らしが広がる街
別府駅周辺は、城南区役所をはじめとする行政機能が集積し、日常生活の利便性が高いエリアです。七隈線を利用すれば天神南や博多へ短時間でアクセスでき、沿線では再開発も進行中。近隣の六本松エリアのにぎわいも生活圏に収まり、利便性と穏やかさのバランスが取れた街として、今後も注目されるエリアといえるでしょう。
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