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作成日: 2020.08.28

【マンション査定方法】損しない売却のためのポイント

【マンション査定方法】損しない売却のためのポイント

マンションを売却したいと思ったら、はじめに不動産会社に連絡して査定を受けます。査定とは、物件をすみずみまで調べ、市場においてどれくらいの価値があるかを調べること。できるだけ高く査定してもらうためには事前の準備が欠かせません。マンションの査定方法とはどのようなものなのかを知り、損をしないためのポイントを押さえましょう。

マンション査定の流れ

マンション査定は主に次の5つのステップで行われます。

(1)「一括査定サイト」などで簡易査定
(2)不動産会社に訪問査定を依頼
(3)物件調査
(4)家主への詳細な聞き取り 
(5)査定額を報告

まずは、インターネットの不動産売却情報などを扱うサイトで「簡易査定(机上査定)」を受けるのが一般的です。提供会社によって異なりますが、6社〜10社に一括で手持ちの物件の査定を依頼することができます。返答があったら、価格の妥当性や対応の良し悪しなどから信頼できそうな会社に訪問査定を依頼することになります。

実際に物件を見てもらい、より詳細なチェックを受けます。このときに設備の故障や修繕履歴、壁や床の損傷などがあるなどのマイナスポイントも正直に伝えるようにしましょう。売却後のトラブル抑止にもつながります。

訪問査定が終わったら査定額が知らされます。このときに、金額の根拠についても忘れずに説明してもらいましょう。不自然な高額査定の場合は、そのまま売りに出しても買い手がつかず、結果的に大きく値下げせざるをえないこともあるので注意が必要です。

査定額と査定内容に納得できたら、媒介契約を交わしてようやく売り出しへと進みます。このときの担当者とは売却完了までの間、さまざまな報告などで何度もやり取りをすることになります。できるだけ相談しやすく親身になってくれるような担当者を選ぶのも重要なポイントです。

マンション査定を依頼する方法

マンションの査定を行うのは不動産会社、ないしは不動産鑑定士などの専門家です。懇意にしている不動産会社があればそこにお願いするのも手ですが、第一段階としてはやはり簡易査定をするのが一般的でしょう。

簡易査定(机上査定)では、不動産会社はサイト上に入力された物件の情報をもとに大まかな査定を行います。住所や専有面積築年数など基本的な情報から価格を割り出します。一括査定サイトでは一度に複数社に依頼できるため、何度も同じ情報を伝える手間も省けます。

依頼から数日で査定額が知らされるので、その中から実際に訪問査定に来てもらう不動産会社を選ぶことになります。この時もいきなり1社に絞るのではなく、複数社に見てもらう方がおすすめです。相対的な価値が見えてくると同時に、不動産会社ごとの売却に向けての提案を比較し、より相性の良い業者を選ぶことができます。

不動産会社の選び方

重視すべきなのは「提案内容」です。

提案内容とは、売却する際にどのような売り方をするのか、どのようなサービスが受けられるか、戦略を持っているかどうかです。物件を売却するための販売経路や、魅力的にPRするための方法、売れなかった場合の対策など、各社の提案内容から判断しましょう。

また担当者の「実績」も確認ポイントです。実績とはどれだけ多くの物件の売却に携わってきたかです。同様の物件の売却に際したノウハウを持っているか、担当しているエリアによっても差があります。

販売チャネルを多く持っている大手か、地元密着型か等、一概に何が良いというのは難しく不動産会社次第と言えます。何より、人間として信頼できる担当者とめぐり合うのが売却をスムーズに進めるための第一歩です。

不動産会社を選んだ後

訪問査定の前までに購入時の売買契約書や管理規約、間取り図などの書類を揃えるようにしましょう。また、訪問時に撮影した部屋の写真が物件紹介としてインターネットなどに掲載される場合もあるので、事前に最低限の片付けや掃除をしておくと安心です。

できるだけ高く売却するためのポイント

査定に際しては、基準となる項目がいくつかあります。たとえば、最寄り駅からの距離や周辺環境などの立地条件、部屋数や収納の多さ、築年数耐震構造の有無、設備の状態などです。

私たちが物件を探す際に重視するポイントが、売却の際の査定でも評価を分けます。しかし、そのほとんどは物件自体がもともと持っている価値のため、いざ売却を決めたからと言ってより良い条件に変えられるものではありません。それでも、できるだけ高く売るためにはどうすればいいのでしょうか?

時間に余裕をもつ

まずは、売却までに時間がかかることも想定し、余裕を持って不動産会社に相談しましょう。早く売ってしまいたいと焦っては、最も重要な業者選びもおざなりになってしまいがちです。また買い手が現れるのを待ちきれず、大幅な値下げに同意せざるをえなくなる場合もあります。

売却は買い手を探し、内覧や条件の交渉を経て成約となるもの。ときには内覧や交渉を何度も繰り返してようやく、といったケースもあります。時間の余裕があれば心にも余裕が生まれ、交渉の場においても冷静に話を進めることができるでしょう。売却を検討するなら、早めの行動が吉です。

常に清潔に

良い条件のまま物件を売却するためには、買い手にとって「住みたい」と思わせるように見せることも重要です。購入希望者が現れたら内覧のステップとなります。その際、掃除が行き届いていなかったり傷や汚れが目立っていたりしてはせっかくのチャンスも無駄になってしまうかもしれません。

内覧の前には部屋を掃除し散らかった印象を与えないようにしましょう。とくにキッチンや浴室、トイレなど水回りは汚れが目立つのでいつもよりも念入りに掃除することをおすすめします。またにおいに敏感な方もいるので、内覧前には十分に換気し、部屋に空気がこもらないようにしておくとより好印象を与えられるでしょう。

マンション売却は売り出し時の価格で買い手がつけば運が良い方です。たいがいは値下げ交渉が待っています。当初の査定額と同じとはいかなくても、なるべくなら近い金額で売却したいもの。そのためにも時間をかけてじっくり買い手を探すこと、また、買い手に良い印象を与えて購入につなげるのが高く売るポイントです。

まとめ

マイホームの購入は人生の一大事です。同時に、売却する際にも大きなお金が動きます。高値で売れるかは、マンションの査定次第といっても過言ではありません。物件の価値をよく知り、アピールすべきところを見極め、損をしないための知識や方法を身につけておきましょう。

※本記事の情報は、信頼できると判断した情報・データに基づいておりますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。法改正等により記事執筆時点とは異なる状況になっている場合があります。また本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

この記事を書いた人

RENOSYマガジン編集部

「不動産やお金の疑問をわかりやすく解決するメディア」を掲げ、本当にためになる情報の提供を目指すRENOSYマガジン編集部。税理士やファイナンシャルプランナーの人たちと共に、中立・客観的な視点で「不動産とお金」を解説、読んでいる人が自分の意思で選択できるように日々活動している。

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