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間口
まぐち
間口とは、不動産取引などの場面において、土地の形を表す際に使われる用語です。道路に対して接道している必要があります。道路に接する方向を間口、道路に垂直な方向の長さを奥行といいます。
一般に間口が狭いと、動線計画、避難計画上不利になり、また重機や機材の搬入ルートが限られるため、施工の難易度も上がります。
江戸時代、間口に応じて課された税に間口税がありました。古い町並みが残っているエリアでは、間口税の影響で、間口が狭く、奥に細長い形の土地が多い傾向にあります。京町家の成り立ちは、そのような街区形成と密接にかかわっているとされ、間口が狭く、奥行が深い平面構成となっています。
土地の間口・奥行に応じて、敷地形状を形容する呼び方があります。間口が狭く、奥行の深い形の土地を、その細長い形状から「ウナギの寝床」といいます。道路から見て奥の部分の幅に対して、接道部分付近の間口が極端に狭い形状の土地を、旗竿地・旗竿敷地(はたざおち・はたざおしきち)といいます。